朝食を食べにレストランに行くと、チームトライアングルの3人は食べ終わるところでした。
芳澤ご夫妻、ミホちゃんは「一足先に日本で待ってるよ~」とのメッセージを残して朝方無事に空港に向かったとのこと。
そう、私たちも今の深夜便でで帰国する身。
のんびりはしていられないのです!
まず、やらなくてはいけないことは、バンコクの四駆ショップ、VVPにラリーカーを届けに行くこと!
ラリーカーの受け取りに行った場所ですね。港までのあれやこれやは、事務局の方でやってもらえます。
2000年のラリーの時は中国がゴールで、クルマを預ける場所がタイのチェンライでした。
なので、ラリーが終わった翌日に中国から国境を越えてミャンマーまで走り、そこで1泊。
そしてミャンマーから国境を越えてタイに入りチェンライまで持っていくのに、また丸1日かかりました。
しかも!
そこまで案内してくれる人はいません。
走って戻る道は、ラリーでSSとして設定されていた道。
っていうか中国~ミャンマー~タイ国境までの道は1本しなかったのです。
地図はなく、コマ図を逆読み。ほとんど1本道でしたが~。
他の日本人チームと一緒に、眠くならないように無線で連絡を取りながら走りました。
しかし、これが大変!!
中国をスタートしてミャンマーのホテルに着くころには真っ暗に。
そしてラリー後の移動2日目、ミャンマーからタイに戻る道は
まったく整備されておらずヌタヌタのドロドロの峠道。
もちろんガードレールなんて在りません。
しかも!
私たちのラリーカーはドライブシャフトの付け根の部分が壊れてしまい4駆にならなかったのです!
あきんど号に「走れなかったら引っ張ってあげるからな」と言われて走りだしたものの、
ホテルから数キロ走ったところでドロドロの坂を上がれずに早速スタック!
あきんど号に引っ張り上げてもらって再び走りだしたものの、
この先140kmもあるタイまでの道を、ずっとこんな状態で走り続けるのかと思うと、気が遠くなりそうでした。
運よく、引っ張ってもらったのはその時だけですんだので良かったのですが、
運転中は本当に緊張してたし、競技以上に大変だったのが思い出されます。
その時の詳しい話はコチラにあります。
このときのことはとても印象深く、あきんど号の人たちとも今でもこの話で盛り上がります。
とまぁ、昔話はコレくらいにして~。
VVPに着いたら、スペアパーツなどの荷物を、日本から持ってきた時と同じような状態にまとめます。
クルマを海外に出す時に必要な書類「カルネ」で申請した内容と同じものを持ち帰らなければ、
タイに輸出したとみなされて課税されてしまうのです。
この角がそろった感じの整理の仕方はさすがA型3人!
ちなみにこのVVPには変わったジムニーが置いてありました。
思ったよりも早くにシッピングの準備が終了しました!
ここら辺はさすが3度目の伊藤選手がいるだけのことはありますね~!
やることが終わったので観光にGO!
まず初めに行ったのは、09年のラリーの時にスタート地点となったワールドトレードセンター。
伊勢丹なんかもあって、デパートの中は日本と変わりません!
デパートの前面の広告はD-MAXでしょうか?さすがです!!
カオサンと言えば、世界中のバックパッカーが集まる場所。
タイを起点としたバックパッカーにとって、旅はカオサンに始まりカオサンに終わる、と言っても過言ではありません。
たった今、空港から到着したばかりで大きな荷物を持って今日の宿を探している人。
まだ母国での日常生活を落し切れていなくて、フレッシュな感じ!
何日もタイに滞在していてすっかりバックパッカースタイルになっている人。
日常生活はすっかり抜け落ちて、着ている服も現地調達のゆるゆるファッション。
男の人は無精ひげを生やしちゃったりして、ワイルドな感じ!
