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今日は奈良県の公立高校の入試だったみたいです。

公立高校入試ってのには特別な思い出があります。

当時受けようと思ってた高校は私の学力ではギリギリの線だったらしく、担任からは違う学校にしろと言われてました。
しかし、私はどうしても行きたかったんです。その理由は・・・後で書きますね。
それを知った私の恩師である陸上部の顧問の先生が私を呼び出し、「お前が行きたいんだったら、受けて来い！万が一落ちても後は俺が何とかしてやる！安心して受けて来い！」と言ってくれました。この言葉は本当に心強かったです。

入試当日は朝から雨が降っていました。
私は朝早く目が覚めました。前日早く寝たからや緊張ではなく、気持ち悪くて目が覚めました。
目が覚めてからリバースの嵐です。熱も38度オーバー・・・。
公立高校入試の当日ですから、休むわけにもいかず、そのままテストを受けに行きました。
駅まで母に送ってもらい、同じ学校を受ける友人に連れて行ってもらいました。はっきり言ってどうやって学校まで行ったか覚えていません。覚えているのは途中の駅でもリバースしまくったことのみ・・・。

学校についても落ち着いて座っていられません。
トイレに入り浸っていた私を発見した高校の先生が「大丈夫か？」と声をかけながら背中をさすってくれました。優しく声をかけてくれて本当にうれしかったです。
そして保健室へ連れて行ってくれました。そこでテストを受けさせてくれました。保健室には私のほかにもうひとり体調不良の受験生がいました。

何とかテストをこなし、帰りは母が学校まで車で迎えにきてくれました。
あんな状態で受けたテストですから、当然自信なんてありません。
合格発表まで暗い日々が続きました。

そして合格発表の日の朝のことです。一本の電話がかかってきました。出てみるとそれは高校のある先生でした。（背中をさすってくれた先生とは別人です。）心配してるだろうと思ってかけてきてくれたようです。ハッキリとはいいませんでしたが、「心配しないで合格発表見に来い」とだけ言ってくれました。本当はこんなことしちゃいけないんでしょうけど、マジでうれしかったです。

合格発表を見に行くと、無事合格していました。
こんなうれしいことはなかったですね。絶対にダメだと思ってましたから・・・。

その後入学し、あの時背中をさすってくれた先生にお礼を言おうと探しましたが、4月1日の異動で違う学校へ行かれたようで、お礼を言うことはできませんでした。
それと一緒に保健室で受験した人と会うこともありませんでした・・・。



あ、なぜその学校へ行きたかったかですね。
実は、部活の先輩が同じ学校へ行っていて、ターミナル駅で彼女（それもカワイイ）を連れて歩いているのを目撃し、それに憧れていたからとは口が裂けてもいえません（爆）