サスペンション奇談

聞き覚えのない異音が、全ての始まりであった。
「フロントサスのナットが緩んでる？」


2021年の秋にショックを交換した直後、このフロントストラットリバウンドの助手席側のナットが緩んで激しいガタつき音が発生。
締め直してからは特に問題がなかった。
今回その時程ではないが、ブレーキ時に音がするような。
締め直してみるかと思って見ると、ある事に気づいたのだった。


亀裂？
念のため外してみると


なんだこれはっ
左右共この状態。


流石にこのままではいかん。
急いでディーラーに駆け込み部品を注文。
整備の方にも見て貰ったが、こんな症状見た事ないと言われる。


一週間後、部品が届く。


新旧比較


亀裂どころか、大きく変形している。
一応そのまま装着してみたが、こうなった原因が分からない。
そもそもサスペンション交換前はどうだったのか？


その夜、昔の画像を晩酌しながら見返してみた。


マジカルサスペンションリングを初装着した時の画像を見た時、ある事に気付いたのだった。


アレ？


日が変わろうとする深夜、急いで現車を確認。
ここで、全ての謎が解けた。


スイスポのショックに交換した時、ナットもスイスポ純正を使ってしまった。


今回交換した【7】は【8】のナットと密着する事で本来の役割を果たすのだが、薄いスイスポ純正ナットを使用した結果、隙間が空いてしまった。
結果、トップのナットを締めすぎて変形・それでも隙間は埋まらずフロントストラットリバウンドに負荷がかかり亀裂が入ってしまった。

何故、私はバレーノ純正ではなくスイスポ純正を使い締めてしまったのか。

締めこむ際にエアーインパクトを使ったのだが、ディープソケットを持っておらず長い形状のバレーノ純正ナットを無意識に回避してしまったのだと思う。
こんな事になろうとは、当時の私は知る由もなかった。

全く恥ずかしい失敗談だが、この間違った状態で2年近く走行して壊れたのが今回交換したパーツのみだった事、そしてバレーノ純正ナットを捨てずにとっておいたのは不幸中の幸いであった。


結局一度外していたマジカルサスペンションリングを今回改めて挟み、ナットにはネジロック剤を塗布しておいた。
既に200キロ近く走行しているが、緩みは無い。
しかし、念のため17のメガネは後部座席に今も積んでいる。

素人整備は車好きの楽しみか
それとも無謀な挑戦か
両方なのかもしれない。


次回：【さらば、ヘラーツイントーン】
※ブログ内容は予告なく変更する場合があります


土曜ワイド劇場・江戸川乱歩の美女シリーズ「天国と地獄の美女」予告
最初見た時映画の予告かと思ったら、この豪華さでテレビドラマ！
今地上波で放送は無理だろうなぁ～。
そして伊東四朗があまり変わらないのは草。

オマケ

12:06の予告編パロディだけでも見てｗ