2007年10月31日
『ガイアの夜明け 日産GT-R』
昨夜のTV東京系「ガイアの夜明け」という番組を見られた方も多いと思います。
日産GT-R開発の舞台裏が紹介されていました。
雑誌などで、ここ何年も取り沙汰されたGT-Rですが、先日お披露目がありましたね。
なかなかマッチョな中にもエッジの利いたシャープさが混在する良いデザインだと思います。
(あくまで私感ですが・・・(^^;;))
日産では、「ポルシェより速い車を!」をコンセプトにGT-R開発が行なわれてきた様子が分かります。
国産スーパーカーを作る情熱が感じられました。
通常の新車開発は、各部門ごとでバラバラに部品を開発し、それを組み合わせることで新車を作り出すそうですが、このGT-Rは、各部門のスタッフそれぞれが集合し、密に連携を取りながら作り上げていきます。
これは、GT-R開発総責任者、「水野和敏氏」の考えで、「GT-Rはこれまでのクルマの作り方ではできないスーパーカーである。」という理念の元、各部門のスタッフが顔を突つき合わせ、コミュニケーションを取り、試行錯誤を繰り返しながら、ひとつずつ各スタッフ全員でハードルをクリアーしていくという方針を打ち出しました。
ドイツ・ニュルブルクリンクでテスト走行をするGT-Rの姿はカッコエエですな~。(^.^)
GT-R開発とは別に、困惑していたのは販売店の方でした。
GT-Rをどのようなお客さんへ売り込めば良いのか?
とあるGT-R社内説明会での、販売店営業と「水野和敏氏」との会話・・・。
営業;「“良いクルマ”と“売れるクルマ”は違うと思うのですが・・・。」
水野氏;「その通り、違いますね。GT-Rは“感性で売るクルマ”です。」
営業;「・・・」
“感性で売るクルマ”とは、なかなか難しいですよね~。
通常では、「燃費が良いですよ~。」とか「シートアレンジで、こんなに使い勝手が良いですよ~。」とお客さんにも分かりやすい営業アプローチをすれば良いワケですが、“感性”という無形なものを土台に、どう売り込むのかが難しいですね。
このあたり、販売店・営業の試行錯誤が必要でしょう。(^.^)
印象的だったのは、GT-R発表に際してインタビューを受けたポルシェ・ジャパンの社長(?)がおっしゃられた言葉・・・。
「スポーツカー“を”作っている会社(=ポルシェ)」と「スポーツカー“も”作っている会社(=日産)」の違いですね・・・。
ポルシェの自信ともいえる発言のような気がします。(^.^)
GT-Rは、それほどポルシェの販売に影響がないということでしょうか?
個人的には国産スーパーカーのGT-Rには頑張ってほしいですね。
国内の高級スポーツカーは、海外メーカーの独壇場ですから。
私もエルグランドの前は、スカイライン(R33)に乗っていましたし・・・。
個人的にも思い入れのあるクルマなんです。(^.^)
まあ、GT-Rは価格が価格なだけに、私には手が出ませんが・・・(^.^;
GT-Rによって日産が再びV字回復することは難しいとは思いますが、そのキッカケにはなって欲しいと思います。
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Posted at
2007/10/31 19:06:41
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