またしばらく放置状態でした。
406ブレークは真夏も問題なく(前オーナーが昨年エアコンを修理済み(^^))過ごしています。
ネタがないといえばその通り(笑)なので、今回は先日旅行で乗った50(現行)プリウスのインプレッションなど。
台風10号が岩手県に甚大な被害をもたらしたちょうど1週間前、青森と岩手北部を訪れていました。
八戸駅で借りたクルマはこれ。

現行型(50型)プリウス。(ちょっと変な写真で失礼)
この型に乗るのは今回が初めて。
外観デザインはやはりどうにもこうにも「不思議」というか、「ヘンテコ」(オーナーの方々ごめんなさい)。

ものすごい形をしたヘッドライトだけをアップで撮るとなかなかいい写真に。いや、これクルマのヘッドライドだよね?(^^)

借りたクルマは雪国らしく4駆のE-Fourでした。リアに独立したモーターをおいてリアタイヤを駆動。フロントと機械的な結合はない。今回のモデルが初めてなんだそうで、4駆。
で、雨のなかまずは後席に座って走りだすと、「おお!乗り心地いいんじゃない?」
私の中の30型までのプリウスの乗り心地とは明らかに一線を画する乗り心地。ドタバタ感は皆無。
その一方で速度を上げるとリアからこもり音が。雨という状況もあるので一概には言えないが、後に降りて確認したところ、あまりよいタイヤを履いてはいないようでこれが原因かなぁ?と。
リアシートは相変わらず後方に向かって下がっていくルーフの影響で頭上が狭いようにみえるのだが、このプリウスは乗降性も悪くはなく、座ってしまえば問題ない。
天井をよく見ると左右のドアに近い部分の頭上の内張りがえぐってある。これはそれほど深いものではないが、デザインの妙で頭上をより広く見せる効果があるよう。

蕪島(雨風強く、島に登らずに退散、、、)
このリアデザイン、、、どうなんでしょう? 個人的には、この角度からならリアコンビランプを除けば「あり」? いやいややっぱり変。Cピラー部分は見れば見るほどなんだかわけがわかりませんなぁ。
そしてこのリアコンビのスモール点灯(線状)は未だ街中で見かけても慣れませんね。
このヘンテコデザインを「ブサカワ」or「ダサカワ」的に捉えられるか? そこら辺が好みの別れどころでしょか?

種差海岸(あいにくの荒天、、)
運転席に座って、いざ出発。ここでも「おお!乗り心地いいんじゃない?」
流石に406には及びませんが、まあまあ足が動いている感じは伝わり、その動きは自然です。
ステアリングを切ると、これまた普通に舵が入り自然なコーナリングが。決して気持ちよさまでは感じませんが、これで十分かと。
電動パワステのフィールはかなりよくなってますね。ほどよい重さは不自然さを感じさせません。
ものすごく贅沢なことを言えば、ゆっくり戻したときの直進状態に戻る最後の部分があともうひと息かなぁ、、。(細かすぎ(^^;)
そして何より関心したのが、アクセルの入力に対しての駆動力の出方がかなり自然なこと。
これは先代プリウスですでに十分達成していましたが、いかなる場面においても必要と判断したアクセル開度でクルマは思い通り走りますね。すばらしい。日頃ヘンテコな段付き変速のクルマ(笑)に乗っていると、この無段階にして自然なフィールの駆動システムは非常に羨ましい。(笑)
さて、内装。

(トヨタのページより拝借)
先代のセンターのブリッジ形状をあっさり放棄(笑)。不評だったのでしょうか?
それによってシフトノブの位置が先々代と似たようなところへ。このあたりをコロコロ変えてしまうのがトヨタだなぁと。
そしてとうとう内装にも富士山が! うーん、これイマイチだよなぁ、、。
山形の形状の部分は結構でっぱっていて、やや圧迫感がある。そして何よりダッシュボードの形状や材質とちぐはぐなんですよね。山裾部分にはなぞのデッドスペース(何か置けそうで、斜めになっていて置けない)あり。
あと、ダッシュボード奥のメーター類は悪くないんだけど、センターのナビ画面の液晶と前後の距離がありすぎるのと、液晶の品質のせいなのか画面表示に統一感がない、、、。
山形部分のピアノブラックもアレですが、その下のホワイトの部分が、、、TOTO?INAX?
左右ドアの内張りからダッシュボードへ繋がる感じと、ダッシュボードのデザイン、質感は悪くないのにこの富士山部分とその下が台無しにしてしまっているように思います。

明けて翌日、奥入瀬渓流。前日の大雨のせいで濁流状態!

アマゾンの奥地?

この木はいつから倒れているのか、、、
それから細かいところですが、足踏み式パーキングブレーキがどうも、、。
オートマをPレンジに入れるのはボタン。なのにパーキングブレーキは足踏み式。どうにもこれはちぐはぐな気が。電気式にできないものか、、。
それにしても今のクルマは、ギアセレクタ、Pレンジボタン、パーキングブレーキ、(ついでにエンジン(システム)ONボタン)が、メーカー間、車種間で違いすぎて人様のクルマに乗るとドギマギしてしまいます。なんか統一指針的なものができないもんですかねぇ、、、

酸ヶ湯から青森市内方面へ、助手席から。なんとなく北国感。

下まで降りてきて浅虫温泉駅の跨線橋から夕暮れ時の青森湾、津軽半島を望む。
長時間乗ってのシートの印象は、、、うーん、もうひと息かなぁ。前後ともにそんな印象です。
まあシートにうるさい仏車乗りの戯言ということで、、、。

翌日は弘前へ。ん? 天守閣、なんか変?

本当はここにあるんですよね。石垣工事のため、昨年天守を曳き家で動かしたんですね。

天守が本来の位置にないのは残念な気もしますが、よく考えると長い城の歴史の中でこの景色を見られる期間は短いわけで、ある意味面白い時期に訪れたなぁと。(^^)

参考までに、ほぼ同じ位置からの「天守がある」写真。(青森県観光情報サイトより拝借)
3日間、運転席、助手席、後席に乗り、市街地からゆるい山坂道、そこそこの峠道、高速道路、土砂降りからドライ路面と盛りだくさんのドライブでしたが、総じてこのプリウスはよく走り、快適でした。

総走行461.9km 給油量22.47L
満タン法だと20.56km/L
うーん、車載燃費計ではもっといい数字が出てるのは、スタート時よりも多くガソリンが入っちゃった? はたまた誤差の範囲?
いずれにせよ、大人3~4人乗車で普通に走ってこの燃費。かつレギュラーガソリン。羨ましい限りです。(406はリッター10前後でハイオク。比べちゃいけないか。)
さてこのプリウス、いいクルマになっただけに、この外装と内装をなんとかして欲しい!
遅れて出てくるPHVは結構カッコいいんじゃない?(特にリアまわり)
内装は富士山やめてすっきりさせようよ。
(PHVの内装は、、、テスラのパクリ??)
、、、とまぁ、いろいろケチをつけるほど気に入った次第ではあります。(^^)