
カーカスタムに於いて、よく「アメリカン」という表現を耳にします。
私は、この表現に違和感を覚えます。
自動車先進国である米国。
実はカスタムも地域・人種によって大きく異なります。

我が国ではかつては、鉄格子のグリルを装着してるだけで「あめりかん」な時代もありましたが・・・
※これは米国のショーカーを、日本でカローラ・バンで再現したのが爆発的に流行したんですorz

では米国にはどんな種類の「カスタム」があるのか?
渡米したこと無い私が、大好きな4代目シボレー・カプリスの画像で解説したいと思いマス。違ってたらサーセン。
ホット・ロッド
主に白人の高齢者が好むイジり方です。
キーワードは「クレーガー」「ドラッグ・レース」です。
Custom【カスタム】
格好に走ったイジり方です。
キーワードは「アメリカン・グラフティ」「ホワイトリボン・タイヤ」です。
Kustom【カスタム】
同じカスタムでも「ワル」に徹したイジり方です。
MT(ミニトラック)スタイルの原型だと思います。
シフトがバタフライ・ナイフだったりします。
キーワードは「マット塗装」「ピンストライプ」といったところでしょうか。
バブル
日本では「ハイライザー」とも呼ばれます。
主に東・南海岸の黒人に好まれるスタイルです。
しかし微妙に違いも存在する様子で、車高を上げすに大径ホイールを納めるのは「DUB」と呼ばれるみたいです。
ローライダー
主に西海岸のヒスパニック系人種に見られるスタイルです。
私は、このスタイルが大好きですw
車体にハイドロリクスを組み込んで、車を跳ね飛ばして高さを競う「ホッピング」をしたり、エアサスで車高だけを落とすといった違いがありますが基本的には有色人種のイジり方です。
キーワードは「TEX-MEX」「デイトン」でしょうか?
ここに載せない「スポコン」「hellaflush」は西海岸の日本車=東洋人のイジり方なのでカプリスの画像が無かったので割愛します。
でも、ズラっと並べた画像を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
カスタムはホイールが基本です。
クレーガーでローライダー、デイトンでホッドロッドは「無い」です。
カー・カスタムの我が教訓。
オシャレは足元から。
Tum Tum - Caprice Music
あまり日本では馴染みのない「南海岸」のヒップホップです。
何よりPVに登場する車=カプリスの前ガラスに貼られた、テキサス州のステート・インスペクションがその証です。
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Xzibit - Criminal Set
でもやっぱ、私には「西海岸」がしっくりくるw
Posted at 2013/06/29 00:59:28 | |
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