佐渡島2日目。
疲れている身体にムチを打って朝4時起床。寝ている娘2人をそのままデリカD:5のチャイルドシートに移乗させ、鯵釣りに出掛けました。
釣りに関して、私は一通り道具を揃えて湘南の海岸でルアーを振った時期もあったのですが、あまりにも釣れないため(素人がそう簡単に釣れるハズないのですが…)、釣り竿はお蔵入りしていました。
しかし…
7年程前に佐渡島でキャンプをした時、鯵だけは入れ食いだったんです。あの時の思い出は今でも鮮明に残っており、「またいっちょやってみるか!」と、今回は物置でホコリまみれになっていた釣り竿を持って来てみたのでした。
果たして…獲物はゲットできるかな?
さてさて、とりあえず、子どもが防波堤から海に落っこちては困るので、2人にはドラヤキを与えておきました。
大人しく座って食べててね。
さて、まずはママに子どもの見守りをお願いして、私と妹でスタート!
来るかな?
来るかな?
来たよ!
来たよ!
最初に糸を引いたのはパパの竿でした。
その後、しばらくは「ボチボチ釣れる」といった感じでしたが、「その時」が来たらジャンジャンとかかるようになりました。
鯵を釣るなら5〜6時と聞いてはいたけれど、やっぱり釣りには時間というタイミングが大事みたいです。
「お魚釣りしたい!」ってずっと前から言っていた長女、やっと念願が叶いました。
「お魚釣り」って、絵本でもいろいろなところに出て来るから、イメージは持ててたみたいです。知識を経験に変えることができ、よい機会になりました。
クーラーボックスの中のお魚が増える度に声を出して、大喜び。
ちなみに、鯵を釣る時は、等間隔に5本の針が付いた糸の先端に「パックンチョ」と呼ばれる道具を結びつけます。
このパックンチョで餌のオキアミを鷲掴みにし、海へ投げると餌が水中に撒かれます。そして、その餌を求めて集まってきた鯵が5本の針のどれかにかかるという仕組み。運がよければ、2匹同時に釣れることもあります。
「入れ食い」という程ではなかったけれど、ボチボチと連れ、
釣果は27尾でした。
小さいのばかりなのがちょっと残念だけれど、まぁ、仕方ないか。
大きな鯵も泳いでいるのが見えるのだけれど、大きい分、頭もイイみたいでなかなか食いついてくれないんですよね…。
まぁ、そんなこんなで、
長女の期待を裏切らないで済み、「ホッ」としたパパでした。
さて、家に戻ったら今度は鯵を捌かなきゃなりません。
長女が撮った一枚。
随分と目線が違うもんですね。(笑)
はぁ〜。
疲れました…小さいから余計にね。
釣るのは簡単、捌くのは大変…。
クーラーボックスの中をのぞいた時は「もうちょっと釣りたかったな…。」なんて思ったけれど、いやいやとんでもない。捌くことを考えたら、もう充分です。ヘトヘトになってしまい、途中から奥さんに交代してもらいました。
興味津々な様子で、覗き込む長女。
「おさかな、かわいそう…。」
なんて概念はまだないみたいで、「美味しそう!」って喜んでいました。まぁ、いいことです。人間が生きていくためには、たくさんの命を食べていかなければいけないのですから。
私達が鯵をさばいている間、子ども達にはトウモロコシの皮むきなんかをしてもらいました。
このトウモロコシは、昨夜お風呂から帰ったら玄関に置いてあったんです。妹によると、「多分お向かいさんかな。」とのこと。本当にありがたいですね。
子ども達はトウモロコシが大好物だから、そりゃもう大喜びでした。
さて、出来ました!
なんて、贅沢なお昼ご飯でしょう〜!
いただきまぁ〜す!
午後はご近所さんの家に遊びに行きました。
「ブラックベリーが採り頃だから、食べにおいで!」
と、声をかけて頂けてたんです。
いやはや、すごい木の数…。
「庭でちょっと育てている。」のとは訳が違います。
こんなに立派なブラックベリーがあっちにもこっちにも。
子ども達は言葉を失って食べ続けていました。
甘いブルーベリーでお腹いっぱいになった後、
「カブトムシ見てみる?」
と、誘われて家の裏に行ってみると…
おぉ!
わぁ!
えぇ〜!?
カブトムシって、昼間からこんなにいるもんなの???
最初は怖がっていた長女ですが、段々と慣れて来て、おっかなびっくりと持っていました。
男の子だったら、大興奮だったでしょうね。
こんなに目の前で飛んでいるカブトムシを見る機会なんて、そうないでしょ!?
この後は、昨年もお会いしたウサギさんにご挨拶。
軽トラの荷台がウサギさんのお散歩コーナーだそうです。
そして、最後に…
「車だから持って帰れるでしょ!」
と、こんなにたくさんのジャガイモとタマネギ、ニンニクを頂いてしまいました。
全て規格外で出荷できないものらしいのですが、充分食べられるものです。
いやぁ〜、こんなに楽しませて頂いた上に、こんなにお土産まで頂いてしまってすみません…。
ちなみに、ご近所の家に行くと必ず、「野菜は足りてる?なくなったらいつでも言ってね。」と声をかけてくれるんですよね。本当に恵まれた環境です。
夕ご飯は、ナスとピーマンの炒め物、鯵のお刺身、トマト、そしてご飯とお味噌汁。
自分達で釣ってきた魚以外は全て頂き物です。
う〜ん、
田舎の方って、こうやって助け合いながら生きているんですね。
「豊かさ」ってなんだろう?
佐渡の地元の方々の温かさに触れ、改めてそんなことを考えさせられました。
そんなこんなで、贅沢三昧な一日でした。
今日もおなかいっぱいです!
(つづく)
Posted at 2017/08/15 22:23:34 | |
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