2年

今日で、ギラン・バレー症候群を発症してちょうど2年。
知っているお友達もいますが、実は19年前にもギラン・バレー症候群に
なったことがあります。
この時には2か月入院後在宅リハビリをして1年後に社会復帰しました。
前回は人工呼吸器の必要もなく、手足の麻痺はありましたが
日常生活はなんとかこなすことができていました。

2年前、病院に向かう救急車の中で、自分ではこれは多分、
ギラン・バレー症候群だろうと覚悟し、また長い日々になるだろうと
落胆しました。
入院後あれよあれよという間に悪化して、集中治療室のベッド上で
朦朧とした意識の中で、もはやこれまでかと思いながらも
「大丈夫、前よりも症状は重いけど1年我慢すれば今度も元の生活に
戻れる、大丈夫だ」
と言い聞かせていました。

しかし、その1年後は残念ながら転院先の病院でした。
だけど、そこは日本でもリハビリではトップレベルの病院。
入りたくてもなかなか入れないところに受け入れてもらえたのは
ラッキーでした。
「ここで頑張れば、来年の夏には元通りだ」
そう自分に言い聞かせました。

昨晩、ベッドの中で、
「あぁ・・・ダメだった。一人じゃなにもできないままだ」
いろいろと考えました。
でも、ちょっと考え方を変えてみたら、発症後人工呼吸器まで
ついていて、ちょっと大袈裟に言うと三途の川が見えていても
おかしくなくて車椅子に乗ることすら考えられなかったのが、
1年後にはリハビリに専念できるところまで体力が回復した。
そしてさらに1年たった今日を我が家で過ごし、
こうしてパソコンに向かうことができるのも大きな進歩ではないかと。
歩みはわずかで足踏みはしても後退はしていないと。

さあ、来年の今日はここに何と綴れるのだろう。
ワクワクしてきたゾ(^_-)-☆