燃料系統リフレッシュ

燃料系統のリフレッシュを兼ねて大容量ポンプと大容量プレッシャーレギュレーターの取替です。

付属フィッティング AN6

必要パーツはキノクニで揃えました。
燃圧計はSARDが生産終了となっていましたので、東名パワード製を選択。
今回はナイロンメッシュホースを使用していますが、燃料系統なのでテフロンメッシュホースの方が高価ですが、耐久性を考えるとおすすめです。間違いないのは純正の耐ガソリンホースですかね…

フューエルレギュレーター取付の為のステーを製作

フィッティング等に使うシールテープは必ず耐ガソリン用テフロンテープ(MIL規格)のものを使用しましょう。
ホームセンター等市販のものは溶けるので燃料漏れのリスクもあり危険です。

シールテープの巻き方等はネットで検索してもらえると資料がありますので是非参考にしてみてください。
巻き過ぎ注意です！

フューエルレギュレーターに取付ステー、フィッティング、燃圧計取付完了です。

フィッティングの締め付け具合にはいつも悩まされます。漏れなればOK…と言う曖昧さ
ネジ全体の50%近くが締め付けでかかれば問題ないそうなのですが…自分の場合は念のため少しかじり気味になるのは覚悟で締め付けしています。
締め付けすぎるとフィッティングがアルミの為潰れてしまいます。
シールテープもダメになるので燃料漏れのリスクが…
もちろん緩くてもダメですが…

NPTアダプター アールズ製のものを使用します。
テーパーネジ部を締め込んで固定した後でも360度回転する優れものです。

純正プレッシャーレギュレーターを脱着します。
大容量燃料ポンプに変えると燃圧が上昇するため調整式のプレッシャーレギュレーターに交換する必要があります。
過走行の場合、経年劣化に伴い純正部品でも燃圧低下やリークを考慮して交換する方がいいかもしれません。

アダプターの取付。
純正のリターンの配管は撤去しました。

ナイロンメッシュホースにフィッティングの取り付けです。
専用のアッセンブリーツールを使用して確実に取り付けします。

燃料ラインの完成です。

アールズ製のアダプターのおかげで無理なく燃料ラインが取り付けできます。

プレッシャーレギュレーター、燃料ラインの取付も完了。

燃圧の調整と漏れの確認です。
完全暖気後アイドリングでバキュームホースを取り外し(大気圧)で、基準値3.27〜3.33kgf/cm2に調整します。
調整後ホースを接続し、インマニ負圧分燃圧が下がっていればOKです。

大容量燃料ポンプは275L/Hタイプを選択。
265L/Hタイプとの違いは燃料ポンプの容量とリリーフ圧(4.6kgf/cm2)の違いです。
275L/Hタイプのリリーフ圧は6.5kgf/cm2です。
SARDの純正フィルターは形状が悪くフューエルサクションサポートが干渉する為純正の物に変更しています。
ジェットポンプキラー(大容量ジェットポンプ)も同時に取付。
燃料のリターン量の増加に伴う対策ですが…若干温間始動時や燃料が少ない場合などに始動不良(クランキングが長い)等の症状が出やすいかもしれません。純正ジェットポンプにプレッシャーレギュレーターがついているのですが、取り外してしまうので燃料ラインの残圧保持が難しくなっているのかもしれません。
自分の場合はインジェクターの後ダレの可能性もありますので今後インジェクターとデリバリーパイプ、パルセーションダンパーの取替を実施予定です。

専用アダプターの取付に注意が必要です。
しっかりと真っ直ぐ組まれていないとここから燃圧が逃げてしまいます。
取付時非常に固いのでよく確認することをおすすめします。
Oリングも再使用(純正部品未供給の為)なので傷、変形等チェックして組み込んでください。
代替として他車種のフューエルポンプフィルターシール(純正部品供給あり)を使用するのもありかもしれません。
流用可能かどうか未検証の為もしお分かりの方いらっしゃいましたらご教示願います。