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2011年07月31日 イイね!

走り出せ、とその車は言った。

走り出せ、とその車は言った。ブルーバードとお別れした後、ローレルの運転席に乗り込む。


すべてがブルーバードと違って、とにかく「オトナ」な雰囲気。
なんだか「大きな包容力」で包み込んでくれる感じがした。

社会人10年目にして、ようやくぼくもこんなクルマに乗れるようになったんだな・・・と、感慨深い気持ちになったのも束の間、
ふと無意識にブルーバードとの共通点を一生懸命に見つけようとしている自分に気づく。


でも、少ししたらそんなことはもうどうでも良くなっていました。






とりあえず、お昼を過ぎていたのでご飯を食べに行って、手伝ってくれた友人と後輩の2人にお礼でお昼をご馳走し、
早速初めてのドライブに出かけることにしました。


初めてのドライブの行き先は、やはり鳥取方面。

初めてガソリンを満タンにして、R179を北上。
倉吉市街を抜けて、羽合海岸の手前で一休み。

さらにR9を東に進んで、白兎海岸の手前の魚見台でまた一休み。
天気が良くて気持ちよかったのですが、蒸し暑くて大変でした(-_-;)


鳥取市内に入り、賀露海岸へ。

つづいて鳥取砂丘や岩戸まで足を伸ばして、帰途につきました。



峠道も+500ccの余裕ですいすい登っていくローレル。

まるで、ブルーバードで一生懸命に登っていたことを一瞬忘れさせるような・・・



このクルマの包容力は、想像以上に大きかったのです。



こうして、ローレルとの新しい旅が始まりました。
Posted at 2011/08/05 00:39:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | ローレル | 日記
2011年07月31日 イイね!

終焉

いよいよ、ブルーバードの最後の日がやって来ました。

最後の門出を歓迎するかのように、朝から空は快晴で夏の日差しが降り注ぎ、朝から既に酷く蒸し暑い。
でもそんな抜けるような青空と裏腹に、心の中はどんよりと曇っていて今にも雨が振りそうな感じでした。



前日寝るのがかなり遅くなったけど、頑張って早起きして、最後のお別れの儀式を始めます。

クルマ屋に持って行く前に、取り付けていたパーツ類を取り外し。



ネジを緩め、クリップを外し、覚悟を決めて引っ張る・・・

バキッ、ボコン、ガチャッ。

そんな音をたてながら、無心に、外装・内装・電装などあらかた外していきます。

一つ一つのパーツに対してもいろんな思い出がよみがえり・・・
「ああ、これを付けた時にはあんなことがあったなあ・・・」と、ブルーバードと過ごした9年間の記憶が走馬灯のように頭の中を駆け抜けて行きます。



リアスポイラーを外した後のリア周り。
羽なし仕様は納車後1週間ぐらいの間だけだったので、少し懐かしい気がします。



そして、嫁ぎ先の決まっているホイールを外すため、冬タイヤに履き替えようとナットを緩めて行きましたが、
右後ろのホイールを止めているうちの1本のナットだけ、どんなに力を入れても緩まないのです。

休みながら幾度かチャレンジしたけれど本当にダメで・・・。

もうこれは1本だけそのまま履いていってクルマ屋で外すしかないか、と諦めムードで他のパーツを外していました。


10分ほどたって、ダメかもしれないけど力が戻っているかもしれないから、もう一度やってみようと思い
渾身の力を込めてレンチを回すと、何度目かでようやく「ギーッ」と音をたてながら緩みはじめました。

なんだかその音は、ブルーバードが渾身の力を振り絞って抵抗している悲鳴のようにも聞こえて・・・


でも、ぼくはその力を振りきるようにしてナットを緩めていくと、急に何事もなかったように軽くなりました。
まるで、もう抵抗するのを諦めてしまったかのように・・・


もう、全て分かってしまったんだな。






そうして自宅の車庫でパーツを外している時、近所の人に何度か声をかけられました。


「どうしたの?クルマ、壊れたの?」

「いや、今日でこのクルマ最後なんですよ。だからパーツとか外してて。」


「そうかあ~。でも、新しいクルマ、楽しみだねえ!!」



「ええ、まあ・・・」




そんなやり取りを何度か繰り返していましたが、最後の一言を発するたび、胸がしめつけられるような思いがしていました。




そして、最後の儀式を手伝ってくれる友人と後輩を家まで迎えに行って、3人でクルマ屋に移動。

本格的に、オーディオとかETCとか補強系とか、とにかく内装をバラバラにしながらどんどん外して行きました。







手伝ってくれる2人、「今まで、飲み会とか鳥取とかいろいろ乗せて行ってもらって、散々お世話になったからね」と進んで作業をしてくれました。
蒸し暑くいい天気の中、3人とも汗だくになりながら、あっけなくいろんなパーツ類がどんどんと外れて行きました。


