へへの介のブログ一覧

ちょっと異常なほどのお祭り騒ぎの中、ついにiPhone3Gが発売されましたね。

個人的に、ほんのちょっとだけ未来が近づいた気がします。
たかがちょっと変わった操作性のケータイひとつに「そんなおおげさな」と思われるかと思います。
ただ、私はiPhoneのめざしているモノはコレなんではないかと思うんです。

</object>

これはApple社が1987年に未来のコンピュータの理想像として描いた「ナレッジナビゲーター」というモノです。
キーボードは無く音声と指先だけでコントロールし、執事のようなコンピュータのキャラクターがいろいろお世話を焼いて「やりたいこと」をアシストしてくれる、いわゆる「コンピュータ」というよりも今世の中にあるさまざまなツールを統合したモノといった感じでしょうか。
根幹にあるインターフェースへの考え方に共通項がある気がします。

90年代初頭、以前勤めていたコンピュータ関係の会社の倉庫でこのビデオを見つけ、カルチャーショックを受けたのを今でも覚えています。
まだWindowsなんてものは無きに等しく、PCはまだまだテキストベースで動いていて、PC数台つないで社内のネットワークを構築するだけで技術者が何万何十万ものお金を取れた時代に、「この会社（apple）はコンピュータを造りたいんじゃない、その先にある未来のもっと凄いモノを創ろうとしている」と思い感激しました。

今はもちろん技術的な問題や、インフラ、コスト等々のいろいろな問題のためにまだまだ実現にはほど遠いですが、現在あるインフラを最大限利用して近いモノを造ろうとした結果、ケータイの形態をもったパーソナルツールになったと考えるのは飛躍のしすぎですかね（笑）。

まあ、これからいろいろ機能を追加しながら理想とする姿に近づいていくのかもしれません。
最終的には全く違うモノになってしまうのかもしれません。
MacBookとの統合なんて事になるやも？
ひょっとすると、数年後のデスクトップiMacは巨大なiPhoneと化しているかもしれませんね。
ジョブスさんの頭の中には、あるべき理想像がすでにできているのやもしれません。
そういう未来をちょっとでも想像させてくれるモノとして、私はiPhoneを凄いなぁと思っているわけです。

以前宣言したとおり買います。
ただ、キャリア自体は今でもソフトバンクですが、今のケータイの契約の関係もあるので年末から年明けになると思います。
早く欲しいんですけどねぇ…さすがに2台同時所有は金銭的に辛いです。

長文にお付き合いありがとうございます。