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カクシカおじさんの"カクシカくん" [ダイハツ ムーヴコンテカスタム]

ダイハツ純正 , エキスパンションバルブ(エキパン) 88515-B2020 

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2018年09月17日
カテゴリ : 電装系 > その他
ダイハツ純正 , エキスパンションバルブ(エキパン) 88515-B2020
 
ここからはいよいよエアコン部品の本篇に入っていきますが、まず最初に通称 “エキパン” と呼ばれている部品、エキスパンションバルブを取り上げます。

旧来のカーエアコンではこのエキパン、室内のエアコンユニット内のエバポレータに取り付けられていることが多かったのですが、最近は交換しやすいようにしているのか、前項のOリングの写真の場所に、ここの写真のようにエンジンルームと室内との境目に、長方形に組み込まれたエキパンユニットとなって組み込まれていることが多いようです。

このような角型のユニット形状でかつ、エンジンルーム側に設置されていれば、あの非常にやっかいな室内設置のエアコンユニットの脱着をしなくても済みますので、整備する側としましては非常にありがたいお話です。


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ところでエキパンとは、液体の高圧ガスを超細い吹き出し口からエバポレータ内部の空間へと冷媒ガスを吹き出すところで、エアゾールのスプレー噴霧口と同じような仕掛けになっております。

コンプレッサーで圧縮された高圧ガス状の冷媒が (我が車の場合はHFC-134a)、車体前部のコンデンサーフィンで冷やされながら高圧の液体へと変化し、それがエキパンの吹き出し口のところに到着すると、超細いノズルの先端から勢いよく広がりながら吹き出します。

そうすると液体だった冷媒が急激に高圧力から解放されることになり、冷媒が液体から気体へと気化する際に強烈に冷えるので、それで気体の冷媒がエバポレータ内部を循環して、ブロアーファンから送られた暖かい風の熱を奪って空気を冷やします。もちろんエバポレータに付着した水分が凍る手前の温度になるように(3~5℃前後か)、サーミスタでエバポレータの温度を計測しながら、エキパンから噴出するガス噴霧量を調節します。



その空気が冷やされる過程で空気中の湿気が水滴に変化してエバポレータに付着し、最終的にはドレン排水チューブから車外へと水が排出されます。冷やされた空気は乾燥しており、冬場にはこれを再びヒーターコアで温めて乾燥温風を出すことにより、ガラスの曇りを取る仕掛けです。

だからエバポレータに綿ホコリなどが極力付着しないように、エアコンフィルターの管理は非常に重要です。この管理がエアコンの寿命を決めると言ってもいいぐらいです。そして湿った綿ホコリが微細なフィンが多数あるエバポレータに付着しますと空気の通りが悪くなって、エアコンの効きがかなり悪くなるし、さらにカビの発生による異臭とアルミフィンの腐食につながり、最悪だと新品交換となりますね。


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こうして噴霧口で液体から気体となって熱を奪い取ってエバポレータから出た冷媒は、コンプレッサーに戻って再び高圧の気体にに圧縮され、それが車体前部のコンデンサーで冷やされながら高圧の液体へとなって、再びエキパンの極細の吹き出し口に到着するというサイクルを繰り返しています。ご興味のある方は 「カーエアコンの仕組み」 などで検索しますと、写真や図入りでの説明がヒットします。

よってこの要のエキパンがダメだとエアコンは効かないことから、部品単価6000円ほどの部品をケチらず、もしかするとエキパンは不具合は無かったかもしれませんが、今回は使用年数から考えて問答無用で交換しておきました。

そしていくら自ら作業をするとはいえ、エキパンの交換にはガスを抜いての作業となり、さらに真空引きの上で冷媒の補充やらと、かなり手間暇がかかるので、劣化して冷媒ガスが漏れやすいここの箇所のOリングの全交換とともに、一挙に作業をする方が効率がいいです。



あともう一つ忘れてはならないのが、もちろんエキパンの前後の4つのOリングを交換することもありますが、エキパンをエバポレータへ固定するためのヘキサゴンボルト C9909-97201 の2本を必ず新品部品で交換しておくことです。

私のは旧来のからの物でしたが幸いにサビはなかったものの、このボルト部分は結構サビてボロボロになっているお車が多いようなので、私は今回は迷わず新品のボルトを取り寄せておいて、当然交換しておきました。
 


      【 約1年後の 2019.9.3 追 記 】
ここのところ多少涼しくなってきたとはいえ、季節柄エアコン関連のアクセスがあるようなので、パーツレビューの表示方法が変更になったこともあり、整備手帳的に簡単に追記と写真差し換え(解像度アップ)をしました。
   
  • 新品のエキパン、¥5400+消費税。劣化したエアコンでは当然のように交換します。
  • 横から見た新品のエキパン。デンソー製 品番447500-3860J。コンパクトなブロック型です。
  • 新品エキパンと、丸8年間使い倒し劣化したエキパンを並べて撮影。
  • 新旧のエキパン写真の高圧パイプを受ける部分を拡大。中の針部分は黒焦げで、エアコンオイルも黄変。
  • こちらは新旧のエキパンを横向きに撮影しました。横からだけ見ればどちらが新品か分からないほどですが。
  • エバポレータの入口。この時はケガで室内ユニットの整備は翌年夏に持ち越し、2ヶ所のOリングのみ交換。
  • ガス漏れ常習場所となる、先の写真のエバポレータ入口部分のOリングを新品交換後、新品のエキパンを取付。
  • エキパンと高圧低圧ホースを留めるボルト類。当方のはサビは無かったが、大抵はサビているので要新品交換。
  • 前項で紹介したエキパンを留めるヘキサゴンボルトを装着したところ。これでエバポレータと連結されました。
定価5,400 円
入手ルート ※(税抜き価格の部品単価のみ)
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