自転車ロードレースの話題です。
昨日の4/23、第92回『リエージュ~バストーニュ~リエージュ』のレースの模様をTVで見ました。
今回もCS放送の「Jスポーツ」がLIVE中継。
生放送の臨場感溢れる映像を堪能できました。(^.^)
↑優勝はA・バルベルデ(ケスデパーニュ)でした。
フレーシュ・ワロンヌ(4/19開催)にも優勝して、春のクラシック2連勝!
絶好調な走りでした。
レース展開ですが、ゴール前64km地点では、S・ヴェーゼマン(T-モバイル)が一人、先頭で逃げています。
後続の大集団とのタイム差は1分4秒。
先週のアムステルゴールドレースの果敢な走りが今回も健在です。
思わず、応援してしまいました。(^.^)
大集団ではCSCの選手数人が先頭を支配してペースメイキング。
画面では、I・バッソ(CSC)、F・マンセーボ(AG2R)、A・ヴィノクロフ(リバティー・セグロス)の姿が確認できました。
ゴール前54kmあたりから集団の先頭でJ・フォイクト(CSC)が強力なスピードアップで鬼の先頭引き!
先頭のヴェーゼマンとの差は53秒に縮まります。
ゴール前52kmでは、ヴェーゼマンと後続集団との差は13秒差。
ヴェーゼマン、苦しい走り・・・。
そして、ゴール前51kmでヴェーゼマンは大集団に捕まりました。
ヴェーゼマン、お疲れさま。
ゴール前45km。未だフォイクトが先頭を引いています。
何と言う強さ!
フォイクトはアシストとして力を使い果たす覚悟でハイペースを維持し続けます。
この働きは素晴らしいですね。
・・・と、P・ジルベール(フランセージュ・デ・ジュ)がアタック!
徐々に集団の動きが活性化してきます。
この逃げは大集団に吸収されます。
ゴール前37km。これからレース終盤の勝負所に突入するコート・ド・ラ・ルドゥートの上りで、またまたヴェーゼマンがアタック!
今日も不屈の魂を見せます。何ともうれしいですね。(^.^)
しかし、このアタックも大集団に吸収。
この上りにきて、バッソやP・ベッティーニ(クイック・ステップ)などの有力選手が先頭に出てきます。
ゴール前35km。D・クーネゴ(ランプレ・フォンディタール)がアタック!
最近、絶好調のクーネゴです。
昨年は不調の彼でしたが、今年のジロ・デ・イタリアでは何かやってくれそうな予感がします。
ゴール前30km。10番目の峠、コート・ド・スプリモンでJ・ロドリゲス(ケスデパーニュ)がアタック。
ゴール前29kmでロドリゲスが集団に吸収されたところで、M・ボーヘルト(ラボバンク)がカウンターアタック!
このアタックにロドリゲスが反応。
2人で逃げます。
ゴール前24km。逃げる2人と後続集団とのタイム差は22秒。
ゴール前18kmでのタイム差は34秒と開きます。
ゴール前17km。コート・ド・サン・ティルマンの上りはボーヘルトがガンガン上っていきます。
後続集団はJ・ヤクシェ(リバティー・セグロス)が先頭。バッソとベッティーニが続いています。
ゴール前15km。先頭の2人と後続集団との差は41秒。
かなり広がりました。
ゴール前14kmを切ってベッティーニがアタック。
全開で先頭を追いに出ます。
ゴール前11.5kmでベッティーニは集団に吸収されますが、このスピードアップで先頭とのタイム差は28秒にまで詰まります。
ゴール前6.4km。先頭の2人は最期の峠、コート・ド・サン・ニコラの上りに突入。
タイムは21秒です。
この上りで集団ではD・ディルーカ(リクイガス)が先頭でペースアップ。
先頭を逃げるボーヘルト、ロドリゲスとのタイム差は10秒になってしまいました。
もはや風前の灯火・・・。
集団からM・ペルディゲロ(フォナック)のアタックによりボーヘルトとロドリゲスは集団に吸収され、ゴール前5kmのコート・ド・サン・ニコラの頂上を越えます。
下りに入る先頭集団のメンバーは、バッソ、F・シュレック(CSC)、ベッティーニ、ディルーカ、クーネゴ、A・バルベルデ(ケスデパーニュ)など、豪華なメンバーが揃っています。
ゴール前3.1km。シュレックがアタック!
スピードが上がって、集団は一列棒状です。
この後、ロドリゲス、ペルディゲロなどがアタックしますが成功せず、ゴール前1kmでゴールへの上りに入ります。
P・シンケビッツ(T-モバイル)がアタック!
バッソが後に付けます。
再びシュレックがアタック!
ボーヘルトが全開で追い、バッソが後方からスピードアップして先頭に。
もうゴール前です。
先頭をシンケビッツ。バルベルデ、ベッティーニの順で続きます。
ゴール前100m強。
バルベルデ、シンケビッツをかわしてスピードアップ!
強力なスプリントです!
スピードがグングン延びます!
バルベルデ、1着でゴール!!
2位、ベッティーニ。3位、クーネゴでした。
ベッティーニが必死に喰らい付くも、バルベルデの加速は強烈過ぎて、追い抜くことができませんでした。
ゴール前1kmを切ってのアタックの応酬・・・見応えがありました。
最後の最後で、それまで目立った動きがなかったバルベルデが、ゴール直前で良い位置に付けて優勝をさらっていきました。
チームメイトのロドリゲスが効果的な逃げでバルベルデをアシストしたことも大きな要因です。
ロドリゲスの逃げによって、他のライバル達がロドリゲスの逃げを潰そうと追いかけ体力を消耗・・・その間、バルベルデは後方で付いていって体力を温存。
バルベルデは試合巧者の印象ですね。
彼のレース展開の読みは鋭いと感じました。
ツール・ド・フランスあたりでは台風の目になるのではないでしょうか?(^.^)
5/6からは、いよいよ「ジロ・デ・イタリア」が開幕です。
3週間に渡り、イタリアを一周。コース全長3553kmの長いレースです。
今年のジロはバッソVSクーネゴの戦いを期待しているのですが、どうなるでしょうか?
好調なクーネゴに注目しています。(^.^)
その前に、4/25~30まで、スイスで第60回『ツール・ド・ロマンディー』が開かれます。
注目のJ・ウルリッヒ(T-モバイル)がエントリーしているようです。
ウルリッヒはこのレースが今季初レースとなります。かなりスロースタートですね。
ツール・ド・フランス制覇の目標はどうなるでしょうか?
これもまた、注目のレースですね。(^.^)
↑左から2位ベッティーニ、1位バルベルデ、3位クーネゴ。