帰国するのか次の旅に向かうのか、大きな荷物を持って空港行きのバスが来るのを待っている人。
ちょっと薄汚れた感じもありつつも、ゆるゆるファッションより少しは母国での日常生活寄りのスタイル。
いろんな国のいろんな人たちが行き交う、一年中お祭りをしているみたいな街です。
お土産を品定め~。確かこの時、ファイヤーダンスに使う道具を買っていたような。。。
次にトゥクトゥクでワットポーへ。1台のトゥクトゥクに5人乗っても大丈夫!
涅槃仏はタイの観光の定番ですね。
そして泥棒市場(と呼ばれているマーケット)へ。
私は初めて足を踏み入れます。
すっかり現地ガイドと化した伊藤選手をリーダーにグイグイ歩きます。
怪しげなものがたくさん売ってるよ~。
あれ?日本語の車雑誌だ。しかも表紙だけ集めたもの。
日本でもはやりのLED。タイでも人気!
ただでさえ安いのに、数少ない語彙しか知らない私が、
出来る限りのタイ語を駆使して、値切ってお買い上げ!
どれも安いみたいですよ~。
一見スクラップにしか見えないようなものも商品として店先に並べられています。
こんなの買う人がいるんでしょうか?いるからお店に並べているのか。
買うの?
タイの上野駅と言われているファラーンポーン駅。
ここから寝台列車に乗ってチェンマイに行ったものです。
この後、なぜか私だけ仲間外れにされ、仕方ないので一人で電気街へ。
そこのロータスで買い物をしてホテルに戻ると、
ガレージモンチ御一行が荷物をまとめて帰国の準備をしていました。
いよいよ帰国です。
こんなにも充実した時間も、いよいよ終わりが近づいています。
モンチ御一行と飛行機の行き先は違えど、ほぼ同じタイミングの飛行機なので空港へも一緒に向かいました。
空港に向かうタクシーにはチームトライアングルの3人と私で1台のタクシーに乗ったのですが
後部座席はトランクに乗りきらなかったスーツケースも乗せているのでぎゅうぎゅう。
無理な姿勢で足がしびれる!
そんな中でもメディア魂は健在!
真っ暗なタクシーの中でもインタビュー動画を撮影しています!
AXCR2011 チームトライアングル 空港に向かうタクシーの中
なんか良い感じで終わってますが~、
このあと、ガレージモンチ、チームトライアングルのみんなで
タイでの最後の食事をしようとレストランで注文したまま、私がいなくなったり、
モンチ御一行や村松さん、オゥイさんやキムともろくに別れのあいさつをしないまま出国してしまったり、
免税店で品定めをしていたら、いつのまにか搭乗時間ぎりぎりだったり、
とにかくバタバタで、飛行機の座席に座るまでは落ち着きませんでした。
日本についてからもP&Dマガジンの締切を1日間違えていて
明後日だと思っていた締め切りが、明日と言うことが判明し、
寝ずに原稿書き続ける日々に突入したりと、帰ってからもバタバタでしたけど!
ラリーもブログも最後バタバタですが、スケジュール上のラリーの話はこれで終わり!
やっと最終日まで書けた~\(^o^)/
で
す
が
まだまだ書ききれていないことが、沢山残っています!!
まとめの記事もあるし、いろんな人に事後インタビューしてるし、
新聞に掲載された話もあるし、トライアングルのパンフに載せた話もあるし、まだ終われそうにありません。
このブログ、もう少し続きますが、お付き合いくださいね~!
それから、今まで書いていたのも、ちょこちょこ直したり加筆しているから
以前書いた記事も、見直してみてくださいね!
というわけで、まだ続きます。。。
ちなみにバイヨン寺院は宇宙の中心を表しているそうですよ。
いい写真ですね~。
このタイミングで撮影しないとこの写真は撮れません!
ホテルに戻ると、この6日間の戦いで傷ついた車両の整備に追われていました。
奴田原選手による「ご褒美」の落書きだそう\(^o^)/
表彰式はこの後です!
