こんばんは~。・・・突然の豪雨に、Yシャツが透けるほどに濡れて学校から帰宅しました・・・。・・・そうです。傘を忘れたんです。HAHAHA・・・さて。では早速、昨夜アップした0号車の詳細を、詳しく書いていこうかと思います。5月中旬。このクルマを作ることを決意しました。もともとは、前年度に比べカラーリングが非常に細かくなったことや、新しいZ4を作るためのペーパークラフトのベースが、ほぼすべて描き換えになる(つまり、ベースの形のほとんどが新しく作った部分に変わる)こともあって、製作は考えてませんでした。しかし、スーパーGT第2戦富士。4号車に寄せられた、たくさんのファンやスタッフ達の心。0号車の優勝。・・・気持ちが変わるには、十分すぎる出来事でした。生徒会の仕事が終わって帰宅したら、出来る限りPCに向かいました。まぶたが重くなっても、完成したときのことを想像し、夜中の2時まで作業しました。そこまでしなくても、あせらなくても・・・と思われるかもしれませんが、それほどまでに早く形にしたかった。みんなの思いを乗せた4号車を。ころころと変わる天候の中、堂々とした走りで駆け抜けた0号車を・・・。ようは、やる気があるか無いかです。ベースにしたのは、こちらのS2000。@tom Factory様が配信されているものです。このS2000を、過去に2009年仕様のミクZ4にしたものがあったので、そこからさらに展開図の編集。ドローソフトや専用のツールは基本無いので、フォトショップの画面のみで、寸法も目分量で調節していきます。一通り、Z4の形を作ったところで、カラーリングに手をつけます。・・・ここまではよかったんですよ。しかし、ここで問題が発生していることを、自分は知らないで作業をしていました。今年度のHATSUNEMIKU BMW Z4 #0。パッと見でも、複雑なカラーリングだということがお分かりでしょうか。(ワンフェスでの初登場時)撮影:p(岡山の開幕戦時)撮影:鵯さん写真の提供、本当にありがとうございます!このカラーリングを再現するには、それなりの写真や資料を見ながら、マウスで「ドットで」描く必要があります。インターネットで画像を検索して、拡大してもある程度のカラーリングが分かるような写真を保存し、何枚もの写真を重ね重ね見ながら、それを平面状に写していきます。フロントバンパーのカラーリングだけでいうと、大体2時間くらいでそれらしくなります。そうしていって、やっとルーフに手をつけたとき、自分はやっと、今までミスしていたことに気がつきました。「あれ?俺、ここでこんな模様描いたっけ??」富士戦の個人スポンサー数を調べていた時のこと。自分が展開図に描いた模様と、写真に写る実車の模様がなんだか違う・・・。疑問に思って調べ始めると、どうやら、自分が参考にしていた画像に問題があったようでした。そもそも実車で、ルーフの写真を撮ることってそうあるものではないと思うのです。ですからネット上でも、当然そういった箇所を写した写真は少なく、もし写っていたとしても、それは写したというより、「写っていた」と表現するほうが正しいようなものばかり。そんな中見つけたルーフを写している画像は、写真ではなく、CGでした・・・。そのCGは、実車にかなりそっくりに再現されていましたが、よく見ると、実車と模様が違ったのです。範囲は、リア周りのほとんどが該当しました。自分が作っているのは、実車に似せたCGを再現したものじゃない。実車をそのまま再現しているものだ。土曜日の空き時間をほとんど使って、このように修正。(画像はルーフではなくリアバンパー)そうして何とか形となり、ウイングやディフューザーを作っていきます。リアバンパーは、画像のようなカーボンシートを利用して、グレーの部分だけを選択ツールで選択・・・。これで網目を再現します。そして組み立てに7時間かけて完成したのが、こちらの画像のもの。時刻は、午前2時47分でした。ではここから、展開図製作の進行順にあわせて、各部の写真と解説です。まずはフロント。左右に2枚のディフューザーをつけています。このディフューザーは、真四角のカーボンシートを目分量でハサミで切り出して作ったもので、作業時間の2/3を費やしたものと思われます。また、引率フックもしっかりと再現。ボンネット。カラーリングを描き終えた後にダクトを作成、その後にスポンサーデカールの順で展開図を仕上げました。一番カラーリングの面積が広く、デフォルメされた車体と、実車との差にもっとも悩まされた部分でもあります。サイド。なんと、サイドのミクさんの絵が1枚も見当たらず!!!