昔の愛車たち（その６・カプチーノ）

私がジムニーと１０ヶ月という短い期間での別れを迎えたのは、この車がデビューしたからです。


スズキ・カプチーノ。平成３年（１９９１年）１０月７日発表、１１月１日発売。

忘れもしません１０月７日に発表されたのを聞いて、１０月１０日体育の日にディーラーへ行きました。新聞や雑誌で見て興味を持ったからです。決してさあ買うぞ！というつもりではなかったのです。

しかしディーラーでカタログを見、そのスタイル、エンジン、４ｗａｙトップ、４独のサス、品質感の高い室内など、話しを聞いてるうちにどんどんこの車を欲しくなり、その場で購入を決意してしまいました。

ところが１１月１日発売ということでまだ本契約ができないとのこと。それから予約には手付金１０万円が必要だということ。
早速ＡＴＭに行き、１０万円下ろしてきて仮契約です。

色は赤とシルバーのみ。シルバーは冷たい感じがしたので赤を選びました。
車両本体価格１４６万９千円、フロアマットが１万１千円。値引きは一切ありませんでした。

その時のディーラーマンの言葉、
「お客さんが来て『ボディカラーに黄色はないんですか？』と言ったから、『それならホンダのお店に行ってください』って言ってやりましたよ。」

強気も強気、いつ納車されるのか現場ではわかってもいないのに。
私も「年内納車は無理かもしれません」と言われました。



そして待つこと２ヵ月半、１２月の２０日頃になってディーラーから連絡が入りました。２５日頃の登録で、最終営業日の２８日に納車できるとのこと。
「やったー！」
年末年始の休みを新車で楽しむことができるのです。嬉しくてたまりませんでした。

そして納車の日は営業所まで引き取りに行きました。下取りのジムニーとお別れをしました。「あんまりあちこち行けなくてごめんね。」
ジムニーはディーラーの営業マンが買い取るとのことでした。

新車のカプチーノ。この車と７年１０万キロを過ごすことになるのでした。