表彰式が始まるまでの時間、エントラントはシャワーを浴び、着替えも済ませて
長期にわたった競技の疲れをしばし癒して待ち望みます。
結果はすでにHQ(ヘッドクウォーター)前に張り出されていました。
↑読みやすい大きいサイズで上げているので、クリックするとものすごく大きくなります!
ルディーさんは、ご自身が撮影した写真をさっそく皆さんに披露!
翔アニキも見ています!
こーゆーのって、ほんとイマドキだよね!
撮った写真をすぐ見られるなんて、私がアジアンラリーに関わっていたころでは無かった!
間もなく表彰式。この壺がトロフィーです!
あ!翔アニキにサインもらってる!
いーなー!!
パイロットシャツに着替えたチームトライアングル。
リザルトを見てます!
公式サイトには最終日と総合のリザルトのPDFが無いんだけど、どうしちゃったのかな~。
アジアンラリーの定番。
表彰式前は民族舞踊で雰囲気を盛り上げてくれます!
まずは、「ロイヤルダンス/祝福のダンス」です。
これは、重要な儀式の際に、全世界の平和と幸福を祈って踊られるダンスだそうです。
踊りは、カンボジアの独特な音楽に合わせて、手の動きとかとても独特で優雅です。
この手の動きや形には、それぞれ意味があるらしいです。
と、いきなり表彰が始まった~!
いきなりですが、メインの表彰とは別に?なんかタイヤもらってます。
クラス優勝??正式な結果がPDFで出ていないので、何の賞だったか確認できず。。。
そして次に表彰されたのが、我らがトライアングルチーム!
よくひっぱったで賞!のスペシャルアワード受賞です!!
ヤッタネ!
ここでまた民族舞踊ターイム!
これは、雄と雌のクジャクが登場する『バイリンのクジャク』という演目。
頭の上に孔雀が乗っていますね!
ピクニックに来た男女4人が森の中で孔雀を見つけるという設定で、
パイリン高山で宝石堀をしていた小民族が、旅立ちの儀式の最後に踊るらしいデス。
これらカンボジアのダンスは「アプサラダンス」と呼ばれています。
ポル・ポト時代、アプサラダンスを踊れる人の90%もの人々が、意味も無く処刑されてしまったそうです。。。
しかも、振り付けが記録された書物も、その時にほとんど消失してしまったらしい。
そんな恐ろしい時代を辛うじて生き抜いた数人のアプサラダンスの継承者により、
この伝統舞踊が復活しつつある、とのこと。
何気なく見ていた踊りにも、そんな悲しい歴史があったんですね。
しばし民族舞踊を堪能したのち、再び表彰タイム!
インドチームもタイヤをもらっています!!
これもクラス優勝なのかな?
これはチーム賞!いすゞチームの皆さんですね!
いよいよ総合順位の表彰です!
4位 No6 Wichai WATTANAWISUTH/Chaisin Narkban
3位 No5 takuma‐gp Takuma AOKI/Katsuhiko SHIINE/Ittipon SIMARAKS
2位 No2 チーム九州男児 Kinya MORIKAWA /Masayuki FUKANO
1位 No15 Rattapoj BUNCHUAYLUEA/Somkiat NOICHARD
チーム優勝、総合上位チームによる記念撮影!!
takuma-gpも記念撮影!
青木選手の左手、向かって右にいる女性の方は、サービス(メカニック)として参加していました。
女性ながら、テキパキとメンテナンスの手伝いをしている様子がとても印象的でした。
そしてアドベンチャークラスも!
後半参加組も合わせると、総勢20名以上!
今年のアドベンチャーは盛り上がりましたね~!!
前半から参加していたガレージモンチ優勝組と有料組の御一行と堀内くん。
韓国チームは来年開催予定のエンデューロの下見チームと
MINIのクロスオーバーでのアジアンラリー参戦を前提にした下見チームの2チーム!
そして後半から参加した日本からの大勢の人たち。
彼氏、フィアンセ、お友達の応援だけでなく、
来年のアジアンラリー参戦を見据えた人たちも!
