MUGEN / 無限 Exhaust Manifold  

純正エキマニに不満は無かったのですが、純正以外のエキマニ(いわゆるタコ足)との違いが気になり、一番信頼性が高そうだという理由で無限のエキマニを購入してみました(`・ω・´)

エキマニといえば、よく「等長」という言葉を耳にします。

ビートの純正エキマニを外して配管の長さを計ってみたところ、見事に「等長」でした。じゃあ無限のエキマニは？…というと、１番と２番シリンダの配管はほぼ同じ長さだったのですが、３番が他より45mm長かったです。(計測は管の中心を計れないのでおおよそです。)

等長であるメリット、等長でないデメリットがどれほどの物かは僕には分かりませんが、不等長だと音色の面で効果があるとも聞きます。無限はあえて長さを変えているのか？…このへんも気になります。


画像２枚目に載せていますが、太さは見るからに無限の方が太くなっています。純正エキマニの入り口の配管径は、シリンダーからのポート出口と同じ太さでした。

そして最も違うところが３本→１本の配管の集合部分。純正エキマニの方は、管をそれぞれ三角形に潰して集合させているのに対し、無限は太さそのままに集合させてあります。
集合しているといっても、シリンダからの排気タイミングは３本それぞれ違うので、明らかに無限の方が「抜け」は良さそう。純正エキマニはここで管径がかなり絞られていることになります。


さて装着インプレですが、純正と無限ではそれぞれ違いがあるものの、純正エキマニも等長で優れものだと聞くので、ほとんど変わらないだろうと思っていた僕は良い意味で裏切られました。

無限は低回転が犠牲になりそうな印象でしたがほとんどそのような事は感じられず、むしろ中～高回転域の吹け上がりの良さというか、スムーズ感が好印象。あくまでも体感ですが、「良い！」です(・∀・)

そしてなりより違うのは「音」

官能的と言うのが適正だと思います。これまでも排気音に関しては不満無かったのですが、音色のメリハリがハッキリした感じがして好印象。
音量についても、購入前にレビューを調べて感じた「純正よりは少し大きいかも」という印象よりは違いをハッキリ体感できましたが、これは僕のビートの触媒が純正ではない故かもしれません。純正触媒のビートでは、ほとんど変化が感じられないという話も耳にしたことがあります。


ノーマルには一定の「静かさ」も求められます。
幅広い顧客層に受け入れられる必要があるので、ノーマルは音量に関してもある程度の「万人受け」が求められます。

そういったところを許容できるオーナー、
「静かさよりも官能性を」
「高回転域の性能をより追求したい」
そういう方にならオススメできる製品だと思います。


余談にはなりますが、僕のビートはCPUと触媒を換えているせいもあって、この無限エキマニとの組み合わせでアクセルオフ時に「ﾎﾞﾎﾞｯﾎﾞｯ」とアフターバーンします。
燃調が合ってないと言われればそれまでなのですが、このアフターバーン音が堪らなく快感で…(笑)


というわけで、個人的には金額同等かそれ以上の価値を感じるパーツとなりました。(・∀・)