さすがに何も無いのではどうしようもなく、一時はここで終了かと悩みましたが、自分がワンフェスで撮って来た写真と、ネットから拾ってきた画像を合成し、さらに髪の毛を手描きで表現することで、なんとか再現することが出来ました。そして、サイドには3つの切込みが入っています。リア。ディフューザーの形状に悩まされました。また、ここは完全にベースの残っていない新規の部分で、何度も印刷して形の調整を繰り返しました。またダクトには、先ほどの写真の網を使用。網内部に実車の写真を貼り付け、その上に選択した網を被せることで、リアルなものとしました。ルーフ。ここまできて、問題に気づきました。一回描き終えたグラフィックを、先ほどのリアとサイドも含めて描き直すことに・・・。修正完了後に、実車の写真やミスのきっかけとなったCGから個人スポンサーデカールを製作。StudieR@cingのステッカーは、画像データを編集して製作。「ニッポンを元気に!」は、もっとも実車に近いフォントを選択。フロントウィンドウ以外は新規作成で、ウィンドウにはグラデーションを施しました。また、幅0.5mmのアンテナをハサミで切り出して装着。展開図には用意してなかったので、糊代からもって来ました。リアウイング。完全新規パーツ。ステーの形状に力を入れました!タイヤ・ホイール。完全新規。ホイールは回転している写真が多かったので、再現がなかなか難しかったです。あた、自分は丸いものを展開図で描くのが苦手(汗ブレーキディスクは他から流用。ローターの溝は、追加で描きました。タイヤのADVAN、YOKOHAMAの文字は、元画像を円の外側に置き、円に沿うように文字を1文字ずつ斜めにさせた後、縮小。2009年版のZ4では、この文字が読めなかったので、読めるクオリティーに自己満足。ミラー。実車の写真からミラーのみをトリミングし、形をそのままドットでなぞることで製作。ミラー面にグラデーションを入れています。おまけ。~テスト印刷車両との比較~・ホワイトボディー・ボンネットにミクさん登場・ルーフのカラーリング修正後。・完成品。画像のように、何度かテスト印刷をしています。奥に行くほど新しくなっております。イメージをつかむため、手描きでカラーリングを描いてみました。このときタイヤに残っているスポンサーステッカーは、以前作った2009年版ミクZ4の名残です。テスト車両1,2です。レッツ間違い探し!テスト車両2台と完成品の比較です。左がテスト車両2、右が完成品です。さぁ、レッツ間違いさg(ry間違い探し1の答え!・ルーフ、その他のカラーリングの有無・ライトの色の変更・細部のパーツのグラフィックの追加・スポンサーの追加・ウィンドウのワイパー、ハチマキ、・ボンネットのカラーリング修正ボンネットのカラーリングの違いに気づいたそこのあなたには、写真をよく見てくださっていることを心から感謝いたします。間違い探し2の答え!・ボディーサイドの形状、(ダクト周辺)・ホイールの色合い・ブレーキの向きの修正・タイヤのスポンサーの追加・リア周りカラーリングの修正・ディフューザーの立体化・ブレーキキャリパーの色・ウイングの有無・・・長かったですが、こんなものでしょうか。最後に。ペーパークラフトというのは、やろうと思えば専用のソフトを使ってCGのように形を作り出し、実車をそのまま縮小したようなクオリティーで製作することも出来ます。PDFファイルなんかを使えば、自分の作る作品なんかとは比べ物にならないくらい線がきれいになるでしょう。でも、そういったペーパークラフトと、比較しないでほしいと思っています。以前、こういったことを良く知らない方に、こういわれました。「そんなの、小学生の紙工作だよ。」まあ、分からなくもないです。上記の通りBMPで表現される線はドットで、そこだけ見たら、初代プレイステーションレベル、それ以下くらいのものにしかなりません。デフォルメされていて、実車と違うところもどうしても出てきてしまいます。でも、こういったことって、結局自己満足の世界でもあるので、自分はこれでも良いと思っています。なら公開するなよって思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、作った側として、やっぱり皆さんに似てるね、カッコいいねって、言ってほしいものでもあります。・・・専用のツールや、PDFのようなファイル形式を使うことなく、どれだけ上手にまとめられるか。これが大事だと思っています。実際の完成度を見て、上記のようなツールを使ったものと比較して、この程度でしかないのかと。そんなことは言われたくないですからね。その程度のもだったとしても、仮に今回がその程度の作品だったとしても。製作側がかけた時間と気持ちを、是非とも汲み取っていただきたいと、最後にそう記しておきます。それでは~。