クランク角センサー交換 と バッテリーキャリア交換 その①
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
昨年2017年末~今年2018年の初頭にかけて、我がコンテ号のリフレッシュ作業をしたお話は、まだすべてではありませんが、これまでにいろいろと連投にてご紹介してきました。
主なものだけでも、発電機交換、プーリー交換、インテーク関係のガスケット等の交換、マウント交換、内装では各種のウエザーストリップの交換、ドアチェック交換、そしてサービスホールカバーの全交換などをおこないました。
そして一番の不安要素だった発電機交換をした際に合わせて、このクランクシャフトの位置を検出する、ここに掲載している写真のクランク角センサー、又はクランクポジションセンサー(略して “クラセン” ともいいます)を交換しておけば良かったものの、これは完全に失念しまして、やっと先日交換しました。
2
実はダイハツのKFエンジンシリーズのクランク角センサーは、床下に潜ることが出来れば簡単にアクセスできるものの、このセンサーから延びる配線の引きまわしには、発電機の裏面を通ることもあり、発電機を取り外さなければ簡単に這わせることが出来ないため、結構面倒な作業となります。
とりあえず後で床下に簡単にアクセスできるように、この写真のように前輪をスロープに載せておきます (掲載写真は2014年に撮影したもので代用)。
3
また発電機を外すということは、発電機の+端子を触るということなので、この作業の時には必ずバッテリー端子を外してから! 作業を開始します。
よって今回は、すでに劣化しているバッテリーの受け台=バッテリーキャリア(写真)も合わせて新品交換いたします。
4
発電機を取り外すには、まず一番に必ずバッテリー端子を外してから(特に-端子)、発電機の電極などの端子を開放します。
それから発電機を固定している3本のボルトを緩めてから、ベルトの張力を調整する細くて超長いボルトを緩めていきます。
ある程度緩めますとベルトが取り外せますのでベルトを外し、先に緩めた3本のボルトを取り外すと発電機は取り外せます。
5
発電機を取り外せれば、あとはセンサーの上にあるボルトを1本と、ソケットを支えている金具を留めているボルト1本緩めれば、クランク角センサーは取り外せます。
まあ途中に超取り外しにくいプラ製のツメが1つありますが。
6
これがセンサー差し込み穴です。
下から撮影したので上手く撮れませんでした。上から撮影すれば良かったです。
我が車の場合、当然スラッジなどはセンサーにも取付穴にも無く、きれいなものでしたが、エンジンオイル管理が悪いお車だと、センサー部分にもスラッジ等が付着しているようです。
もちろんスラッジなどがセンサーに付着すると放熱性が悪くなるであろうから、センサーも早く劣化するであろうと思われます。
7
新品のクランクポジションセンサーを、これまた新品のボルトで取り付けたところです。
もちろん独シーメンス社の中華製とはいえ新品のダイハツの純正センサーなので、当然Oリングも新品になりオイル漏れの不安要素も削除されました。
8
まあ本当は発電機交換時に一緒にセンサー交換作業をやっておけば二度手間にならずに済みましたが失念したので、暑くなる前にやっと部品を取り寄せて交換作業を完了です。今回はセンサーのソケット固定用のブラケットも同時に取り寄せて交換しておきました。
もしこのセンサーが不調になれば、ある回転数以上は回転が上がらなくなったり、センサーが冷えてくるとなんも無かったように直ったり、セルモーターは回るもののエンジンがかからなくなる、といったトラブルに見舞われるようです。
最悪は高速道路走行中でのエンストによるエンジンストップでしょうか。我が車はリコールには該当しなかったものの、すでに24万kmも走行しているので安全策をとって、とっとと新品交換しておきました。
センサー交換後、ベルトを掛けて発電機を取り付け、ベルトの張力を調整し、発電機への配線を取り付けてから、次のバッテリーキャリア交換作業へと移ります。
次へつづく
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク