2018年05月13日
原付合鍵(純正ブランクキー)作成について
結論から申し上げると、マグネットタイプで合鍵を作るなら、
・純正なら「バイク用品店に加工可否を確認してからブランク発注」
・純正以外なら「最初から鍵屋の店売のもので作成」
このどちらかが良いと思います。
そもそもは排気量縛りのある駐輪場用の中古50ccの鍵が当初から一本しか無い→万一の破損や紛失時にマズい→合鍵作っとこうという背景。
それで補修部品の発注時に併せて純正ブランクキーを頼んでしまったのだけれども、作る前に調べておけばよかった。
ネットで調べるとブランクキー持ち込みの合鍵作成はかなり断られる様子。
理由としては純正鍵は硬いとか加工が難しいとか機械のダメージが大きいとか失敗したときの補償で事案が発生してどうこうとか何かいろいろと理由があるらしい。
ちなみに発注した純正ブランクは1500円くらい。
マグネット配列含め同形状のものが、鍵の歯を切ってない状態で届くとのこと。
その後、鍵の歯を切るのは市中の鍵屋さんでという流れ。
この時点でも、車体メーカーでそういうものなら鍵屋さんでも普通に加工して貰えるんだろうとか、ディンプルでもウェーブでもイモビやらついてるでもない、ただ歯を切るだけの鍵だし大丈夫だろうとか思っていました。
ところが実際回ってみると…
1 ホームセンターの靴&鍵屋
店員さんに聞いたら「648円で出来ますよ。」
…とのことでなんだやっぱ余裕じゃんと思ってたら、隣で別のお客さんと接客中だった別の店員さんが接客止めてまで「純正ブランクは機械がダメになるんでお断りなんです」
ちなみに現物は見なかったけれど店売りのものならOKでマグネット対応品もあるとのこと。
保留。
2 市中の鍵屋
「1500円〜2000円、失敗しても補償しない」
数店回ってみたけどなんかどこも店員さんのクセが強かったのでなんとなくパス。
それに想定の2〜3倍は高い。
「うちは高いけどきっちりやるから任せとけ」くらいの感じだったらお願いしたと思うけど、高くて免責ってのはちょっとなあ。
そんならブランク代はサンクコストにしてホムセンで作りますわ。
3 百貨店の靴&鍵屋
「ブランクの持ち込みはやってないんですよ」
店売りも適合なし。
現物持ってって7、8軒くらい当たってみたけどブランク持ち込みは「お断り」か「高い(失敗するかもよ?)」かのどちらか。
皆苦労するわけだ…
お断りなら「持ち込み不可」とか書いといてくれてもいいと思うんだけどなあ。
4 ダメ元でバイク用品店(ライコランドとか2りんかんとかナップスとか)
「出来ますよ。648円です。」と即答。
失敗したらどうこうとかそういうのも特になく、店員さんは数分で作成。
歯は綺麗に仕上がってる模様。
凝視すると小さな加工キズみたいなのはあったけど作動に影響ないところだったし、キズなんてどう使ったってつくものだから問題なし。
実車に挿して確認しても両向きとも現状の鍵と変わりなく使えるので使用上も問題なし。
勿論タンクキャップなんかも問題なし。
ブランク本体と合計で2000円ちょっと。
鍵屋さん側にもいろいろ事情があるってのは理解するけど、特に鍵専門店でもないバイク用品店の店員さんがここまでサクッと仕上げちゃうと今まで断られてきたり、加工が難しいなんてのは一体なんだったんだろうと思う。
まあバイクの合鍵なんてそもそも需要が少ないだろうし、その上めんどくさいし大した儲けにもならんし逆に事案にされるかもってんで数倍の工賃ふっかけるか一律お断りかって感じなんだろう。
それにしてもメーカーが切って渡してくれるものでない以上は消費者側としては市中で切るしかないわけで、そうなるとこういう現状はなんだかなあと思ってしまった。
メーカーが最初から切って渡してくれたら一番なんですけど…まああっちもそっちもいろいろ事情があるんでしょう。
近所のバイク屋さんはわりと門戸が広くて親身になってくれるところが多いだけに、他所ではよくあるらしい「うちで買ったバイク以外はお断り」なんていう旧態バイク屋業界以上に門戸の狭い鍵屋業界を垣間見たような気がした。
…とまあモヤモヤする思いはあるけど、当初の目的は果たせたので良しとします。
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Posted at
2018/05/13 22:06:43
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