今年のアドベンチャークラスは、十二分なラリー体験ができただけでなく
普通の観光旅行では絶対に足を踏み入れないような場所に行ったり
日本ではなかなか口にすることができないような食べ物を食べたり
本当に楽しんだ様子!
蛇のから揚げは私も食べてみたかったな~。。。
来年のアドベンチャークラスも盛り上がること間違いなし!
こちらはチームトライアングルとガレージモンチ、そして応援に駆け付けた仲間たち!
ガレージモンチにポーズをお願いしたら、打合せもしていないのに躊躇することなくこのポーズ!
さすがです!
ちゃんとしたポーズも撮ったよ!
表彰式の後は、打ち上げ!
カラオケに行くチームや、夜のシェムリアップに繰り出すチームなどなど!!
アンコールワットがあるシェムリアップはフランス統治下の建物が立ち並ぶ一角があり
欧米人のバックパッカーにも人気!
なので、あちら風の夜遊びができる街でもあるんですね~。
と言うわけで?私はパタヤの海鮮BBQ以来の夜の観光へ!
いや、トライアングルチームにくっついていって取材しないと、ねぇ。
マーケットでフットマッサージで癒される人たち
佐々木選手をマッサージしている男の子はとってもキュートでしたね!
マッサージの後も佐々木選手を追いかけて来てました。
佐々木選手、ここでもモテモテだな~。
ドクターフィッシュに足の角質を食べられたり
カンボジア風ラーメンを堪能したりしました~!
公式サイトには無いリザルトです!
(当日張り出されていたリザルトを撮影していたので、それを見て打ちました)
LEG1+2+3+4+5+6
1位 No15 Rattapoj BUNCHUAYLUEA 10:35:54
2位 No2 Kinya MORIKAWA 10:41:56 +0:06:02
3位 No5 Takuma AOKI 11:54:19 +1:18:23
4位 No6 Wichai WATTANAWISUTH 12:04:25 +1:28:31
5位 No14 Wichawat CHOTIRAVEE 12:17:23 +1:41:29
6位 No12 Sanjay TAKLE 14:11:13 +3:35:19
7位 No10 Norihiro YAMAMOTO 14:50:49 +4:14:55
8位 No9 Show AIKAWA 14:51:58 +4:16:04
9位 No11 Takeshi HIRAKA 19:10:23 +8:34:29
10位 No7 Krittasarun BOONYATANASET 126:45:29 +116:09:35
11位 No8 Bundit PANTHITA DNF
SS7
1位 No 2 Kinya MORIKAWA 0:36:47 88.90
2位 No 7 Krittasarun BOONYATANASET 0:41:06 79.56
3位 No15 Rattapoj BUNCHUAYLUEA 0:42:54 76.22
4位 No11 Takeshi HIRAKA 0:48:34 67.33
5位 No6 Wichai WATTANAWISUTH 0:49:55 65.51
6位 No12 Sanjay TAKLE 0:50:49 64.35
7位 No9 Show AIKAWA 0:51:47 63.15
8位 No10 Norihiro YAMAMOTO 0:54:43 59.76
9位 No14 Wichawat CHOTIRAVEE 1:00:04 54.44
10位 No5 Takuma AOKI 1:10:38 (Pen0:15:00)
6日間のラリーはこうして幕を閉じました。
今年のラリーは走って走って、楽しんだラリーでした!
特に、今年初参戦したチームトライアングルの平賀選手、佐々木選手にとっては
いろいろな意味でとても刺激的な1週間だったのではないでしょうか?
世の中には海外ラリーを経験したことのある人と、無い人がいます。
大多数の人が、海外ラリーの経験が無い中で
彼らは、ラリー経験をした一人になったのですから。
今年のラリーが終わったと同時に来年のラリーが始まっています。
来年、ラリーを経験した人の仲間に誰が加わるのでしょうか?
