2011年07月13日
PCから、「Christophorus」6月/7月号が送られてきた。
わざわざ送られてきたのは、RS4.0の特集だったからだ。
もう皆さんご覧になったことと思いますが、いくつか抜粋します。
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純白のボディ。この色は実はカモフラージュなのかもしれない。ママが小さい男の子をバイオリンのお稽古へ、パパをゴルフ場まで送っていくような、上品でお行儀のよい印象を与える。さらにホイールまで白塗りなら、パリのオペラ座の前でゆったりと優雅に降り立つ光景も様になる。どんな日常のワンシーンにも溶け込む911GT3RS4.0。とは言え、このクルマが棲むべき場所は、もう少しワイルドなシーンだ。
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すでに生産を終了してしまった911GT3RS3.8で得た反響に応えきれなかった未練から、ポルシェとしてはGT3RSシリーズの最終形として、ファンの皆様への感謝の気持ちを込めたグッバイ・エディションをお届けしたかったのです。
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このユニットは非常にユニークで特異な性質を備えていて、メカニズムから放たれるサウンドの存在感は圧巻です。回転域に関わらず耳に噛みついてくる。自然吸気エンジンならではの直線的なふけ上がりもすばらしいのですが、アイドリング時のラフでエッジのあるサウンド、そして芯の通ったバイブレーションは中毒的ですらある。
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ポルシェ911GT3RS4.0が世界で600台の限定モデルとしてリリースされるには理由がある。先に言っておくと、希少価値を意図的に吊り上げるのが目的ではない。このモデルの生産を増やすと、ツッフェンハウゼン工場のキャパを超えてしまうのだ。実のところ、GTエンジンの製造ラインはすでに終了していたと言う。しかし、奇跡の4リッターエンジンを搭載するグッバイ・エディションの実現をねがうヴァイザッハの熱意には敵わなかった。かくして、GTエンジンの製造ラインは期間限定で再始動したのである。
Posted at 2011/07/13 14:17:48 | |
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