2012年03月17日
CX-5 SKYACTIV-D
今日は雨でオイル交換も出来なかったので,試乗に行って来ました.
やはり気になるのは2.2L SKYACTIV-D.現在3ヶ月ちかく納車待ちとの噂で,どんなもんかとワクテカで乗って来ました.
【外観】
マツダらしいアグレッシブなデザインです.でっかい口が開いた顔は,結構強面です.
大きさは思ったより小さく,うちのラシーンよりは大きいですが,近頃のこのクラスとしては妥当なサイズなんでしょう.全長に比べて幅があるので,狭い道では運転しんどそうです.
ホイールは19インチを履いていましたが,見た目にもちょっとオーバーです.標準の17インチのほうがゴムが分厚いので,SUVらしく見えますし,一般的なサイズなので,交換時にも選択肢が多そうです.19インチは専用サイズとのこと.
【車内】
フロント・リヤともにシートの出来が,国産メーカーの中ではいいほうです.フランス車にはかないませんが,意外と柔らかめの表面と,奥でぐっと支えるクッションが効果的です.普通に座っても,フロント・リヤともにちゃんと肩まで支えてくれるシートなので,長距離が楽そうです.
インパネデザインは,3眼メーターで,中央に大きめのスピード,左にタコ,右にマルチ画面という組み合わせです.ステアリングは最近のお約束で小径で握りが太いタイプですが,断面を新設計したとのことで,従来のマツダのステアリングよりは握りやすくなっています.
バックミラーには,バックビュー・サイドビューカメラの映像が映る液晶が内蔵されていて,これが,ミラーで後方確認しつつ,カメラの映像を確認するのが,視線移動が少なくてスムーズです.インパネの画面見たりミラー見たりは首がしんどいですからね…ただ,後方の直視性はほとんどありませんので,カメラ画面は全車標準装備.仕方ないですね.
【走行感】
エンジンをかけるのはイマドキのプッシュスタート式.セルがガッキュンキュンキュンと3回ほどのクランキングでの冷間時スタートです.アイドリングの音質は,従来のディーゼルほどガラガラ言ってはないものの,ガソリンエンジンとは違う音質です.やはりディーゼルらしくガ行の音がします.(ガソリンエンジンはバ行)
走りだすと,一瞬で1速から2速,3速とシフトアップしていき,低回転の豊かなトルクでトルクで走る感じは,ファミリアバンの感覚にかなり近いです.SKYACTIV-ATのおかげで,変速後はほとんどロックアップが効いているので,アクセルのON/OFFでほとんどの速度調節ができます.そして,少し多めにアクセルを踏むと,ターボによって回転数が上がらないのにトルクだけは盛り上がり,ぐぐっとクルマを前に出します.これぞディーゼルターボの醍醐味です.
SKYACTIV-ATは出来は悪くないのですが,やはりエンジンがいいだけに,このクルマはMTで乗るべきと思います.なのに国内はATのみ…おなじ国内工場で作るんだから,国内にもMT仕様を出して欲しいです.
車体の剛性は高いのはわかりましたが,タイヤに石が噛んでたようで,コツコツ感がとにかく気になりました.逆に言えば,それだけちゃんとタイヤの情報が伝わってきてるんですが,19インチタイヤはちょっと市街地では硬いので,17インチがいいですね.できれば,ガソリン用のデザインてっちんをつけてくれたらもっといいです.アルミよりマッシブな感じになって,かっこいいと思うんですが.
そんなこんなで,いい車でした.XD 2WDにHIDとメンテパック・延長保証と,Dopのフロアマットのみでギリギリ300万円を切るそうです.つまり120ラシーンです.
MTが出たら考えますと言って来ました.でもATでいいなら,クリーンディーゼルでこの値段,お勧めです.
ただし,オイル交換時は7Lも入るので要注意ですが.軽油で燃料安い分は,オイル代で相殺するので,ランニングコストはとんとんでしょうね.
なお,今日発注すると,ガソリンは5月中,ディーゼルは6月中の納車とのこと.
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試乗 | クルマ
Posted at
2012/03/17 23:11:29
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