・・・ウマイこと、まとめの文章を書けなくて、なかなかアップできずにいたこの回。
まだ続きも書く予定だし、特にまとめなくていいかな!ってことで、
気負わず書きたいことだけ書いてUPです!!
哀川選手にサインをもらうのは忘れなかったよ!
アンコールワット遺跡とラリーカーの写真を撮るために、私たちは遺跡付近に先回りして待つことに。
バイヨン寺院の南大門。観光名所の一つです。
ラリーカーがやってくるのを待ち構えている間に記念写真。(photo:Ruddee)
あ、ラリーカーがきた!
いすゞチームのオレンジのピックアップが先頭で走ってきました。
って
何があったの~???
本当にラリーは最後の最後まで何が起こるか分かりません!
このときのことを、takuma‐gpコドライバーの椎根選手に聞いてみました。
SSスタートして1km。穴を拾っってクルマが跳んだんだ。
その時青木選手は「あー!」って言ってなんとか体制を立て直そうとしたんだけど、
その先に2個目の穴があって「うそー、2個目の穴があった!ごめんなさい!!」って。
その瞬間、車体が逆さまになったんだ。
巴投げされた状態だね。
フロントを支点にリヤが空中に持ち上がって天井から地面に落ちたんだ。
クルマが止まった時は、進行方向と反対側を向いて運転席側が下になってつぶれた感じだったよ。
だから、拓磨選手がクルマの下敷きになっているように見えてね。
ものすごく焦ったよ。
あわててサードシートから降りて、現地の人を呼んで人力でクルマを起こしたんだ。
でも、幸い拓磨選手もヨンさんも、もちろん自分にも怪我が無くて。
クルマの状態を確認したら、アクセルのペダルが曲がって戻らなくなってた。
拓磨選手が使っているハンドシステムでは操作が不可能になってしまったから、
ハンドシステムを取り外して自分が運転したんだ。
でも走っていたらだんだん水温が上がってきて。
それでもエンジンは動いたから、行けるところまで行こうと走っていたんだ。
あとで確認したらエンジンマウントがガタガタで、ラジエーターのホースも切れていたよ。
残り1kmのところまで来ていよいよ走らなくなってきて、超スロー走行をしていたら、
4番手の車が牽引してくれたんだ。
最悪、最後は押す覚悟だったよ。
だってゴールが見えていたし、
ゴールまで車を持っていくのが俺の仕事だからね。
牽引された車の中での会話は「笑っていこうよ!」だったよ。
そう、最後にゴールした時は笑っていような、って。
クルマ好きがバカやっちゃったっていう軽いノリで行こうよ!
だって痛々しい感じで行くのはカッコ悪いじゃん。
だれも怪我が無かったんだしさって。
ゴールセレモニーのためにアンコールワットの前でクルマを並べたときに
拓磨選手に呼ばれて、抱きつかれたんだ。
「よかったな、お疲れ」って言ったら拓磨選手が突然泣き出したんだ。
「泣くなよ」って言ったけど、俺ももらい泣きしちゃって。
熱いものが込み上げてきたよ。
よかったって思ったし、ゴールで来てホッとしたしね。
本当に感動的なゴールだったよ。そんなつもりはなかったのにね。
そんなドラマがあったなんて!
青木選手の男泣きの話を聞いただけで私ももらい泣きしそうですよ!
次々とバイヨン寺院の南大門をくぐるラリーカー。
これからゴールセレモニーです。
ゴールゲートはこんな感じ!
ゲートの向こうに見えるのがアンコールワット。
本当にアンコールワットのまん前なのです!
アンコールワット側からゴールゲートを見るとこんな感じ!
観光客も物珍しそうに見ていましたよ!
ゴール地点に次々とラリーカーがやってきます。
ラリーカーを洗車するトライアングルチーム。
SSが終わってすぐにゴールなので、クルマを洗う時間が無いんですね~。
でもゴールゲートはピカピカの状態でくぐりたいですよね。
せめて、ゼッケンだけでも、スポンサーさんだけでも、見える所だけでも。。。
ってことで、手持ちの水で洗っているようです。
takuma‐gpのメンバー一同です!
