こんばんは。
昨日は筑波サーキットで開催されたサーキットトライアルJAF地方選手権第3戦に参戦してまいりました。
結果から申し上げますと、B車両規定1500cc以下で争われるB1クラスにおいて優勝を飾ることが出来ました。
協力、応援してくださった方々に心よりお礼申し上げます。
来月行われます最終戦にも参加し、今シーズンの最後をまた良い成績で締めくくりたいと思っております。
次戦もまた、応援の程よろしくお願いします。
今回のサーキットトライアル参戦にあわせて、N0-TECのレギュレーションに則った仕様から、JAFスピードB車両規定の範囲で改造箇所を拡大。
具体的にはカーボンボンネット、吸気系チューン、スリットタイプブレーキローターなどN0-TECで許されていなかったパーツを投入して戦闘力の引き上げを狙いました。
オイルは気温が下がったこともあり、sunoco Brill 0w-20、75w-90をチョイス。勿論ノントラブル。
基本的な戦闘力はレースで証明済みなので、足回りは特に変更なく挑むことになりました。
今回は午後の走行ということで、比較的遅い出発。
台風の接近にともない時間が遅くなるほど天気は悪くなることが予想されていました。
現地についたときには、曇り。
このまま持ってくれれば…という淡い期待もありましたが、無情にも雨が降り始め、筑波サーキットトライアル選手権初参戦はフルウエット路面でのアタックになりました。
走行1本目。
TC2000でのウエット路面は2回目、しかも前回はちょい濡れ程度の雨だったので、しぶきが上がるほどのウエットは初めての経験ということもあり、とりあえずドライセッティングから大きく変えずにコースインしました。
充分クリアラップを取り、安全にタイムを残しに行き1'19.362を記録。
2ヘアでのオーバーランや、高速コーナー抑えて行ったにもかかわらず、その時点で全体のベストをマークしていました。
一度ピットに戻り、エア圧の調整と減衰の調整を済ませ、再度コースイン。
しかし雨脚が強まり、水溜りが確認できるほどになっていて、また、雨の感覚を上手く掴めずタイム更新はならず。
パドックに戻ると、クラス2位に転落したことを知らされ凹むことに…。
雨脚は強くなる一方で、続く2本目で自己ベストを大きく上回らなければいけません。
差はちょうど一秒。
そこで、インターバルの間にエア圧・減衰設定を大きくウエット向けに変更しました。
(実はドライバーの私には詳しく知らされていなかったのですがw)
セッティングの違いはすぐに体感でき、ダンパーをはじめ、この車のセッティングの幅の広さに感服しながら、早めのペースでタイヤを冷やさないようにしながら周回を重ね、アタックを始めます。
サポートメンバーから、同クラス他車に比べて直線の伸びがいい模様だと伝えられていたので、その直線の速さをなるべく活かすよう、コーナー脱出のラインを調整。
ウエット向けのセッティングにあわせて、コーナー入り口から立ち上がりまでのコントロールもアジャストし、1箇所1箇所コーナーを詰めていきます。
クルマの感触がよかったっため、ピットインなしでとにかく周回を稼ぎ、総まとめの1周のアタックに入るタイミングを計ります。
終盤、雨がわずかに弱まり、ここが勝負どころと確信。
全神経を集中してアタックに入ります。
ABSの介入を避け丁寧なブレーキング、唐突な挙動を出さないためにアクセルワークに細心の注意を払い、ダンロップコーナーを通過。
ダンロップ先80Rはこのクラスのパワーでさえもワイドに膨らむほどコンディションが悪化していたものの、全開で抜けられるようにアーチ下からのラインを見つけていたので、ステアリングワークで工夫して対処。
2ヘアは突っ込みすぎるとバックストレートに影響するため、少し抑えて、リアを流しながらアクセル全開ポイントを手前に持ってくるよう配慮。
最終コーナーを、丁寧に、かつグリップの最大値を探りながら目一杯で立ち上がりコントロールライン通過。
タイムは1'17.774で自己ベスト大幅更新。
電光掲示板は総合3番手、クラス首位に更新されました。
ダメ押しに、コンマ数秒先にある「クラス違いを含めたオーバーオールタイム」を狙いに行こうかと下心が疼きましたが、「争っているのはその2台じゃない、無理をするな!」という声が聞こえた…ような気がして…アタック中断。
万が一抜かれたときのためにコース上に留まって無理のない範囲でアタックにいける体勢を取ることにしました。
2周後迎えたチェッカーを受け、見上げた電光掲示板では無事クラストップを維持したことを知り、ガッツポーズ。
結果的には恵みの雨と言うべきか、苦手意識の強かったウエット路面でサーキットアタックJAF選手権初優勝を獲得しました。
パドックインすると、そのまま上位入賞者の再車検に呼ばれて重量を測定。
特に問題はなかったので、順位も確定。
今回もまた、事前の準備から各社の方々に協力いただき、また当日のサポートメカニックも万全のセッティングをクルマに施し、すべてにおいて完璧といえるクルマをドライブすることが出来ました。
重ね重ね感謝申し上げるとともに、次回もまた上位入賞を目指して頑張ります。
よろしくお願いします。
Team 百式自動車 RST GE8 with FIELDAIM...
RST
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Posted at 2014/10/14 23:52:15 | |
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