●Arabba - Passo Fedaia/Marmolada (Dolomites Stars) 154km
E・セッラ(CSFグループ・ナビがーレ)がステージ2連勝!
ドロミテ山岳ステージ2日目です。
今年のジロで最も厳しく、タフなステージです。
パッソ・ポルドイ(標高2239m)、パッソ・サン・ペッレグリーノ(標高1918m)、サン・トマソ・アゴルディーノ(標高1082m)、パッソ・ジャウ(標高2236m)、パッソ・ファルツァレーゴ(標高2117m)、を越えて、最後にパッソ・フェダイア-マルモラーダ(標高2057m)に上り切ってゴールする殺人的コースです。
レース序盤からアタックがかかり、先頭を逃げる選手は3人です。
J・ロドリゲス(ケスデパーニュ)、F・バリアーニ(CSFグループ・ナビガーレ)、セッラの3人です。
ゴールまで残り55㎞。
先頭3人がジャウ峠頂上に近づいています。
山岳賞ジャージのマリア・ヴェルデを着ているセッラが先頭で頂上を通過。
1位通過で山岳ポイントをGETです。
後続の優勝候補を含む主要集団では、D・ディルーカ(LPR)が先頭を引いています。
先頭3人から遅れること1分56秒差で主要集団が頂上を通過しました。
道の両側には雪が積もっています。
あ~・・・。 マリア・ローザのG・ボッシージョ(LPR)が遅れている・・・。
九十九折れの下り坂を行く先頭3人。
なかなか良いペースで逃げています。
先頭グループが、ゴールまで45㎞を通過。
主要集団から、V・ニバーリ(リクイガス)、P・クアピオ(CSFグループ・ナビガーレ)の2人が抜け出した。
先頭は、次のファルツァレーゴ峠の上りに入っています。
ゴール手前40㎞でのタイム差は・・・。
(先頭3人)----1分20秒----(追走2人)
(先頭3人)----2分1秒----(主要集団)
今日も“悪魔おじさん”登場!
・・・と思いきや、全身ピンク色の衣装です。(?_?)
悪魔おじさんは、全身黒ずくめがトレードマーク。
このピンクおじさんは、“似非悪魔おじさん”でしょうか?(^.^;
ゴールまで35km地点を先頭3人が通過。
(先頭3人)----1分14秒----(追走2人)
(先頭3人)----1分52秒----(主要集団)
先頭の3人のうち、ロドリゲスは最後尾で付き位置ですね。
バリアーニが先頭を引いています。
ロドリゲスは他の2人から「お前も先頭を引けよ!」なんて怒られないのでしょうか?(^_^;)
空撮は、スキーヤーを映しています。
標高が高いドロミテでは、雪が少なくなってきているものの、この時期でもスキーはできるようですね。
天候は悪くなり、雨が降り出してきました。
標高が高く(=気温が低い)、雨となると、選手達には相当厳しい条件になっているでしょう。
スタートから120km(ゴールまで33km)地点、ファルツァレーゴ峠の頂上を先頭3人が通過。
(先頭3人)----58秒----(追走2人)
(先頭3人)----2分2秒----(主要集団)
ファルツァレーゴの下りで、追走の二バーリとクアピオが追いついてきた!
この下りで、かなり飛ばして下ってきたようです。
これで、先頭は5人になりました。
先頭5人のうち3人がCSFグループ・ナビガーレの選手です。
これはCSFグループ・ナビガーレにとって、有利な展開に持って行くことができます。
ゴール前20kmを先頭5人が通過しました。
(先頭5人)----1分44秒----(主要集団)
あっ! L・ピエポリ(サウニエ・デュバル)が落車しています!
下りで落車したようです。
R・リッコ(サウニエ・デュバル)の強力な山岳アシストの落車は痛い・・・。
先頭5人は、いよいよ最後のマルモラーダの上りに入りました。
おっと! 先頭グループからセッラがアタック!
昨日、ステージ優勝したセッラが、またまたアタック!
凄いスタミナですね。(^.^)
ゴールまで残り10km地点をセッラが通過。
追走グループは52秒遅れで通過しました。
主要集団では、LPRのアシストが先頭を引いています。
D・ディルーカ(LPR)が2番手。
その後に、F・ペッリツォッティ(リクイガス)、リッコと続きます。
主要集団がゴールまで10kmを通過。
セッラから2分35秒遅れです。
マリア・ローザのG・ボッシージョ(LPR)が遅れています。
しかも、一人ぼっちの単独走行・・・。
LPRのチームエースはディルーカなので、完全に見捨てられています・・・(T_T)
セッラは快調に上っています。
追走グループ4人は、チームメイトのバリアーニとクアピオがセッラを逃がすために先頭に出てペースを上げることはしません。
ロドリゲスと二バーリのみでセッラを追うことになります。
セッラがゴール前7km付近を走行中です。
(セッラ)----1分45秒----(追走4人)
これは、セッラのステージ優勝の可能性が高まっていますね。
ゴール手前5kmをセッラが通過。
興奮した観客がコースに入ってきてセッラの横を併走しながら声援を送っています。
追走4人のうち、二バーリが脱落しています。
追走グループは3人に・・・。
主要集団からぺッリツォッティがアタック!
ディルーカが追ってぺッリツォッティを捕まえる。
しかし、またぺッリツォッティがペースアップ。
優勝候補のライバルに揺さぶりをかけています。
ぺッリツォッティが10mほど先行。
後ろはG・シモーニ(セッラメンティPVC)が引いています。
ぺッリツォッティが再び吸収されます。
(セッラ)----3分33秒----(主要集団)
ぺッリツォッティがまたまたペースアップ。
リッコもこれに応じてペースを上げます。
後ろからD・ポッツォヴィーヴォ(CSFグループ・ナビガーレ)、A・コンタドール(アスタナ)、D・メンショフ(ラボバンク)が追います。
あ~、シモーニとディルーカが遅れている!
リッコがさらにペースを上げた!
シモーニ、ディルーカが遅れたのを見て、チャンスと考えたのでしょうか?
遅れてきた二バーリが主要グループに加わり、先頭を引いています。
リッコ、アタック!
メンショフ、コンタドールが食らいつく!
リッコ先頭で、メンショフ、コンタドールの順で上ります。
リッコが先頭でペースを上げた。
あ~、メンショフが遅れ始めています・・・。
コンタドールもリッコのペースに付いていけない。
遅れだした・・・。
さらに後方では、シモーニが単独で追っている模様。
先頭のセッラは、なおも快調に上っています。
リッコが単独で抜け出し、後方はメンショフ、コンタドールが一緒になって追っています。
シモーニとディルーカも2人で追っている。
セッラがゴールまで残り1.6km付近まで上ってきています。
セッラはコースに乱入してきた大勢の観客に取り囲まれて併走・・・これは危険だ・・・。
メンショフ、コンタドールに後ろからシモーニとディルーカが追いついてきた!
リッコの後ろにメンショフら追走グループが見えていますね。
リッコは一人で先行しているものの、差は開いていないようです。
併走してくる観客にセッラが怒っています!
セッラの横や後ろで声援を送っていますが、あまりにも観客が近づき過ぎているため、セッラが怒りを観客にぶつけています。
この大事な時に落車でもしたら大変ですからね。(^_^;)
いよいよ、ゴールまで残り1kmをセッラが通過!
主要グループ4人のうち、コンタドールが遅れた・・・。
ディルーカ先頭、メンショフ、シモーニの順で走っています。
あっ! 違いました!
コンタドールがアタックです!
コンタドールの後ろにディルーカら3人が追っているのが見えます。
単独のリッコがゴール前1km地点を通過。
ゴール前の激坂をセッラが上っています。
すごい勾配です。
上体を左右に揺らしながら、最後の激走!
セッラが後ろを走るチームカーに人差し指を上げて勝利をアピール。
チームカーに乗る監督も嬉しいことでしょう。
セッラがゴール地点に入ってきた!
マリア・ヴェルデにキスをして、
セッラが1着でゴール!
後ろでは、まだ激闘が続いています。
単独で逃げたコンタドールをディルーカら3人が吸収。
今度は、ディルーカがペースアップ!
メンショフが遅れている・・・。
シモーニ、コンタドールも付いていけない・・・。
リッコの後ろにディルーカが迫ってきたぞ!
ゴール地点にリッコが来た!
最後の力を振り絞り、ダンシング(=立ちこぎ)でスピードを上げています。
リッコ、ゴール。(+2分11秒遅れ)
続いて、ディルーカがゴール。(+2分20秒遅れ)
シモーニ、コンタドールもゴールした。(+2分27秒遅れ)
メンショフ、ゴール。(+2分34秒遅れ)
総合成績では、コンタドールがマリア・ローザを獲得。
2位、リッコ(+33秒差)。3位、ディルーカ(+55秒差)。
以下の総合成績は・・・。
4位 M・ブルセギン(ランプレ) +1分18秒差
5位 メンショフ +1分20秒差
6位 シモーニ +1分26秒差
7位 ペッリツォッティ +2分27秒差
2日連続で山岳ステージに勝利したセッラは、本当にスゴイですね!
今年の山岳賞はセッラで決まりでしょう。(^.^)
総合では、コンタドールがトップに立ちました。
スタート前、本人曰く、「総合優勝は期待しないでネ!」ということだったのですが、何の何の!
タイムトライアル、山岳ステージと上位で走れています。
しばらくは、コンタドール中心にレースが展開されるでしょう。