和歌山マリーナシティの朝です。
相変わらず風が強くて寒い!
けれど、ここも静かに寝られていいP泊地でした。
朝ご飯、頂きます!
メニューはご飯、お好み焼き風うどん、ハム、大根の浅漬け、シジミの生姜煮、めかぶです。
なかなか、品数の多い贅沢な食事ですな。
9時ちょっと前に和歌山マリーナシティーを出発。
まずは、和歌山駅へ向かいました。
奥さんと娘たちはここで車を降りて、
パパはデリカD:5とトレーラーを回送します。
さて、ここからは奥さんからのレポートになります。
向かった先は和歌山電鉄の切符売り場。
おぉ!
電車に乗る前から、すでに雰囲気満点ですね!
そして、ホームに降りるとぉ〜!
「タマ電車」にご対面ぇ〜ん!!
ここまで来れば、「あぁ、あれねっ!」って、気づいた方もいるかと思います。
そう、猫の「たま駅長」で有名になった和歌山電鉄です!
「日本一心豊かなローカル線になりたい」をモットーに経営されているという和歌山電鉄。
「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」「うめ星電車」など、個性溢れる電車が走っていますが、今回はやっぱり娘たちが一番喜ぶであろう、「たま電車」の時間に合わせてやってきました。
電車に乗ってみるとぉ〜!
これ、図書館ではありません!
電車の車内なんです!
並んでいた本は、猫に関連している本ばかりだったとか。図鑑、絵本、写真集などはもちろん、絵本や小説、漫画なども猫が出てくる本だらけ。
「なんで、こんなところに村上春樹の本が…?って、一瞬思ったけど、確かに猫が出てくる内容の本だったんだよね。」なんて、奥さんが話していました。
もちろん、娘たちが大好きな「11匹のねこ」もあったそうです。
という訳で、二人は早速お気に入りの本を見つけて、座席へ。
そして、気に入った座席はというと、
ふたりで、きつくない?
車内はどこを見ても猫だらけ。
今は亡き「たま駅長」もご乗車になられていました。
和歌山駅から終点の貴志駅までの乗車時間は30分ちょっと。
走り出してしまえば「あっという間」のミニトリップですが、二人はずっとこの「席」で「たま電車」を満喫していたそうです。
終点の貴志駅に到着。
この1枚は長女がシャッターを押したそうです。
着々と使える人になってきましたね。
現在の貴志駅は「二タマ駅長」が駅を守ってくれているそうです。
なかなか、貫禄のある駅長さんですね。
貴志駅は「無人駅」なんだそうですが、二タマ駅長のみならず、カフェなどもあって賑やかな駅だったそうです。
ちなみに、電車の車内は中国の方と思われる旅行者が半分近かったとか。和歌山電鉄のHPを見ても、日本語・英語・韓国語・中国語が用意されているくらいなので、もう立派な観光列車なんですね。
あっという間に終点に到着してしまった電車旅でしたが、娘たちは「猫の電車」に大喜びだったようです。
楽しめて良かったよ!
ところで、貴志駅はとても小さな駅で、HPにも「駐車場はありません」と書かれています。
なので、もちろんトレーラーを牽いて近づくなんてことはできません。そのため、私が回送した「デリカD:5+AVIVA」は駅近くの河原で待機し、トレーラー付きでもピックアップできそうな場所を奥さんに電話で指示してもらってから移動しました。
デリカD:5に乗り込むなり、二人は「電車に猫いた!」って大騒ぎでした。(笑)
さて、これで今回の旅の目的は全て達成です。
あとは、神奈川へ向かってデリカD:5+AVIVA472を走らすのみ。
貴志駅近くから京和奈自動車道に乗り、奈良方面を目指しました。
ちなみにこの道路、今年の8月に和歌山〜奈良が繋がったばかりのようですが、これがまた素晴らしい道路でした。「こんなにタダで走っていいの?」ってくらい延々と無料高速が続き、快適に奈良県に入ることができてしまいました。
さて、西名阪の天理PAで休憩&昼食。
「¥380」と書かれたののぼりに誘惑されて、「すき家」で牛丼を食べることにしました。
今回の9泊10日の旅行で2回目の外食ということもあり、長女は「お店でご飯食べる!」と大喜びでした。(笑)
食後にぷらっと眺めた売店に面白い光景が。
お土産コーナーを見てみると、棚毎に「大阪」「京都」「奈良」「和歌山」「神戸」のお土産が並んでいました。確かに、天理は関西圏の入口であり出口にもなる場所に位置していますよね。よって、お土産を買い忘れていたとしても、ここで一通りのものが買えるということです。なんだか、成田空港みたいですね(笑)。
さて、天理から先は名阪国道で紀伊半島の付け根を横断します。
名阪国道はとても懐かしい道です。
学生時代、バイクで走り回っていた私にとって三重(亀山)から奈良(天理)まで約70kmの自動車専用道路(信号なし)を無料で走れる名阪国道はとってもありがたい存在だったんです。
神奈川の自宅を朝5時に出てR246号→R1号→R23号→R25号(名阪国道)→西名阪自動車道と走っていくと、夕方5時には大阪南港に到着できるんです。そして、大阪南港発18:00の新門司行きフェリーに乗れば、翌朝6時には九州にインできるんです。よって、神奈川→九州の交通費(ガソリン代+道路代+フェリー代+食費)=1万円で済んでしまうんです!