1時間半ほどで作業は終了し、いよいよ本当に最後のお別れです。




このクルマ、U14ブルーバードと歩んで来た年月のいろんな記憶を思い出しながら、じっくりと眺める。






「201号」 CHAGE&ASKA

 作詞  飛鳥涼
 作曲  飛鳥涼/西川進

こんな場所に挟んでたなんて 思わなかった
君の写真拾って 荷物の上に座った

やっと君を あきらめたよ
ちょっと恋を 引きずったけどね

貝殻の中の 無人のプラットホーム
そんな気がするこの部屋に
ゆっくりと 朝が来る


仕事に追われる毎日さ あいも変わらず
この世界もそんなに 甘くはいかなくてね

いつか会いましょう 懐かしがりましょう
春のような 温もりでいましょう

明日この部屋を 出ることになったんだ
積み残していく思い出に
あやまった ひとつひとつ

手を止めて眺めてる
写真にも そしてあやまった・・・

明日この部屋を 出ることになったんだ
もう無理もない この部屋に
ゆっくりと 朝が来る





そういえば、ASKAさんのコンサートにもこのクルマで行ったんだった。

男ばかりの環境の中で育ってきたぼくは、25歳になってようやく初恋というものを経験して
その人をこのクルマの助手席に乗せて走ったこともあった。

残念ながら、ぼくにあと少しの勇気がなくて、その恋は実らなかったのだけど。


毎日毎日、同じ事を繰り返しているような生活の中でも、ブルーバードのコックピットに座っている時間だけは特別だった。
何度乗っても、何年乗っても、毎日新しい一面を見せてくれる気がしていた。
何か辛いことや悲しいことや苦しいことがあっても、ギヤをドライブに入れて走りだせば、それだけで心がすうっと軽くなるような気がしていた。

友達のように、恋人のように、家族のように。

車検や事故などで少しの間でも離れ離れになると、毎晩夢に出るぐらい君の存在を強く求めていた。

そして、戻って来たときに感じた、手肌に馴染んだその感触。運転席から見える景色。心地良く軽やかに走りだすフットワーク。
その感覚のすべてが愛おしくて、どこまででも走りたくなった。





311,534km。

そうして積み重ねてきた君との旅も、今日で終わり。
だけど、君がどこか遠くに行ってしまったとしても、二人で一緒に過ごしてきた9年間の日々は生涯消えることはない。
いつか再会する日が来るまで、遠くで見守っていて。





長い間、本当にありがとう。


おつかれさま。


ぼくが今まで酷使してしまった分、どうかゆっくりと休んで欲しい。



こうして、最高の相棒と、最高の時間を過ごせた日々を、ぼくは本当に幸せに思います。



そして、このクルマを縁に出会った全ての人々に感謝するとともに、ここに終焉を迎えたことを報告いたします。

ありがとうございました。
Posted at 2011/08/03 01:11:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブルーバード | 日記
2011年07月30日 イイね!

最後の旅-青い鳥を探して- (後編)

最後の旅-青い鳥を探して- (後編)(前編からの続き)
ブルーバードと過ごす、最後の夜に出かけた最後の旅。


鳥取市内の某スーパーマーケットの広ーい駐車場に入るなり、両手をいっぱいに振って歓迎してくれた人とは・・・

同じU14ブルーバード乗りのぶるれんさんでした。



実は、少し前にこんなメッセージを頂いていたのです。


「最近、鳥取に転勤になって近くなったのでちょくちょく会いにいけると思っていたのですが・・・」

「うちのブルが会いたがってます。最後にツーショットを撮りたいです。」


それならば・・・と、実は、最後の旅の行き先はその時から決まっていたのでした。


到着してから久しぶりの再会を懐かしんで、ga-Bの話とか、オフ会の話とか、とにかくいっぱいお話をしました。
そのうち、お店が閉まって駐車場の電気が消えても、時間を忘れそうになるぐらい夢中でいろんな話をしました。

