
3/11
昼前から市内をあちこちしていました。
地球33番地の桜を見ての帰り
赤レンガの前に停められた2CVに
異国を感じられましたのでパシャっと1枚。
振り返ると1年はあっと言う間ですが、1日いや1分1秒が随分長く感じる時がありますね。
障害のある長男が食事を摂らなくなり、夜寝ている長男の歯磨きをするため2階に上がって行き
歯磨きをしようとしたところ、どす黒いものがシーツの枕元にべっとり着いています。
臭いを嗅いでも異臭はありません。
時々鼻をいじって鼻血を流すことがあり、鼻血が出たものと思っていました。
家内を呼んできて家内にも見てもらいましたが、鼻血だろうということでした。
歯磨きをし終えて居間でくつろいでいると長男が降りて来ました。
しかし腰の曲がった老人のように前屈みになり歩くのがやっとです。
長男は「痛い」とか「痒い」とか「熱がある」とか話すことができません。
以前脱腸になったことがあり手術しました。その時の様子に似ています。
検温をしましたが熱はありませんでしたので居間に布団を敷いて一緒に床に就きました。
しばらくして、ゲボゲボという様に戻し出しました。
電気を点けて見てみると真っ黒い液体です。
家内の寝室に行って家内を起こして診てもらいましたが、何なのかよく分かりません。
「朝になって以前腸の手術をした病院に連れて行こう」と言うことで朝が来るのを待つことにしました。
しかし、再びゲボゲボと戻し出しました。
これは朝を待って病院に行っても受付から診察まで2時間以上待たされるので耐えられないだろうという判断で救急病院に連絡して連れて行くことにしました。
病院に着いても即診察は始まらず、しばらく待合で待ちます。
やっと診察室に入って当直医による診察が始まった時はホッとしました。
診察までの待ち時間の1分1秒の長かったこと長かったこと・・。
朝8時になってスタッフが揃いX線検査等が始まりました。
結果、腸がねじれたことによる腸閉塞で膨れ上がっており、膨れている部分を切除したあと継ぐことになりました。
この時は体力が弱っていたので暴れることもなく手術に応じ、危機を脱することができました。
前置きが長くなりましたが、今日3月11日は東日本大震災から1年経ちました。
TVでは特番で九死に一生を得た方のVTRが流れ当時の模様を語っていましたが、救出されるまでの時間はとてつもなく長く感じられたことでしょう。
安全に避難所に辿り着いても持病のある方や着の身着のままで寒さに震え耐えている方などなど、時間との戦いはさぞや長く感じられたことでしょう。
被災されました方々に改めてお見舞い申し上げますと共に一刻でも早く平穏な生活に戻れますようお祈り申し上げます。
Posted at 2012/03/11 23:58:30 | |
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