スタッフに恵まれたラリーだった、と言っていました。
選手たちはお互いの健闘をたたえあって握手をしています。
感動的な時間が流れています。
私は、と言うとゴールした選手たちと握手の写真をとっていました。
右手でカメラを持つので、どうしても左手の握手になってしまうのがちょっとアレですが。。。
コンペティター同士の握手は、私との握手とは全く違った意味合いのあるモノです。
同じラリーで戦っていた戦友同士、というのが適当かどうか分かりませんが
コンペティター以外、交わることのできない、強い絆で結ばれているような気がするのです。
その絆は何年たっても変わりません。
私がコンペティターとして参加したのは、もう大分昔の話になってしまっていますが
それでも、同じラリーを走った人と会えば、その時のラリーの思いが鮮やかに思い出され、
心は一瞬にして走ることだけに集中していた、あの時間に戻ることが出来るのです。
今まさに、その絆が生まれた瞬間に立ち会っている、それを近くで見ることが出来る
同じ絆の中にはいないけど、それだけでも幸せな気分です。
ジオランダージャパンの高須さんが
メカニックのリーダー、さんきょうの田村さんとタイヤの状態について確認しているようです。
さすがです!
チームトライアングルとガレージモンチ御一行も握手です。
左後ろでパンイチで着替えている人がいますが~。
アドベンチャークラスもいろいろとあったみたいですが、無事にゴールできて本当に良かった!
トライアングルチームの3人はモンチ達だったから、今年のラリーが楽しめたと言っていたし
モンチ御一行も、トライアングルチームと一緒にラリーに参加できてよかった、と言っていました。
しかも!来年のアジアンラリーにこのなかから参戦するとかしないとか!?
正装?に着替えて記念撮影!
佐々木選手、自分はキャップが似合わないから、とめったなことでキャップはかぶりません!
間もなくゴール。
終わりの時間が近づいています。
ゴールゲートにラリーカーを並べて、コンペティターの皆さんが記念撮影です。
成績順にゴールゲートをくぐります。
1位 No15 トップを守りぬいたRattapoj BUNCHUAYLUEA/Somkiat NOICHARD組
2位 No2 チーム九州男児 Kinya MORIKAWA /Masayuki FUKANO
寄せ書きが書かれた日本の旗を掲げています。
最終リザルトを確認すると、トップと6分差。
最後のSSで5分も差をつけてゴールしています!
SSがあと50kmあったら・・・。ってタラレバですが~。
3位 No5 takuma‐gp Takuma AOKI/Katsuhiko SHIINE/Ittipon SIMARAKS
最終SSでの大クラッシュがありながら、3位は立派!
このとき、クルマは動かなくなっていたので仲間たちで押してのゴールイン。
スタッフだけでなく、アドベンチャークラス、チームトライアングルのメンバーみんなで押して動かします。
4位 No6 Wichai WATTANAWISUTH/Chaisin Narkban
最終SSのゴール数キロ前で、3位のtakuma-gpをけん引したのがこのチーム。
もし、takuma-gpをけん引しなければ、彼らが3位だったかもしれないのに、
躊躇することなく、ライバルチームであるtakuma-gpをけん引してゴールに導いたのです。
5位 No14 Krittasarun BOONYATANASET/Thanyaphat MEENIL
去年のアドベンチャーではお世話になりました!
6位 No12 Sanjay TAKLE/Musa SHERIF
アジアンラリー史上初のインド人チームの完走です。
7位 No10 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM 2号車
別名あきんど号のNorihiro YAMAMOTO/Takashi TSUJIMOTO
今までとは違う車、違う体制でしたが、見事完走素請負人の役割を果たしました!
8位 No9 SHOW AIKAWA WORLD RALLY TEAM 1号車
Show AIKAWA /Fumio NUTAHARA
初のアジアンラリー参戦で、ノーペナルティで完走!!