夢中になって写真も撮りまくりました。




ぶるれんさんは、「子供を風呂に入れんとなあ~」とか言いながらも、かなり遅い時間までお付き合いして下さいました。

そして、ぼくのブルのボディを手でなでなでしながら、「よう頑張ったねえ」「おつかれさま」と声をかけて、ぼく以上に可愛がってくれました。

その光景を見るに連れ、別れが辛いあまりにどこかそっけなく最後を迎えてしまおうとしていた自分に気づき・・・
ぶるれんさんがブルーバードにかける感謝と労いの言葉、その一言一言が、ぼくの胸に槍投げの槍のように、ぐさっ、ぐさっ、と刺さっていくような感じがしていました。



きっと、ブルーバードというクルマがなければ一生出逢う機会はなかったであろう素晴らしい人たち。
その出逢いに感謝。
そして、そんな出会いを与えてくれたブルーバードにも感謝。


本当に、こんなにも大切な存在であるブルーバードと、あと何時間かできっぱりと分かれることが出来るのか??


ぶるれんさんとお別れした後、後悔のような、迷いのような感情がふっと湧いてきて、少し呼吸が苦しくなる気がしました。
そしていよいよ、本当に最後の時が迫って来ていることを実感し、頭の中が真っ白になりました。


そんな中、次に目指すのは賀露海岸。

仕事で辛いことがあったりすると無性に海が見たくなって、よくここを目指して海を見に来ていました。
こうして潮騒を聴きながら、遠くの漁船の漁火を眺めてぼんやりとしていると、激しくなる波音とは反対に心の中の波は静かになっていきました。



今日も、週末の夜なので花火をしたりしている若者であふれかえって賑やかになっていましたが、
それとは正反対にぼくの心は静かになっていました。


浜辺でクルマを停めて20分ほどぼんやりとした後、R9に戻って今度は西を目指します。
八束水からバイパスじゃないR9を流して、羽合を抜けて倉吉市内へ。

R179で帰途につき始めますが、このまま人形峠を抜けて降りるのはつまらない。


「もう少し走っていたい。」


穴鴨でR179を離脱して、R482へ。
中和を抜けて、湯原ICから高速に乗るルートを選びました。

R482の県境に向かって行く峠道、またもやアクセルを踏み込むと、
行きがけと同じ「咆哮」をあげながら、すいすいとコーナーを抜けて、ぐいぐいと標高を上げていく。

でも、さっき感じた切なさや寂しさはこのときは不思議と感じなかった。


峠が終わると即県境で、いっきにぱっと高原風景が開ける。
といっても夜なので何も見えない。そして、理由はわからないが、何か心の中がすっと軽くなったような気がしていた。

あっけなくR482を駆け抜け、R313に合流。
そこから10kmほど南下し、米子道に入る。あとは高速で久世まで帰って、R181で津山へ。


途中で、微妙なキリ番のような数字になっているのに気づく。





本当はガス欠になるまで走ってやりたいという気もあったけど、もう充分かな・・・と思って帰宅した。


エンジンを停めて、しばらく車内を見渡してみる。

もう、この景色を見るのもこれが最後だ。



今度は、外に降りて見渡してみる。




この車庫に帰ってくるのも今日で最後。
今までは当たり前のようにここに戻ってきて、朝になると変わらずここに居たのに、明日からは違うのだ。


そう思うと、急に寂しくなって・・・

ぼくは少し泣いた。


時間はすっかり丑三つ時で、辺りはしーんと静まり返っていた。


その中で、静かに泣いた。
Posted at 2011/08/02 01:16:38 | コメント(5) | トラックバック(0) | ブルーバード | 日記
2011年07月30日 イイね!

最後の旅-青い鳥を探して- (前編)

最後の旅-青い鳥を探して- (前編)次期愛車・ローレルさんと対面した後、いったん帰宅。


でもまたすぐブルーバードに乗り込み、家を飛び出しました。






実は前日の夜、寝床に入りながらつらつらと考えていたのです。



ブルーバードとも、とうと明後日でお別れ。

どんなに辛くても悲しくても、明後日になったらお別れ。

明日が、ブルーバードと過ごす最後の夜・・・・




「このままじゃ終われない!」



「もういくつ寝るとお正月」みたいに、このまま寝て起きて「ハイ、サヨナラ」なんてイヤだ!!

