
もうすぐあの大地震から一年ですね。
今日は有給を取ったので地震直後の思い出(なのかな?)の地を訪れてみました。
3.11の直後、ライフラインがほとんど絶たれ家族が不安に包まれ、
暗闇に身を寄せ合って寝ている時、人間が生きていく上で何が必要?
と考えるとやはり「水」が真っ先に浮かびました。
当然水は出ず、電気も通じないが、米や集めた食材は多少あり・・・
ガスコンロも使える。
「水」を確保できればどうにか生きていける!! そう考えました。
その時逆立ちはしていませんでしたが「ピーン」とはっちゃけたのです。
「どっかに湧き水あったなぁ」
確か、大子町(八溝山)とか北茨城(花園渓谷)にあったが・・・・・メッチャ遠い
「あっ近くにあるじゃん」
と思うやいなや、もてるだけのジャクジーやペットポトルを手にして
真夜中にここに向かいました。
自宅から車で10分程度「ひたちなか市堀口」というところに
湧き水があり、通り掛かりに気にはなっていた場所です。
夜中の3時頃に訪れましたが、同じくはっちゃけた方が10名程いて
既にこの参道に並んでいました。
加波山神社というようです。
30分程並ぶと自分の番が回ってきました。
このチョロチョロ水でジャクジー(5ℓ)を満杯にするのは結構大変でした。
横に目をやると地震の凄まじさを改めて思い知りました。
並びながらこの空を見上げて「これからどうなるんだろう?」
と途方に暮れたものです。
その後何度もこの場所で水を汲みましたが、
時間が経つにつれ汲みに来る人が増え、この道路が車で一杯になり
最終的には3時間位待つようになってしまいました。
ちょっと純度の落ちる下流では、トイレ用の水を汲みました。
中には赤ん坊を背負いながら、哺乳瓶を洗っている若いお母さんの姿も・・・
結局、私の住むひたちなか市は2週間ほど断水が続き、
どれほどこの水に救われたことか・・・・
本当に「命の水」です。
地震は自然の起こしたことですが、
こうして救われたのも自然のおかげなんですよね。
それ以来、我が家の隅っこには常にこんな景色が
決して大袈裟じゃありませんよ
みなさん備えはしてますか?
Posted at 2012/03/09 17:10:20 | |
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