「お兄ちゃん、どこへ行くの?」
「おう、旅に出るのよ」
・・・・・柴又駅でさくらに見送られ、テーマ曲が終わると、場面はがらっと変わってどこかの地方の正月風景。初詣客を相手に威勢のいい声を上げて商売に勤しむ寅次郎、、、
男はつらいよの定番エンディングですが、
年始を旅先で迎えるというのは渡世人ならずとも?魅力的なもの。というわけで?、年末年始は急遽会津へ向かうことに、、。
とはいっても、前日夜に決めた適当旅なので、翌日の出発も遅め、、つうか、遅すぎ。なのに鈍行で東武日光線〜鬼怒川線〜野岩鉄道〜会津鉄道のルートを選択。(だってフリーきっぷ使うと往復7000円しないだもん、、)

会津田島に着いた頃はもう真っ暗。

若松まではまだまだ、、、
・・・
一夜明けて、いや、年が明けて、1月1日元旦。曇り空と朝もやとで視界があまりよくないけれども、雪は止んでいる。さてまずは初詣ですかね。
若松市街から数キロ、会津美里町から望む磐梯山。(ですよね?)

会津総鎮守、伊佐須美神社です。参拝客が並んでますね。

さすが会津。酒が半端ない、、、

ちゃんと一人(一組)づつ参拝させているから、列は早くは進まない。あれ? さっきの門構えに比べるとこじんまりとした本殿、、なんか新しく見えるし、、、

ん? なぜにテレビ埼玉??

皆様の交通安全もお祈りしました。(左ののぼりが平成23年になっているのはご愛嬌、、)

参拝を終えて戻ってくると、参拝待ちの列はさっきの倍くらいに! ちょうどいい時間に来たかな?

幸福焼きだんご食って、ハッピーな一年に、、、
(ここまで、「復興」という文字が何度も目に入り、震災復興のことかな?と考えていた私は大間違い。この伊佐須美神社は数年前に本殿が火事で消失してるんですね。だからあのこじんまりとした本殿は仮本殿らしいです。)
さて、次なる目的地へ、、、と、会津での足を紹介してませんでした。

キャ○ルです!
、、、すみません、マツダキャロルですね。知らなかったんですが、スズキアルトのOEM。中は広くて至れりつくせりの装備の現代の軽。ものすごくよくできてます。
ただ、スタッドレス履いてるのに凹凸のある凍結路面ではちょっとふらつき気味。あとCVTのせいだと思うけど、発進時に車速にマッチしないエンジン音が、雪道では「滑ってるの?」と勘違いさせる。
キャトルはすみません、タイヤ持ってないのと、融雪剤が怖くて雪道はNGということで、、、。(雪道すごく強いらしいと聞きますけどね、キャトル。)

会津坂下町から只見川沿いに西へ。三島町あたりの只見川の渓谷。昼ぐらいから天気もすっかりよくなって、風もなく、日差しが暖かい。さて、この先では前準備の甘さが露呈し、目的に間に合わず、、、>_< 次は1時間半近くあと。うーん、、、待ちますかね、、、
クルマを止めてエンジンも切る。日なたならば車内は十分に暖かい。外は渓谷の水の音だけ。時々近くの崖沿いの木から雪が落ちてくる音。元旦早々、贅沢な時間。
崖を見上げると、、、なんかいるぞ? ということでカメラを向ける。拡大してみると、、、

カモシカ?
さて、そろそろかな? とドアを開けて上着着て、、、。近くの踏切の音がしたら、、、

渾身の一枚。まあまあかな? JR只見線下り列車。青空と雪の対比がいいねぇ。
続いてこの列車を追いかけることに。時刻表によればこの列車は次の会津宮下駅で20分近く停車するらしい、、、

ここは有名な撮影場所らしいです。スノーシェード内の歩道から撮れるので冬でもOK。まだ列車はこの前の駅を出ていない。完璧なはず。(本当は最初にここに来るはずだったんですが、うろうろしてる間に間に合いませんでした、、>_<)
待つこと10分、15分、あれ、もう来てもよくない? 20分、もう次の駅着いてるでしょ、、、。
うーん、結局列車は来ませんでした。(涙) なぜなんでしょう? 時刻表が間違ってる? お正月ダイヤ? いや、この只見線は一日数本の運行な上に雪深い奥只見へ向かう路線。さらには先の新潟・福島豪雨の被害で未だこの先では不通区間も。そもそもこの鉄橋の区間も昨年末に再開したばかりとのこと。何があってもおかしくない路線ですから、、、
とまぁ、残念ではありますが、クルマを返す時間もあり出発。この只見川沿いの景色はなかなかだけれども、もう寄り道している余裕はなし。会津坂下インターから、無料の磐越道を1区間だけ走行。

途中のパーキングからの磐梯山
さて、クルマを返してまた鈍行の旅。

帰りは豪華な車両をほぼ独り占め。
会津で初詣とキャロルと只見線な元旦でした。
Posted at 2012/01/16 01:52:46 | |
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