最後に、ゆっくりと、じっくりと、ブルーバードと対話してやらなきゃ。



ということで、最後の夜は、「最後の旅」 ・・・夜のドライブに出ることに決めていました。




その行き先は、やっぱり鳥取。

「海を見たい」という一心で何週間も週イチペースで通っていた時期があったぐらいもう何度も通った場所だけど、
やはり最後の旅の行き先はここ以外にない気がしていました。



国道53号を北上し、県境の黒尾峠に差し掛かる。
日本中を見渡しても珍しいループ橋で越さなければいけない、それほど高低差の激しく険しい峠。

徐々に勾配がきつくなり、登坂車線が現れた。
ぐっとアクセルを踏み込んでみる。

キックダウンと共に、クルマの殆どいない、静かな夜の峠に響き渡るSR20DE+スルガスピードワンオフマフラーの「咆哮」・・・
A/Cを入れているにも関わらず、力強く、軽快に上り坂を駆けっていく。
心なしか、いままでよりも力強さを感じていた。


まだまだこんなに走れるのに・・・・


そう思うと、急に目頭が熱くなって視界がふっと歪んだが、ここは峠道だということを思い出した。
悲しさをぐっと飲みこんで、ステアリングをしっかり握って、左へ、右へと舵を切る。
トンネルを越え、鳥取県に入ると今度は一転して下り坂。
四輪に心地良くエンジンブレーキを効かせながら、さっき登ってきた峠を一気に下っていく。

智頭からは鳥取道で市内を目指し、およそ30分で鳥取市街へ。


そして、市内の某スーパーマーケットの駐車場を目指して走ります。
今まで前の道は何度となく通ったけど、一度も立ち寄ったことのないその駐車場へとクルマを進める。

ぼくのクルマが駐車場に入るなり、両手をいっぱいに振って歓迎してくれる人がいました。

その人とは・・・


後編に続く。
Posted at 2011/08/01 23:46:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブルーバード | 日記
2011年07月30日 イイね!

新旧対面

新旧対面いよいよ、ローレルの納車日がやって来ました。


毎週お決まりの生放送を終え、夕方からクルマ屋さんへ・・・。







たった15分ほどの道のりなんですが、早く着きたいような、着いて欲しくないような、複雑な気持ちでずっと運転していました。

いよいよ、本当に最後の時が近づいているんだ・・・


もはや、心ここにあらず。


そして、クルマ屋さんまでの最後の信号で引っかかったら少しでも気持ちを落ち着かせられるかも・・・
と思いながらその信号に差し掛かると、ちょうど信号が黄色から赤に変わりました。

停止線ぴったりで、静かに停車させました。


いつもならこの信号はすぐに青に変わるんですが、今日はなんだかものすごく長く感じたのです。

信号が早く青に変わって欲しいような、しばらく赤のまま変わらないで欲しいような。



そして、しばらくすると信号はごく自然な動きで赤から青に変わりました。

なんだかその青信号と一緒に、心の中でも小さく青信号が出たような気がして、ぼくは再びブルーバードを走らせ始めました。



それからすぐでクルマ屋さんに到着。いよいよご対面です。


正式にナンバープレートが付き、完成されたローレルがそこに佇んでいました。

もう完全に後には引けなくなったのだと実感して、ほっとしたような、とどめを刺されてしまったような、変な気分でした。


実際は出来ないけど、なんとなく、プレートがつくまではまだ後戻り出来るような気がしていたのです。
でも、もう今となってはその選択肢は完全に無くなりました。



そんなことを考えながら、笑いたいのか泣きたいのかよくわからないような気持ちでいると

「ちょっとだけ、試乗してくる?」

とお店の人に言われ、ごく素直にローレルのコックピットへと乗り込みました。



エンジンをかけ、そろりそろりと動き出してみます。


何から何までブルーバードとは違っていました。

車格が1つ上がるだけで、こうも違うものか!と驚きながらも、
まだ自分のクルマという実感は持てず、なんだか誰かのクルマを借りて動かしているような感覚に戸惑っていました。

とにかく、景色、乗り心地、音、匂い・・・全てがなんだか「オトナ」な雰囲気です。
決してブルーバードが子どもっぽいというわけではないのですが。

そして、その「違い」は決してぼくの期待を裏切るものではありませんでした。


購入を考えているときに、クルマの状態はとても気になりましたが、「ローレル」というクルマ自体には特に心配や違和感を感じることはありませんでした。
同じ年代の日産車だし、なんとなく期待は裏切らないだろう・・・という、妙に強い安心感のようなものがあったのです。




乗り換えは明日なので、とりあえず軽い説明などを受けて今日はまたお別れ。

最後に2台を横に並べさせてもらって、しばらく眺めていました。
きっと傍から見ると、何してるの?って感じだったと思いますが・・・。


顔を見比べると、やはり兄弟ですね。

中学生の弟と、大学生の兄。

そんな印象を受けました。
Posted at 2011/07/31 03:23:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | ブルーバード | 日記

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何シテル?   03/09 20:58
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