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2014年04月23日 イイね!

N0-TECレースリポート_~当日後編~

N0-TECレースリポート_~当日後編~間が開いてしまいましたが、レース後編です。


無事予選ポールポジションを獲得し、いよいよ決勝です。

監督からはとりあえず楽しく行こうと励まされ、チームの面子からもからかわれたりしながらパドックを離れピットレーンへ向かいます。

予選とシート位置は変わらないのに、身体の収まりが妙に気になって位置あわせしてたり、HANSの調整をしたりと自分で気の済むまで身の回りをいじっていました。



コースオープン。
ゆっくり1周回りダミーグリッドに付きます。
グリッド上で最終の整備として増し締め、車載カメラのチェックを行い、5分前掲示でクルーが撤収。

深呼吸して待つ間に3分前掲示。

1分前掲示でエンジンスタート。

グリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップスタートです。

クラッチのバイト位置だけ確認してダミーグリッドを離れます。


1コーナーインサイドでフィット仲間を発見。
自分の緊張を紛らすために手を振ってみたり。





ウォームアップ走行。
今回は逃げ切りを狙うためいつもよりちょっと多くサイドブレーキを引いて、リアタイヤとブレーキを温めます。

フォーメーションラップ中、2番グリッドのライバルが威嚇とばかりに車体を振っていますが、こちらはタイヤにいい感触があり、そこまでのウォームアップは不要と判断。


事前練習で使いすぎて不安要素だったタイヤ。
その使いすぎたた分は予選1アタックのみで切り上げたことで取り返したはず。
ライバル勢は11周前後を全開で走っています。


グリッドに戻るまでタイヤを壊さないようにブレーキ温度を上げる作業に専念します。
予選の感覚から言えば、ブレーキも問題なし。
初期制動とリリースのバランスが好みのフィーリングで思いきって踏めそう。


最終コーナー手前で車体を振ってみましたが、十分なグリップがあるようです。
直前がスーパーカートの1時間耐久レースだったので、去年のようにオイルが路面に乗ってしまっている可能性があったのですが、気温上昇以外予選と路面は大差ないようです。



いよいよグリッドへ。
この時緊張のあまり手順を間違えてエンジンを切ってしまいました…(そりゃダミーグリッドの手順です)。
慌ててエンジンをかけ直し、シグナルを注視…

5秒前から妙に長いレッドシグナル点灯、「0.5~1sec後にブラックアウト…」
なんて考えていると、付いた途端に赤ランプが消える。

あれっ!?

とパニックになりブレーキリリースが遅れる。
クラッチミートにも見事に失敗し盛大なホイールスピンでクルマが前に進まない!

「しくじったぁあああ(>_<)」

と内心叫びながら全開で1コーナーへ。


スイフトに完全に前に行かれたかと思いきや、あちらも多少出遅れたのか、真横で同じく全開で1コーナーに向かっています。
ジリジリとこちらに寄ってプレッシャーを掛けてきますが、これ以上はインに寄せさせないと、応戦。
真っ直ぐ1コーナーへアプローチします。
その時

ドン

と左サイドから鈍い音。
当てられた!



両者譲らぬ1コーナー。
アプローチで少しでもアウトから切り込みたいこちらと被せて抑えたいあちらの意地が交錯。

箱車らしい接触しながらの攻防戦となりました。

(1コーナーで観戦してた人たちにも接触したときの音が聞こえていたそうです^_^;)


去年、監督がドライバーとして走っているときの最終戦、スペースがあらば追突せんばかりのプッシュをしてくるドライバーだと言うのは見ていました(実際に追突されてましたが…)



1コーナーで首位を死守。固定が外れて畳まれた状態でブラブラしてるミラーを見て、頭のなかで何かが切れて飛んでいったのを感じました。







仕掛けてくるなら、仕掛けようもないくらいぶっちぎっちゃえばいいじゃない(^^)v
(ベッテル式解決方法)



第1ヘアピンは「止まれればいい」くらいのタイミングで突っ込みます。
2台とも少しオーバーラン気味でヘアピンを通過。
ブレーキを早くしてたらちょっと危なかったかもしれない。


