2024年07月22日
新幹線の運行は、とうとう終日運転取りやめにまでなったみたいですね。
新幹線には学生時代のバイトでお世話になりまして、バイト代をカットされる
ルートが少ない状態で声をかけてもらったことも有り、夜間に防音壁工事の
バイトに入ってました。冬になると雪で最終が遅れ、始発前の点検列車が
走る迄しか工事出来ないので実働時間が少なくて稼げるという美味しいバイト
だったんです。30年以上前の話ですが、一晩で28,000円貰ってました。
今日の発端は保守用車両同士の事故らしいですが、バイトの経験から言うと
点検列車の運転は非常に荒くて、作業員が居ても速度を落とすことすら
してくれませんでした。
点検列車に何かが当たって停車させてしまうと、その工事責任業者は3回目で
工事から撤退しないといけない、とバイトに入る前にしつこく注意を
受けました。撤退というのは、それまでの工事費用も払ってもらえないという
意味だそうです。
私は保守用車両に出くわした事はありませんが、点検列車と似たような感じで
運転しているんだとすると、今日みたいな事故になっても当然かと思います。
バイト中は一日の工事時間が短いので、現場監督は点検列車が走る直前まで
作業をさせようとし、撤退がギリギリになることがほとんどでした。
工事の機材を一輪車で線路内に持ち込むんですが、撤退時にはもちろんどんな
小さな機材でも持ち帰る必要があります。オマケに点検列車が通過する際には
右手を上げて線路脇に静止するという謎ルールがあったので、その時に一輪車が
接触して、点検列車を停車させてしまうみたいでした。実際に点検列車が
停車する事態を体験したことは無いのですが、運転手がちゃんと前を見て
自分で停止しさえすれば良いのではないかとずっと思ってました。
普通に当たり前の話だと思います。
現場の作業員の方はそれぞれの立ち位置で作業を遂行されているんだとは
思いますが、このような経験があるので事故が起きても当然ではないかと
思ってしまいます。新幹線は多くの人が利用する重要なインフラなので
安全運行はもちろんですが、作業員の方の安全確保も怠ってほしくは
無いですね。
Posted at 2024/07/22 21:12:06 | |
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