
僕はビートのノーマルの外観が凄く好きです。
デザインのバランスは車高も含め完璧と感じます。
ビートが本来持つキャラクターを最大限に表現していて立ち姿は本当に画になる車だなぁ…と。
じゃあ何故シャコタンにしたか?なのですが、
これはビートの再購入を決定する上での前提であり目標だったからです。
もちろん車高を下げればデメリットは出ます。それはビートという車種に限ったことではありません。
でも、デメリットは最小限に、乗り心地や挙動を納得いく状態にまとめ上げてやるぞ!という決意はありました。それはこれまで他車種の車いじりで得た経験からそう考えたのだと今は思います。
…僕が今のビートを手に入れたのが5年と5ヵ月前。
きっかけは燃費の良い普段の足になる車が欲しいと思ったことと、免許取りたての頃、初の愛車として乗り、もう一度いつか再所有したいと考えていたビートを、前述の通りもっと低く、小ささを強調したカスタムを施せば、他の車に無いインパクトのある車になるんじゃないかな?という目標を持ったからでした。
ビート本来のカジュアルなキャラクターとは違った雰囲気の、自分好みのビートを作ってみたかったのです。
納車当時、足は純正形状である無限のサスキットでした。昔乗っていたビートも同様に無限足だったのを覚えています。
今のビートが納車してからはジムカーナもやってみたり、無限足でかなり走りまわりました。昔乗っていた頃はまだまだドライビングスキルも低く無限足の良さやビートの挙動の味付けなど気付きもしませんでしたが、あれから10数年、色んな車に乗ったりサーキットも経験した上で改めてビートに乗ると、「ああ、これは懐の深い足だな~」と感じました。
ブレーキパッドまでフルノーマルの車両でしたがジムカーナでのパイロンターンもパイロンを舐めるように決めることができ、いろいろ制約がある軽自動車でありながら、ノーマルなのにこれだけ意のままに動かせる車であることに驚かされました。
免許取りたての頃は、アンダーばかり出るしパワーも無いしで周りの友人達が乗る普通車のスポーツカーに引け目を感じるばかりでしたが、それはドライバーの技量の問題でした。ドライビングをある意味理解した上で乗ると、これほどよく出来た車は無いんじゃないかなと。
それでも当初の「見た目を自分好み(低車高)にしたい」という目標は変えず実行に移しましたが、このノーマルを体験したことから、車いじりの行程では常に「ノーマルの良いところを削ってしまうこと」に対しては本当に神経質になる運びになりました。
何か一つ手を加えて乗る、
↓
まず一番に感じ、考えようとするのは手を加えた箇所のメリットではなく、ノーマルより悪くなったところはどこだ??です。
もちろんデメリットが完全に無いカスタムは不可能なので、そこは及第点としてOKを出せるのか?メリットとデメリットを相殺してどうなのか?
更に必ず考えるのは「僕以外の人がこのビートを初めて運転したとしてどう感じるだろうか?違和感やストレスは無いだろうか?」ということです。
僕のビートに手を加えるという趣味は、ただ闇雲に社外パーツを追加したりとか、どこかに書いてある情報を鵜呑みにするとかいうことを意図的に避け、常にこんな自問自答をしながら自分好みに、「楽しんだ者の勝ち」をモットーにやっています。
そして車高や足まわりだけでなく外見も変えていきました。
低く見えるように、自分好みな見た目、雰囲気になるように、ノーマルのデザインの良いところを殺さないように…です。
ノーマルのもつキャラクターを最高とするならば改悪、単なる改造車に見えるかもしれません。
しかしカッコ良いと言われることがあると、やはり嬉しいものです。
そして、知り合った僕と同じようにビートを自分好みにカスタムしている人達、
この人達も、本当にビートという車を知っています。もちろん経験や知識には人それぞれ差がありもしますが、それでも自分に無い知識を先人から学ぼうと勉強されています。
カスタム及び整備をする上で本当に細部まで自ら触っておられる方々なので、トラブルシューティングやメカニズムについては僕も教えてもらうことばかり、
この人達はノーマルの良さをもちろん理解されているので、「いじり」の話題になると必ずと言ってよいほど出るのは「ノーマルはこうなるようになってるから」「それはノーマルを生かした方がいい」といった話です。
ビートという車に自分で手を入れて、実体験で色々試されているからこそ、ノーマルの良さ、完成度の高さを身を持って知っているんだろうと思います。
皆さんデメリットを理解した上でそれぞれの用途に合った、自分好みのビートに仕上げるために本気で情報収集されて来られていて、本当に尊敬の想いのみです。
ノーマルの良さをどう残すか、活かすか。
デメリットを考えつつバランスを取り、自分好みになるよう手を加えていく。
それはとても楽しい車いじりの時間。
そして思い描いていた通りにまとまった自分色のビートを眺めたり、感じたりして納得できた瞬間、これは本当に充実感があり「楽しい」と感じます。
それもこれも、ベースにあるビートという車が素晴らしいから。
ノーマルのビートは素晴らしい、ノーマルで乗るのは最高です。
試行錯誤して手を加えた自分好みのビート、これも言うまでもなく最高!ですヾ(・∀・)ノ
Posted at 2014/12/10 19:06:56 | |
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