ここから100号車に鞭を入れ、最大に集中。
ダンロップ、80R、ヘアピンを予選並みに攻め立てます。
バックストレートはクラッチを蹴り込んで全速全開。

クルマから「行ける!」という感触が伝わってきたので、予選と変わらぬポイントから最終コーナーへアプローチ。

Z2☆のウォームアップの早さに助けられ、グリップを探りながらアクセルを踏み抜きます。

コース一杯でコントロールライン通過。

P-LAPの手元計測で1分14秒9。
ゼロ発進からのタイムだと思うと自分でちょっと驚く。
オーバーペースなのは百も承知。





後ろと目視で2秒強のマージンを築いて1コーナーへ。

目標タイムは1分12秒を切るタイム。
ライバルの予選タイムが1分12秒2なので、このラインを死守できれば差を詰められることはないという算段。
4~5周走ればマージンは少なくとも1秒上乗せできるはず。


そんなことを考えながら、手綱を緩めることなくラップ2、3、4と周回を重ねます。
とにかくシフトミスやオーバーランだけはないようにアタック。



5周目。
前の周から顔を覗かせつつあったタイヤのグリップ感の低下が顕著に現れる。
さすがにこのハイペースでタイヤがオーバーヒートしたか、あるいは内圧が急激に上がりすぎたか。

ダンロップ、最終でクルマが逃げようとします。


第1ヘアピン手前でごみ袋のようなものがコース内に舞ってるのを確認して、万一にも巻き込まないようにして、少しペースを緩める。

以降数周、バックストレッチで後方を見ながら、タイヤへの依存を抑えて、グリップの回復を待ちます。
タイムは12秒台中盤。



後方との差を確認すると、ペースを抑えても差は縮まっていない模様。
中盤にしてこの差、後方は追撃を諦めたかも?

もっとも、逃げ切り狙いでタイヤに過負荷を掛けて走っている以上、後ろが諦めてくれなかった場合はじり貧になってしまうのですが…
これくらい差がつけば残り数周で追い付くのは難しいはず。
目視で4~5秒差か




サインボードが残り5周を表示。

ここで深呼吸で落ち着こうとするが、ちょっと気が緩みそうになる。
ここでミスをしたら元も子もない。
ひと息ついたあと再び集中してラストスパートに入ります。


もう後方も気にせず自分の世界を突っ走る。ここまで来れば消耗も気にする必要はない。
セーブしたタイヤはグリップが戻り、序盤と同等のペースで回れます。



残り4周。3周。2周…と問題なく周回を重ね。周回遅れも問題なくパス。



ついにファイナルラップに突入。
ファステストラップ更新狙いで一周集中してやります。

最高に楽しいファイナルラップ。
あまりの順調さにサーキットのすべてが自分に味方しているような錯覚さえ感じます。

無駄なく、無理なくコーナーを回り、タイヤの残りを使いきるようにグリップを使いながら最終コーナーを駆け抜けると、チェッカーフラッグが待っていました。


フィニッシュラインを抜けると同時に、15周抑えていた感情が爆発。
車載を見ると絶叫しながらガッツポーズしてました。


ウイニングランは特別なもの。
コースマーシャルが旗や手を振るのに手を振り替えし、ゆっくりとコースを一周します。

ここまで応援してくれた監督を始めサポートしてくれたみんな、応援に来てくれた仲間、そしてレース経験ゼロの私にもサポートしてくださったスポンサー方々。
それを考えると一気に緊張の糸が切れ、涙が出てきました。

終わった後で気付くとは我ながらなんと鈍いんだか無礼なんだか…。



ホームストレートに戻ると、しばらく放心状態でクルマから降りられず…(苦笑




みんなと握手してからは、表彰式。

3位は同じく百式自動車から百田社長。

2位はスイフトのOさん。


アナウンスで呼び出され、表彰台のてっぺんへ。

ダミートロフィー(笑)受領後はシャンパンファイト(ノンアルコールです)!

