
NDロードスター用のメーターを製作しています。
NDのOBD2からcan-bus通信を調べています。
ライト状態とギヤ状態があると言うアドレスについてデータを調べてみました。
ライト状態は0x09Aというアドレスにデータがあり、先頭の文字がライト状態のようです。
実際に取得したデータを例として載せておきます。
1.ライトOFF、2.ライトオートでロービーム、3.ライト手動でスモール、4.ライト手動でロービーム、5.ライト手動でハイビームとして、
1. 00 00 00 00 88 00 00 00
2. 30 00 02 00 88 00 04 10
3. 20 00 02 00 08 00 04 10
4. 30 00 02 00 88 00 04 10
5. C0 00 02 00 88 00 04 10
でした。
先頭文字が、0でOFF、2でスモール、3でロービーム、Cでハイビームのようです。オートライトにして変化させても同じでした。
あと、ギヤ状態は0x165というアドレスにデータがあり、左から13・14文字がギヤ状態のようです。あとクラッチ状態もあり、左から5・6文字だそうです。更にオートクルーズ状態信号もあるらしいです。1〜4文字目?(自分のNDには付いていないので不明)
オートクルーズ信号はこの方のページを参照して下さい。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2898510/car/2508605/4830828/note.aspx
実際に取得したデータを例として載せておきます。
車両走行中、3速、クラッチ繋ぎ:40 80 16 C0 68 00 07 F3(タイトル写真)
1速が13、2速が0B、3速が07、4速が06、5速が05、6速が03のようです。バックは今の所不明です。
クラッチは19より上が踏んでいる時で、18より下がクラッチを離している時のようです。(エンスト状態では値が変わったので間違っている可能性あり)
ギヤ状態とクラッチ状態はアナログ的な数値変化をしていました。
変化具合をみると、アナログ的に動く数値が、ギヤを入れクラッチを離すと、しばらく後に一定になり安定する動きでした。
そういえばNDロードスターのメーター内に、ギヤ表示がありますが、ギヤを変えてクラッチを繋いでもギヤが表示されるまでに少し遅れがあります。多分アナログ的な変化が収まってからギヤ表示を開始しているのでは?と感じました。
またエンスト状態でギヤを変えても、ギヤ状態は1速のままでした。また、信号などでクラッチを切って車両停止すると、ギヤの表示は段々と下降し1速となります。あと、定速走行中クラッチを切って回転数が低くなるとギヤが段々と上昇し6速になり、そのままエンジンを吹かすと段々と1速になりました。どうやらエンジン回転数とタイヤの回転数(つまりトランスミッションの入力と出力の差)がギヤ状態の演算元のようです。
当初ギヤ状態があるアドレスは0x228だと思っていましたが、実際に車両に流れるデータを調べてみると、0x228は全くデータが流れていませんでした。情報ではドライブやパーキングの状態も持っているアドレスだったので、オートマ用のアドレスのようです。MT車ではデータが来ないのは当たり前かな。
これでメーター製作に必要なデータの参照元が全て判明しました。数式が違ってたり、データの参照元を間違えているかもですが、メーターとして何とか形にはなりそうかな。
Posted at 2020/05/01 13:44:31 | |
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