燃料ポンプ交換　その④　　センダーゲージ ＆ 燃料フィルター取り付け

コンテターボ車用の燃料ポンプ（フューエルポンプ） 本体です。今回はフューエルフィルター付きのＡＳＳＹで注文。


当然ですが信頼性を最も重視し、リビルトとか社外品などを選択せず、これまで２５万ｋｍも稼働している純正品を高価（４万円弱）ですがこれをチョイス。

我が車ではあと１０万ｋｍ以上は乗る予定なので、発電機、エアコンコンプレッサーともども同じ理由で純正品を選びました。特に燃料ポンプは面倒な燃料タンクを車体から降ろさないと交換できないので、今回は部品が枯渇しているわけではないし、当然純正品一択です。

そして面倒な燃料タンクをせっかく降ろすので、燃料ポンプも燃料計センサー（写真） もまだ不具合はなかったものの、部品代は４５００円ほどなので合わせて新品交換しておきます。


燃料フィルターの汚れから汚濁が染み出ていたり、タンク内のガソリンの質が悪くてガソリンが薄汚れていたり、浮きを支える軸がガタついたりしますと、ゲージに塗られた抵抗体との接触が不安定になって、燃料計の表示が狂うようになります。

そうなると燃料計の表示が信頼できなくなり、バイクみたいに走行距離から判断して給油しなければならなくなります。しかも二輪と違って四輪はリザーブなどないですし。

燃料計にガソリン残量の情報をもたらす抵抗体の部分を近撮。

シルバー色に塗られた細い半円の模様がたくさん並んだところを、センサー先端の浮きが動くのに合わせて金属シューが移動接触することにより抵抗値が変化するので、その時の電圧の値を読み取ってガソリン残量を燃料計が表示するようになっています。

ここに掲載できる画素数が３６万画素程度なので、ちょっと不鮮明かもしれませんが、センダーゲージの抵抗体のところを最大限に拡大して掲載してみました。

コンテはアナログの針式燃料計なので針が滑らかに動くように、このように５０本ほどもありそうな、多数の抵抗体が塗られておりまして、この抵抗値による電圧の変化を車載コンピューターが読み取り燃料計の針を動かしています。

私は大嫌いですが、最近の車に多いデジタル液晶表示のバー式燃料計は、表示自体が荒くなっているので、ここの部分が非常に簡素な作りになっているのかもしれません。ただ実際にこの目で見たわけではありませんで断言はできませんが。

そのフューエルセンダーゲージを燃料ポンプに組み込んだところです。

押し込んで爪で引っ掛けるようになっています。しっかり引っ掛けて所定の位置に固定しておかないと浮きの位置が変わってしまい、燃料計の針の位置が変な位置を示すようになってしまいます（私は実際にやってしまいました …… 後述）。

これで燃料ポンプは燃料タンクに組み込めるまでになりました。

新旧の燃料フィルターを撮影し大幅にトリミングしたものをここに掲載。


左側の２５万ｋｍ以上使用した燃料フィルター（燃料ポンプ稼働時間は想像すらつきませんが）、自慢にはなりませんが今まで一度も交換したことも無いためかなり汚れていますが、

この汚れ具合、走行距離＝稼働時間・負荷に対して少ないのか、こんなものなのか、あるいはひどすぎるのか？　私はコンテしか知らず正直分かりません。

本来なら１０万ｋｍ走行ぐらいで燃料フィルターぐらいは交換しておくべきなのでしょうね。

ただ今から１０万ｋｍも走るとなると累計３５万ｋｍ、ここまでノーオーバーホールでエンジン・ミッションが持つか保証も無く、もうさすがに廃車が近いかもしれませんね。