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Kickstart My Heart ~
※選手名は演出の為、敬称略にて失礼致します。
レーススタート直後、予選3番手スタートの#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが先頭#38 ZENT CERUMO LC500の立川祐路を追い立てる。
そしてオーバーテイク。
♯38、タイヤのウォームアップに苦戦しているようだ。
盛り上がる日産応援席。
だが23週目、ものすごい勢いで#39 DENSO SARD LC500のヘイキ・コバライネンが追いつき遂にトップ。
#23、逆転を許してしまう。
落胆するオイラの隣の少年。
彼にオイラは言った。
「おいおい。もう終わりか? レースはまだ23/110周だぜ。」
旗を掲げるにも掲げられないオイラ。
強風がオイラのモチベーション低下を誘ってくる。
揚げるべきか、自粛すべきか。
腕は張り、風は容赦ない。
安全を思い旗を揚げるのは風の様子を見ながらと自分の答えを出す。
田上副団長とオイラとのやり取り。
田上副団長が珍しくタメグチだ。
それは心開いている証拠。
過去に地元のイベントで年上の先輩から「Nジャン、年上に対してそのタメ口何とかならないか?」と言われた事がある。
あの時、オイラはこんな事を言った。
「貴方は真面目過ぎるね。あるンだよ、親しみを込めたタメ口ってのがよ。」
先頭をライバルに譲るも田上副団長とオイラのクチが同調していた。
「慌てる必要は全くない。何か(展開が)ある筈だ。」
時折雲が太陽を隠す。
この時期の富士スピードウェイ、日が差せば気温上昇で半袖になりたくなる。
陽が陰れば一気に気温が下がる。
トイレに行くオイラ。
その間、応援旗は田上副団長に任せた。
戻ってきて「寒くなってきた。」と言いながら厚手のNISMOの黒パーカーを着込む。
近藤隊長とオイラは談笑。
「ったくよぉ、青になるカメレオンやるとアレコレとクレームつけられるのに、黒だと誰も何も言わないし。」
日産チーム、ルーティーンのピット作業が始まる。
その作業の間、日産コールが続く。
相変わらず風が強い。
以前だったら負けん気で振りまくっていたけれど、歳を重ねると体力低下は勿論の事、落ち着いた冷静な判断となった今のオイラでもある。
「Nジャンさん、GTです。一緒にやりませんか!」
受話器の向こうの団長の言葉は今でも耳に残っている。
あれから18年。
そうだね。
旗を置いてもいいかもね。
今のオイラはもう控えでも補欠でも構わなくなっている。
この強い風がそれを教える気がした。
¨ もういいかな? ¨
¨ わかりません ¨
そんな会話が想像に難しくない。
アタリマエだけど決めるのは自分次第だし。
それに何も旗手だけが応援団じゃないし。
応援団参加19年。
今でも毎回、内容は違えど常に葛藤というヤツがオイラの中で駆け巡っている。
繰り返すが、この日、自分の立ち位置の無かった事がアタマを過る。
なんて書くと、「言ってくれれば空けておきましたよ。」という言葉があるかもしれない。
でもさ、そういう事じゃないんだよナァ…
~ つづく ~
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《 豊田私設応援団「秋葉」さんとのBlogバトル企画における参考PV表記 》
・【日産応援団 Nジャン】 2018 SuperGT Round2 FUJI GT 500km Race #4
53件
・【日産応援団 Nジャン】 2018 SuperGT Round2 FUJI GT 500km Race #5
61件
5月10・11日、PV(観覧数)(書き上げた翌日の観覧数表記とする)
カウント・ログ数6 PV小計172件+53件+61件で396件 ◇レポートブログ、アップ継続中。
豊田私設応援団秋葉さんの3日間のログ数7、PV合計528件。 ◇レポートブログ、アップ終了。
Posted at 2018/05/13 23:08:38 | |
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日産応援団 Nジャン | 日記