何度、このルートで九州に行ったかなぁ〜。とても、数え切れません。
新門司のレトロな街並みが残る一角には関門海峡が見渡せる喫茶店がありまして、船を降りた後はまずそこに寄って朝ごはんを食べるのが楽しみでした。そして、コーヒーを飲みながら海峡を行き来する船を眺め、文庫本を開いてのんびりまったりして、コーヒーを2回、3回とお代わりして、そして、そのままランチタイム。そして、午後になったら再びバイクを走らす。それが当時の私のいつもの「九州1日目」の過ごし方でした。懐かしいなぁ。
そろそろ、トレーラーを牽いて九州に行きたいな、と思っているところなのですが…やっぱり遠いよなぁ。往復の時間を考えると最低でも2週間は欲しいところ。そんな休暇…取れるかなぁ???
名阪国道を抜けた後は、東名阪へ。
ここで、地図上での紀伊半島一周の旅が完結になります。やっぱり紀伊半島はデカイですね…。今回の旅では、海沿いのほんの一部しか見ていないのに1週間かかったんですから。高野山や熊野街道、そして伊勢志摩etc…紀伊半島の見所はまだまだ盛り沢山。
狭い日本と言えど、一つひとつ見て周るには長生きしなきゃダメですね。(笑)
そしてそして、刈谷PAに到着しました!
9日前にP泊したところです。なんだか、とても懐かしい気分。
さてさて、今日はちょっとだけ急いで明るい時間帯に到着するようにしました。その理由は、ハイウェイオアシスで娘たちを遊ばさせてあげたかったからです。
おっ!
光り始めましたね!
ピカピカに光るハートと星を手にパシャり!
娘たち、かなり興奮気味です。
そして、車に乗りっぱなしで退屈していた子ども達をリフレッシュさせるために岩ケ池公園へ。
刈谷ハイウェイオアシスが奥も広いことは知っていましたが、こんな遊具まであったなんて知りませんでした。
これだったら、ここだけを目的に来てもいいくらいですね。1日いても遊び切れなそう。
そして、遊園地エリアにも行ってみました。
うちの娘達、こんな遊具で遊ぶのは初めての経験です。
長女ったら、怖がるかと思ったら大はしゃぎでした。
(わんぱくパイロットというこの遊具、対象年齢は3歳以上だったもので次女は乗れず…。また遊びに来ようね!)
お次はメリーゴーランド。
こちらは、次女も乗ることができました。
よかったねぇ〜♪
奥さんが話していましたが、メリーゴランドに乗る娘を見ると、父親は悲しくなってしまうそうです。
もう、こんなに大きくなってしまったのか…。
こうやって、自分の元から離れていってしまうのか…。
って。
そう言われると、そんな気がしなくもありません。
こうして華やかな夜景とイルミネーションをバックにしてみると、余計にそんな気もしてきてしまいます…。
う〜ん…まだしばらく先の話だよね?
あぁ、なんて美しい眺め!
旅の最後に、
いい思い出ができました。
トレーラーに戻ったら夕ご飯。
そして、パジャマに着替えて歯磨きをして絵本を読んだら、後は寝るだけです。
長かった紀伊半島の旅も明日が最後。
正直なところ、「おなかいっぱい!」な気分です。我が家がちょっと恋しい気もしなくもない。
外は冷たい風が吹いてるけれど、心はポカポカ。そんな幸せな気持ちでベッドに潜り込み、この旅での最後の眠りに落ちたのでした。
(つづく)
<備忘録>
12月30日
マリーナシティ8:50 → 和歌山駅 → 貴志駅10:50 → 12:30天理PA13:35 → 16:15刈谷PA
本日:牽引有 261km 牽引なし0km
累計:牽引有 1092km 牽引なし152km
総走行距離: 1244km