つづくとか言いながら1ヶ月半も空いてしまいました。
書きたい内容が少しずつ増えてきたのでブログ更新頻度も上げていきたいところです。
前回マークIIをヤフオクの個人売買で購入・引取をし、車屋に入庫するところまで書き綴りました。
今回はエンジン・ミッション載せ替えのために入庫した後の話になるのですが、結論から言うと載せ替え完了まで
約1年間かかりました
そんなことある?w
あったんですよ実際。。。
もちろん、預けた車屋もつきっきりで作業してくれるわけではなく、他の客の車の作業の合間合間でやってもらってはいたのですが、2019年7月末に預けて、9月くらいまで作業が立て込んでいるから、と1カ月半は駐車場で眠り(この間に車検が切れる)、「作業始まれば2~3ヶ月で終わるよ」と言われ、作業開始はまだかまだかと休日の度に毎週様子を見に行きました。(埼玉の越谷なので地味に距離がある)
結局作業が始まったのが10月はじめ頃でしょうか。
既に預けてから2ヶ月以上は経過しています。
そこから2~3ヶ月だから年内には終わるかどうか、という話でした。
リフトで上げられている状態のマークII。
上げられた状態で何ヶ月も経っているのでローターがサビサビです。。
(ボンネットはずされて屋根の上にのってるw)
このとき既にコーナーレンズをツアラーのオレンジからグランデのクリア加工したヤツに交換しました。
マフラーもミッションもペラシャもはずされてスッカスカのシャーシ。
はずされたオートマミッション(ゴミ)。
なにげに後期ツアラーSだけ5速オートマなのでレアっちゃレア。(ツアラーVは4AT)
需要はないだろうけど..
降ろされた1JZ-GEエンジン(産業廃棄物)
街乗りするだけなら悪くないエンジンだけど、パワー不足感は否めない。
搭載待ちのYAMAHA名機1JZ-GTE(VVT-i)
社外の軽量フライホイールが既に嵌ってます。
純正よりも価格が安く、レスポンスも良くなります。
純正クラッチ+軽量フライホイールのバランスがとても乗りやすい。
この写真撮ったのが2019年12月ですが、結局年内にエンジンとミッションが乗っかることはなく、さらに2ヶ月くらい経ってから載せ替え完了となりました。
さらに配線関係がうまくいかなかったりで時間がかかり。。。
これは自分のせいでもあるけど、ABSもツアラーVのモノにしてというリクエストをしたのでだいぶ苦戦したそう。(大体載せ替え車両はドリ車=ABSレスにするらしい)
なんやかんやありまして結局動かせる状態にまでなったのが2020年4月(預けてから約8ヶ月経過)
だっさ...w
エアロついてないとホントただのオッサン車だなー
ちなみにターボ化・MT化するにあたりエンジンミッション以外にも必要なパーツがあります。
■ラジエーター
AT車のモノは使えませんのでMT車用のラジエーターを用意します。
元々1JZは水温が高くなりがちらしいので、できるだけ良い物で冷えるようKOYOの銅3層にFLEXの放熱塗装を施工しました。めっちゃ金かかった。
ふつうに乗るならアルミの2層または3層で充分だと思います。たぶん
■マフラー
NA車とターボ車では違うのでターボ車用のマフラーが必要です。
1Jターボの純正マフラー、中古の相場高すぎんか。。。
程度の良いHKSのサイレントハイパワーの出品があったのでそれを落札。
JASMAマークありの車検対応品ながらまあまあ良いサウンドを奏でてくれます。
でももっと爆音にしたいよね
■ECU
後述しますが、車速の関係でMT載替してコンピュータがAT車そのままだとVVT-iが作動しないそう。
AT車コンピューターの配線加工でもいけるようですが、自分は不安だったのでMT車の純正ECUを買いました。
相場は3万円~
高すぎんか..
■プロペラシャフト(1軸)
AT車とMT車では長さが違うのでMT車用が必要です。MT車用のが長い。
JZX100はまだ新品が手に入るようですが、価格が10万円超えしたと思います。
でも手に入るいまのうちに新品ストックしておきたいですね...
できれば駆動系は中古よりも新品を使いたいところ。
余談ですがJZX110系や17クラウンにMT載せ替えようとしたらそもそもペラシャの新品がもう手に入らないみたいで、中古でもタマ数がほぼないので入手困難らしいです。
JZX110のMT載せ替えする人大変そう(他人事
■デフ、ドラシャ
後期ツアラーSは8インチデフなのでいけなくはないですが、ドラシャが木の枝みたいに細いので、280psのパワーを受け止めるにはドラシャをツアラーV純正の太い棒にしなければいけません。
それに伴いデフもツアラーVのモノにします。
デフはオートマ車が3.9ファイナルのオープンデフ(OPでトルセン)
純正MTが3.7ファイナルのトルセンLSD(標準)です。
速度はミッション(ショップのやり方によってはABSの車速)からとってますので、オートマの3.9ファイナルだとスピードメーターが若干狂います。
ドナーのチェイサーがAT車だったため、3.9オープンデフを積む予定でしたが、自分はメーター狂うのが嫌だったので、ヤフオクでJZX110の純正MTデフ(ファイナル3.7のトルセンLSD)という地味にレア物を見つけたのでそれを持ち込みました。
またまた余談ですが、オープンデフは機械式LSDを組む際の材料になるのですが、上記のとおりツアラーVはファイナルがATデフでも3.9とだいぶハイギヤード(最高速向け)なのでドリフトする人にはギアが合わないそうです。
そこでNAグレードの4.1ファイナルを流用して機械式LSDにするのがドリ車の定番チューンなのですが、グランデ系や前期ツアラーSは7.5インチデフなのでツアラーVには入りません。
しかし後期ツアラーSの場合元々ツアラーVと同じ8インチデフのところに4.1ファイナルのオープンデフというドリ車乗りからするとうってつけの材料なんですね。
使えないゴミなのに地味にレア物なので中古で売ればまあまあ良い値段になるかなーと思ってヤフオクに出したけど、110のトルセン買った分が少し浮いたかなー程度の金額にしかなりませんでした。(ノA`)
他にもあるかとは思いますが、ざっとあげるだけでもこんなところです。
諸々用意して可能な限りツアラーVに近づけた結果、リアのブレーキローター以外はツアラーVそのものになりました。
(ツアラーSのリアブレーキローターはソリッド、ツアラーVはベンチレーテッドという違いがあります。まあ後ろだから別にいいっかって)
MT載せ替えを売りにしてる有名ショップは多々ありますが、ここまで忠実にツアラーVに近づけてくれるところはそうそう無いと思います。
かなり丁寧に作り込んでくれたのは大変ありがたいのですが、納車まで10ヶ月もかかるのはさすがに時間かかりすぎでは。。。
単純に作業が丁寧すぎたり苦戦して時間がかかる分にはむしろ良く仕事してくれてると思うのですが、大半はなにもせず放置で時間がかかったわけですからね。
こんなに時間がかかるってあらかじめ知っていたら預ける前に一時抹消しておけば2019年の自動車税が無駄にならずに済んだのに😡
納車したあともいろいろトラブルがあったのですが、続きはまた。
まさかの3部作