開け方がわからないので聞きながら開栓したのはナイショの話。



妙に酸っぱくて、ベタベタするほど甘くて、こんなに不味いのにこれほど美味しく感じる飲み物ははじめてでした。


両側からめった撃ちにされ全身ベタベタで表彰式を終え、仲間のみんなでシャンパンのお裾分け。



公道車検も無事に終え、すべてがうまく行きすぎたあっという間のデビューレースでした。

終わってみれば、デビュー戦でポールトゥウィン、ファステストラップに全周ラップリーダーと完全優勝。
あまりにできすぎた結果となりました。

これも完璧なクルマを用意してもらって、完璧なサポートをしてくれたみんながいたからこそです。

去年までの無限CCでの苦戦を見れば、ひとりでは何もできないのは明らか。



第2戦は8/3、同じく筑波サーキットです。
また次戦も勝てるよう、全力で練習しますので皆様よろしくお願いします。







































…その帰り道、みんなで温泉に向かう道でまっちゃんから緊急連絡。

100号車にトラブル発生ということで急いで合流すると、なんとエンジン側のマウントブラケットが破断!


抜け落ちたボルトを締め直して、応急処置。

自走可能なところまでは持っていきましたが、まさかこんなトラブルが起きようとは…。

いつ壊れたのかはわかりませんが、もしレース中に起きていたなら、と考えるとゾッとします。


よくぞ最後まで堪えてくれました。
ありがとう100号車…。


帰宅してパーツリストを調べると、修復可能な部分であることがわかり、ちょっと安心。




…こうして、ひと息つく間もなく私たちの第2戦が幕を開けたのでした(^_^;)
Posted at 2014/04/23 12:02:04 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2014年04月01日 イイね!

N0-TECレースリポート_~当日前編~

…迎えたレース当日。

朝の3時に起床。
30分ほど余裕のある予定で準備を進めます。

お腹を壊すことこそなかったものの、緊張のせいで出発までずっとむせかえっていました。


食欲もなかったので飲み物だけ喉を通して、出発することに。

そんなオーナーの緊張を見かねたのか、黄色フィットに乗り込みエンジンを掛けると、流れた音楽はこの子が機嫌の良いときに流れるいつもの曲。
なんだか緊張している姿を笑われた気がします。



筑波到着は一番乗り。
朝焼けを眺めながら仲間の到着を待ちます。

じっとしていられないので筑波サーキット内で便利だろう積んできた自転車を下ろして、その辺をぐるっと回って気を紛らせていました。


メンバーが揃い、ミーティングをしてクルマを移動させたと思うのですが、この辺はほとんど覚えていません…



受付、クルマの準備が慌ただしく進むと車検、ドラミと続きいよいよ出番が近づいて来ます。

この時にはもう頭が真っ白で何をして良いかわからずほとんどパニックに近い状態。
監督に一喝されてようやく正気に戻って落ち着くような状態でした。

緊張しぃなのは自覚あるのですが、ここまで酷いのもなかなか無かったなと思います。



9時。
いよいよ予選です。

「楽しく行こう」と監督に送り出されてピットロードに整列します。
前日までのブレーキとタイヤを心配しながらコースイン。
グリップを確かめながら内圧を上げることに専念します。


燃料搭載量、空気圧から「アタックは5周目」の指示。

ウォームアップ中、前後にクルマがいて集団からなかなか抜けられないため一度スローダウンしてすべて流し、4周目終わりにクリアな状態を作る。

5周目。
指示通りにアタックに入ります。

最終コーナーを全開で立ち上がって、気持ちマージンを残して1コーナーへブレーキング。
一晩置いたローターは被膜が安定したのか、昨日のようなABSの介入はありません。
1ヘアからは自信をもって飛び込みます。
バンクを捉えてスピードを乗せて立ち上がり、ダンロップへ。
万一の4輪逸脱はペナルティなので、アクセルオフから十分姿勢を整えてやや余力を残し、その分80Rまで踏めるよう狙います。

2ヘア進入は3速リミット寸前。
ここのターンインでロガー上最大横Gが出ます。
クリップをしっかり捉えバックストレッチへ。

気温変化に敏感なL15Aですが、まだ気温の上がりきらない午前中、今日はパワーがあります。
十分なストレートスピードで最終コーナーへ突入。

タイヤ性能を感じながら、クリップ手前からアクセルは全開。

アウト目一杯立ち上がり、コントロールライン通過。

P-LAPは1分10秒9台をマーク。



昨日の練習走行を上回るタイムを確認して2ヘアでアタック中断、そのままピットへ戻ります。
去年の予選、昨日のストップウォッチ計測の基準を考えて十分逃げ切れるという判断でタイヤ温存のためにピット待機。

ピット待機中、こちらに掲げられたサインボードは「P1」

あとはライバル勢の様子を放送を通じて確認しながらチェッカーを待ちます。

ライバルの周回を見送りながら、タイムは破られることなくチェッカー。
ポールポジション確定!