来年のアジアンラリーにも参戦するとダウンタウン超DXで宣言していました!
9位 No11 TEAM TRYANGLE Takeshi HIRAKA/Hayato SASAKI/Yoshiro ITO
最終SSではなんと4位の成績!
どのチームよりもラリーを楽しんでいたのではないでしょうか?
アドベンチャークラスガレージモンチからビールで総攻撃されています!
10位 No7 Krittasarun BOONYATANASET/Thanyaphat MEENIL
そしてアドベンチャ―クラスもゴールゲートをくぐります。
ガレージモンチ有料組!
竹野悟史さん、柳川直之さん、井原永理さん!
韓国のエンデューロチーム!
韓国&マレーシアチーム!
ガレージモンチ優勝組!
チームトライアングルからシャンパンシャワーの応酬!
先ほどの仕返しとばかりに頭から!!
すっかりビショビショになってしまいました~。
アジアンラリーに参戦したすべての人たち。
ゴールの時を迎えてみんな笑顔です!
ラリーはゴールを迎えました。
競技はこれで終わりですが、まだまだ終わりません!終われません!!
AXCR2011ラリーレポート⑲ 8月 11日 LEG6-3につづく・・・
LEG6:8月11日(木)晴れ
総走行距離94.70km(SS7:54.50km)
パタヤの海辺で海鮮バーベキューを食べたのが、ずっと昔のことだったような気がします。
この5日間は時間の流れ方がいつもと違いました。
急きょラリーに行くことを決めた準備期間の7月初めから、違ったか。
寝不足でつらい状態も今日で終わるだろう(終わらないかもしれないけど)っていうホッとした気持ちと
こんなにも充実して楽しくて、刺激的な時間を時間が終わってしまうのが惜しい気持ち。
でも、否応なく時間は流れて、いづれ終わりの時がやってきます。
その覚悟はできているような、いないような。。。。
って、こんな感じのことを思ったのは、ほんの一瞬。
いや、こんな時はそんなことを思って感傷に浸るもんだよな~、と思ってみただけ、かな。
とにかく、今日1日どんな出来事が起こるか、どんな写真が撮れるか、どんな話が聞けるか。
コンペティターと同じように、今日1日をいかに活動するか、毎日が勝負の時。
それは最終日だからってなんの変りもありません!
気持ちを引き締めて、昨日と同じように今日も走り抜くだけです!
今日のSSは54km。
日本で普通に走る距離なら長いかもしれませんが、ラリーならあっという間です。
私自身、ラリーに行くようになって、距離感がすっかり変わってしまいました。
100kmは近いうち、って感じでしょうか。
初めてラリーに行った帰り、成田から自宅までナビで検索したら100km以上あったのですが
「え、こんなに近かったの?」って思ったものです。
今日の最終SSは走行距離も短いので、朝もゆっくりです。
こちらは、昨日までの車載カメラの動画をチェックする青木選手。
哀川選手がフラッとやってきて、チームトライアングルと話し込んでいます。
昨日の夜にあるかと噂されたブリーフィングが朝食後に行われました。
いくら距離が短いからと言って、最後まで何が起こるか分からないのがラリー。
一昨年1位だったチームは、最終SSの残り数キロってところで足回りを壊して走行不能になり
リタイヤしていました。
皆さん、真剣に話を聞いています。
オフィシャルブリーフィングの後は日本人同士でもミーティング。
よく聞き取れなくてあやふやだった所などを確認しています。
たとえライバルであっても、同じ道を走ってきた仲間。
国もチームも関係なく、お互い正々堂々と戦って、
これ以上、1台も欠けることなく全ての車両をゴールゲートまで持っていきたい、
という気持ちになるのです。
こちらはtakuma‐gpのナビ、ヨンさん。
公式言語は英語ですが、競技委員長がタイ人なので、
チーム員にタイ人がいるっていうのは心強いでしょうね。
こちらはアドベンチャークラスのブリーフィング。
笹さんからいろいろと話を聞いています。
最終日となる今日は、どのクルマに乗るか昨日からずっと考えていました。
実は昨日、ディレクターカーは行かないよ、と言っていた村に行ったらしく
(しかも、もっとにぎやかで写真撮影に向いているらしき村)、
