蠍座の黒

ウチのクルマのカラーは、Nero Scorpione。蠍座の黒という意味。カラーコードはNo.876ですので、その実体はNero Carbonio、いわゆるカーボンブラックです。
実は、ABARTH500のNero Scorpioneには、二種類あると言われていまして、極初期の頃は、No.891のNero Metallizzatoだったとの事。
通販でNero Scorpioneのタッチアップペイントを購入しようとすると、親切にも、876か891を確認するようにコメントがあるショップもあります。
私の経験では、以前にディーラーでタッチアップペイントを注文した時にNo.891が来てしまい、No.876に交換してもらった事があります。その時に、容器を並べて外から見た感じからは、876と891の違いが良く分かりませんでした。

そこで、自動車の塗色配合検索ができる配合.JPにて、配合を調べてみました(爆)
イサム塗料のベースコートACRO BASEを元に、以下の表にまとめました。



特徴的なのは、No.876が粗めのメタリック粒子と青いパールでキラキラ感を出しているのに対し、No.891は白いパール粒子しか配合されていません。並べて見た場合には、No.876の方がよりメタリック感が、No.891の方はよりソリッド感が、強く感じられることが予想されます。

ちょうどいい機会なので、「疑惑のNero Oceano」にも言及しておきましょう。
アルファ159の、いわゆるオチェアーノブラックには、メタリック粒子は入っておらず、青いパール粒子のみです。強い直射日光に照らされてラメが輝くと、カーボンブラックとは全く違った色に見えることでしょう。

では、れおっち♪の by gucciではどうでしょう。
調べると、No.221のNero Luxという色のようです。こちらは、メタリック粒子はシルキーで細目のものを少量配合、またバイオレットが多く、コレもまた違った色に見えるはずです。

今年のチンクェチェント全国オフでは、
参加車両525台の内、黒系が28台エントリーされています。（2015年10月10日現在）
自分の愛車と同系列色の他車をガン見して、微妙な色の違いとか、発見するのも楽しいかも知れませんね(^^♪