予選が終わると慌ただしく決勝へ向けての整備が始まります。

その様子を「まあ座って落ち着いてろ(^_^)」という事で眺めるだけだったのですが、じっとしてられない私としてはかえって落ち着かないのです(^_^;)


整備後集合写真を撮ったりしながら時間は過ぎ、いよいよ決勝の時間が近付いて、緊張がピークを迎えるのでした…
Posted at 2014/04/01 12:31:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2014年04月01日 イイね!

N0-TECレースリポート_~前日走行・準備編~

N0-TECレースリポート_~前日走行・準備編~N0-TECレースリポートです。



今回のレースに向けて、クラッチの消耗が進んでいたので、改めてニューディスクを投入。

今期はブレーキにWinmax様の協賛を頂き、新品のパッドとローターを組みました。

さらにオイルは去年に引き続きSUNOCO様の協賛で、現地にて交換を実施することに。


さらにZ2☆ニュータイヤも投入。
考えられる手はすべて尽くして挑むことにしました。

前日練習ではそれらの慣らしを兼ねて走行することになります。



3/21

本番2日前。
100号車の引き取りに行き自走にて自宅へ収容。
(この時、クルマ人生初の検問を自宅目の前で受けますが、やましいことなどひとつもないので無問題w)



3/22

明けた朝、100号車自走にて筑波へ向かいます。
前日練習へ向かう道のりは今までの走行会へのそれとなんら変わりません。

むしろサポートに待つ仲間がいるので、正直気が楽なくらいです。

サーキット走行を始めた頃はあまり仲間がおらず(←ボッチ乙)、現場での作業から何からひとりで黙々とやっていた時期が懐かしい気がします。
今ではフィット仲間とわいわい楽しく走っていますが、それもK氏と出会って以降の輪の広がりからでした。


現地につくと、既に仲間は陣取って待っていました。
ちょっと遅れ気味?
同じくN0-TECに参戦するサトリアのドライバーとも挨拶しつつ、自分も走行準備を進めます。

特に今回レースにあわせて購入した"HANS"デバイスを初装着するので、早めに車に乗り込んで位置合わせからすべて慎重に行います。



チーム編成は、100号車オーナーK氏に今回監督を務めてもらい、メカニックにまっちゃんさん他1名、サインボード等サポートにkawakyoさん、POTENZA.さん(本番当日から)にバックアップをお願いしました。


走行枠1本目は慣らしと割り切っていたのですが、ニューパッドとローターのあたり出しに時間がかかり、ブレーキを踏むとABSが不安定に介入してしまう症状が続き、悪戦苦闘することに。

Z2☆のグリップをたしかめつつ、新しいブレーキのフィーリングを少しでも掴もうと周回を重ねたため、貴重なニュータイヤに少し熱を入れすぎてしまい、翌日に対して不安要素を作ってしまいました。


この走行後はローターのあたり出しに専念するためにユーズドタイヤに交換。


途中でローターの様子をチェックしたり各種整備をはさみながら引き続き周回を重ねセットアップと慣熟を進めます。
実は、前日走行の段階ではあまりフィーリングは良くなかったのですが、それでも手元測定で直接のライバルであるHT81スイフトに対してマージンがあったとのことで、焦らず自分の走行に集中します。


サインボードの掲示練習、ピットで空気圧チェックなど、翌日に向けてデータ取りと練習を繰り返し行いました。





走行終了後、メンテナンスとオイル交換をガレージで実施。

温存のためクルマはガレージに残すことにして、私は徐々に翌日に控える本番に向け緊張が高まっていくのを感じながら、電車で帰宅しました。
(結果的にこの温存が翌日に大きな意味を持つことは誰も予想しませんでした)




初めての公式戦の舞台を前に、夜はなかなか寝付けずにいたのは言うまでもありません。
Posted at 2014/04/01 00:07:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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