コース上の何か所も回ったみたいだったのです。
どの車に乗るのがベストだったのかは、
その日が終わってみないと分かりません。
それは、人の車に乗せてもらっているから、と言うだけではありません。
たとえ自分で全てコントロールできたとしても
思った以上にラリーが早く展開して、現場に向かったものの
すでにラリーカーは走り去った後だった、とか、
川渡りの写真を撮りに行こうと思って行った川が枯れていたり、
泥濘地が普通の道になっていたり。
その逆で、それほど期待していなかった場所でも
思いがけないアクシデントで、良い写真が取れたり。。。
そんな中でも、良い写真が撮れる確率を上げるべく
天気予報や、各ラリーカーの状態、コースを作ったピタックさんに話を聞いたりして
情報収集して考えて考えて度の車に乗るか決めるわけですが~。。。
今日のSSは距離も短いし、トップから最後までそれほど時間もあかないだろうな。
だったら、レースを追いかけて走るディレクターカーの笹さんのクルマに乗って行くのがいいかも。
ピタックさんやルディさん、フレッドさんも一緒だと言うし、
外国人メディアがどんなところでどんなふうに写真を撮っているか見られる最後のチャンス!
ということで、今日はディレクターカーと同行するピタックさんの車に乗せてもらいました!
SSの入り口はアンコールワットの北の方。
この土の色を見ると、アジアンラリーだな~って感じがします。
各ラリーカーががんばれ日本、がんばれ東北のステッカーを貼ってくれています。
私もこっそりステッカーを貼っておきました(*^^)v
スタート風景を見届けたら、村へと向かいます。
あ、シマイヌだ!足までちゃんとシマが入ってる~!
ここでも田植えをしています。やっぱり手作業なんですね。
このタイプのクルマが走っているのはよく見かけますね~。
カンボジアの軽トラ的な扱いでしょうか。
クルマの後ろについているのは煙突?脱穀機的なもの?
あ!ラリーカーがやってきた!
一番初めに現れたのはtakuma‐gpです!
そのすぐ後ろにはNo15の蒼いピックアップ、バラポートさん!
その3分後!No7はいすゞのペナルティが100時間ぐらいついてるチーム!
No6の Wichai さん。2台続けてやってきました!
マレーシアのメディア、ルディさんはクルマに乗って屋根の上から撮影しています!
ルディさんは私が両手で抱えるようにして持たないと持てないような重いカメラと、
何とか片手で持てるカメラと、コンパクトカメラと、
少なくても3台を駆使して撮影していました。
それらを手に、怪獣サンダルでジャングルの中に入って行ってたんだから、すごいよな~。
機材だけで何キロになるんだろう!?
チームトライアングルもやってきた!
カーブを曲がり切れずに、こっちに向かってきたーーー!!
目の前で止まった!ふぅ~。
切り返して・・・
バックして・・・
コースに復帰!
あぁ、びっくりした~。轢かれるかと思った!!
おかげで迫力満点のいい写真が撮れたけど!
そしてNo14番はWichawatさん!
チーム翔も2台連なってのランデブー走行!
哀川選手は最終日を前にして「また来年も出たいね!」と言っていました。
彼もまた、アジアンラリーの魅力にとりつかれてしまったようです!
ラリーカーが走り去った後、メディアはアンコールワット遺跡とラリーカーの写真を撮るために、
先で待つことに。
AXCR2011ラリーレポート⑱ 8月11日 LEG6-2 に続く・・・
AXCR2011ラリーレポート① カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/11/23 00:51:54 |
|
AXCR2011ラリーレポート② 8月4日 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/11/23 00:51:19 |
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AXCR2011ラリーレポート③ 8月5日 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/11/23 00:50:34 |