2012年05月27日
コンプレッサ交換
ラシーンの整備手帳に書きましたが,A/Cコンプレッサ交換しました.
A/Cコンプレッサ自体は問題なかったのですが,電磁クラッチのコイルから電流がリークしているようで,これが原因で,メインハーネスを焼いてしまって以降,エアコンはずっと使えない状態でした.
嫁さんが本格的に息子を連れてお出かけするようになって,冬の間は暖房だけで行けましたが,梅雨も近づく五月晴れ,そろそろエアコンを復活させてやらないとと,重い腰を上げたわけでございます.
で,作業ですが,思ったよりスムーズでした.
FF用のSR18DEは,なんでかオルタネータとエアコンが同じ6リブベルト,水ポンプとP/Sポンプを3リブベルトで駆動している,よくわからない構成.いや,普通は水ポンプとオルタが同じベルトで,エアコンとP/Sはオプションになることが多いと思うんですが,SRの時代にもなれば,P/Sは全車標準装備だからでしょうかね?エンジンに必要な冷却系と発電系,ほかの車両系と分けるべきと思うのは,古い思想でしょうかね?
まず,ベルトをゆるめる作業ですが,オルタネータのテンションかけるネジを緩めてあげれば,クランク〜オルタ〜A/Cプーリにかかっている6リブベルトが緩みます.オルタがちょっとしがみついているので,適当なメガネレンチなどでオルタを下に下げれば,ベルトが外せるぐらいクリアランスができます.
次に,コンプレッサの配管を外しますが,その前にガス抜きをしておきます.たっぷり入っている場合は電装屋さんでガス回収してもらってからです.ウチの場合は以前に抜いてあり,空気の侵入を防ぐ程度にしか残していなかったので,そのまま外せました.外しても元気なくシュ…という音しかしませんでした.空気が入るのも防げていたんだろうか…?
次はコンプレッサ本体をエンジンに抱っこしているボルト4本を外しますが,この時点で作業性が悪くなってきたので,エンジン下の丸パイプでできたサブフレームを外します.こいつは,車体下側からM10のボルトで留まっているだけなので,結構素早く外せます.電動工具やエアツールがあれば一瞬ですね.この丸パイプのフレームは,エンジンのフロント側バファロッドステーを兼ねているので,ここを外すのがちょっとめんどくさいぐらい.
エンジンからコンプレッサを外せばごとんと落ちてくるので注意.ただし,エンジン側には,ちょっとだけ引っかかるような突起が出ているので,ネジを抜いた瞬間降ってくるわけではないですが…
そして逆手順で組み付けるわけですが,本当はOリングの予備を用意しておくべきだったのですが,今回用意していたOリングは,サイズが合わないものばかり…で,そのままつけたら見事に漏れますた.それはもう,真空引いても止めた瞬間に針がグングン戻ってくるのが見える状態.よく考えれば,真空ポンプがずっとエア排出している時点で,真空が保てていないのは明らかでした.
真空ポンプは,ヤフォークで事前入手していた,古い東芝製.しっかりとした重量があルンですが,オイル入れる時に盛大にこぼしてしまい…足りない分はエンジンオイルでごまかしました.ええ,どうせこんなの鉱物油ですし,ある程度の粘度があればシールできるはずです.こんな適当な状態でもなんにもしないよりはよっぽどマシ.
Oリングは,別のコンプレッサからもぎ取ったやつを無理やりはめてみれば,具合よくはまってくれたので,組みなおせば,今度はちゃんと真空引けたので一安心.
1時間ほど真空引き続けて,その間に,他の部分を組み直しておきます.
真空ポンプの音が,ゲージを閉じた時と変わらない音になったことを確認してから,ポンプをサービス缶と交換して,ガスを充填します.
1回目の充填は,高圧側から入れてやります.この時,ぬるま湯を用意しておくと缶の冷えを補いつつ,いい調子でガスが入っていきます.で,1本丸ごと入った時点でゲージを高圧・低圧とも閉じて,エンジンスタート.ここでベルトが緩くてキュルキュルいったので,ちょっと張り直したら,音は収まりました.
いよいよ,エアコンのスイッチを入れます…しーん.あれ?まだガスが足りないかな?と思ったら,そうではなくてヒューズがありませんでした.そういや抜いてたんだった.
ヒューズを入れなおして,再度エアコンをONにすると,バチーン,ボーンと,コンプレッサが動く音がして,しばらくすると,吹き出し口が若干冷たくなりました.
この時点で低圧はお元気に1kgf/cm2,高圧側は明らかにガス不足な4kgf/cm2なので,サービス缶2本目を低圧側から投入開始.缶はガンガンに冷え,ゲージの高圧側が景気よく上がっていきます.10kgf/cm2を指すようになった当たりで,電磁クラッチが切れ,ちょうど缶も空になったので,本日のガス入れはここまで.
エンジンを停めて観察して見ましたが,とりあえず目に見えて漏れている様子は無さそうです.
試走に出て見ましたが,一応異音もなく,ソコソコに冷えている感じでした.
もっと外気温が高くならないとわかりませんが,その頃にはもう1本たさないと行けないかもしれません.
帰りに寄ったコンビニでビリーバットの9巻を衝動買い.エェェアインシュタインまで…どこまで風呂敷広げるんでしょうかねぇ.ちゃんと回収できればいいんですが,20世紀みたいにならないことを祈ります.
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ポリバケツ(ラシーン) | クルマ
Posted at
2012/05/27 23:26:23
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