こんにちは。井上です。
今日は私が属しておりましたサポート隊1班の目線からみたモンテカルロラリー(本番)を、写真メインでお伝えして参ります。この中には井上の個人的な体験も含まれます。笑’
まずはサポートの形態から。少しややこしいですがお付き合いください。
学生は4グループに分かれ、1〜4「班」としてサービスをしました。
一方、サポートカーの運転をしてくださる大人の方がたも4グループに分かれ、1〜4「号車」として移動をしました。
学生と大人で「班」と「号車」に分かれましたが、ルートや路面状況などを考え、それぞれ適した日に適した組み合わせで動いていました。(つまり1班だからといって1号車とはかぎらないということです。)
その中で、私は1班となりました。1班のメンバーは、高橋・井上・折田・前山です。
スタート前。(1班ではありませんが・・・。)
直前!なんですが、キャブを調整します。笑’
スタート前のセリカ、トレノ。
実は、トリノはチョコレートの発祥地らしい(そして僕はチョコレートが大好き!)ので、少しトリノのチョコを見て周りたかったのですが、スタート後の1班にそんな時間はありません。2台が出発したら駆け足でサポートカーに乗り込み、第一サービスの地ブリアンソンへ。トリノ滞在期間は4時間ほど。笑’
ブリアンソンに到着。気温は−7℃!
ブリアンソンでのサービスを無事済ませ、近くのマックに寄ると、その玄関には銃痕(?)が。
次のサービスはソスペルにて14時間後。競技車はぐるっとまわってくるが、私達はショートカットでその1/3も走らないので、これは余裕♪と思っていた矢先・・・。(※写真は競技車のルートですが、かなり大雑把なものです。)
とんでもない雪道!!こんなところをFRのミニバン(夏タイヤ)でこのまま走ることはできません。チェーン装着です。
しかしこのような雪山にもちらほらと集落が見受けられました。こんなところでも生活はできるんですね・・・。こんな雪山でも日本にはないオレンジの街灯が心を落ち着かせてくれます。(ナビをしていた私以外の学生は皆寝ていたため、この光景は最前列にいたメンバーのみのものでした)
フランス→イタリア→フランスと、二度過酷な山を越え(上の地図にあるバルスロネットのあたりからは競技車と同じルートです)、やっとこさソスペルに到着・・・したのですが、ここにハイオクのあるガソリンスタンドがなかったので、仕方なくもうひと山越え、20km先にある最東端の港町マントンへ。
マントンでは私のミスコースで高速に乗ってしまうといったアクシデントもありましたが、なんとか給油を終え、サービス地点で待機。他の競技車に手を振って遊んでいました。みんなパッシングやクラクションで返事をしてくれます。
「セリカがソスペルに向けて最後の山に入った」
そう連絡を受け、だいたい1時間くらいで着くだろうという予測をたて、待機をしていたのですが、2時間半経ってもセリカは来ず・・・。
「セリカがクラッシュした!」
ずっと待っていると、突然その電話が入り、私達はそれ以上のことを与えられていない情報に不安になりながらも、現場に急行しました。
「こりゃだめだ」と、私は見た瞬間に思ってしまったのですが、ひしゃげて干渉してしまっているテンションロッド等の足回りのパーツを外したりといった応急処置で、なんとモナコまでゴールをさせてしまいました。すぐにあきらめの気持ちを抱いてしまった自分が情けないです。
木山がブログに書いたとおり競技車、サポートカー共にいきなり怒涛のアクシデントが起こった初日はここで終わりです。(他にもいろいろあったのですが、それは2班以降のブログで。)
それ以降、1班におおきなアクシデントはなく、無事仕事をこなして2台とも完走させることができました。
1班は、とんでもない雪道を通ったり、事故の現場にかけつけたりと、大変なことも多かったのですが、そのぶんいい経験をしたなとも思いました。サポート隊でありながら、「ラリー」の醍醐味を一番味わえた班だったのではないかと思います。
長々としたエントリになってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。次は別の班のストーリ−をご紹介します。
ゴール後は隣のおじさんからシャンパンをいただいちゃいました。
井上
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2012/02/21 05:03:41