ライツのレンズって他とは違うの?
空気が写るってどんなこと?
いまのデジカメで昔のレンズって使用に耐えるの?
宣言はしたものの・・・・・・・数々の疑問が頭によぎります。
どんなに疑問が有っても先ずは使い方を習得しないとお話になりませんね(笑)
クルマが好きでも車の操作法や法規を教習所で習って免許取得するようなものですね。
先ず和歌山へ・・・
何撮るの?
ライツのレンズを使ってみようと思わせてくれたみん友さんの福井のFさんのブログを再度検証!
どこに感動したのかをじっくり考えることに・・・・・・
・・・・・・・そうだ!野菜達の生き生きとした瑞々しさや生命力にあふれて輝いている花の表情だ!
・・・・・・・そして美しい後方のボケ味にギクッとしたんだ!
ボケ味の向こうに空気が写っているように思いました。
まるで絵画のような写真の数々!!!
そして写真を写している人を感じられる温かみ!
ためし撮りで同じ物を撮ってみよう!言わば模写!
でも・・・
僕の場合はカメラの使用方法習得の試し撮りだし第一ウデも感性もありません。
模写とも呼べない低次元のレベル!きっとFさん笑うだろうな・・・・すいません。お許しくださいね。
とりあえず35㎜ズミクロンf 2を使ってみよう!
デジカメの方がレンズの特性や開放レベルがフィルム写真より良く分る!
和歌山のオバサンが丹精込めた盛りの過ぎたアジサイをバックに黄色い花も写してみた。
いままでデジカメであきらめていた後方のボケや焦点を合わせるポイントが良く分って楽しいぞ!
オバサンの大切に作ってるトマトも撮ってみよう。
このために朝の5時に起きて雑草を刈り取るそうです。
ミニトマトも・・・・・
こんなに楽しいとは!!!
構図とかじゃなくてシャッタースピードを合わせたり絞りやピントを弄る楽しさ!
写真を撮る喜びがあります。
小学生のころに、お祖母さんのコニカで初めて写真を写した時に写ってただけで感動しました。
その感覚に近いですね!
もう一度最初の景色に戻って撮り直してみよう。
黄色の花ももう一度・・・
驚いたことに黄色のボケ味が絵画の様になっている!
ここでの反省点は日中ピントを合わせる時はカメラ後方のモニターじゃ周りが明るすぎてピントが合ってるのか否かさっぱり分らないと言う点でした。
後は全部手動操作だから時間かかってバッテリーが減ってしまう!
これにはカメラにファインダーモニターを付け加えることに・・・・・
予備バッテリーも必要。
それに被写体にもっと近づいて撮らないと主題がボケて何を写しているのか分りませんよね!
とりあえず和歌山は退散です。
そして東京に・・・・・前から撮りたかった上からの構図で964のタルガを強調してみようと考えました。
ここではもう一つのズミクロン35㎜f 2 メガネつきと呼ばれる大昔のレンズを使ってみようと思いました。このレンズにはスゴイ思い出があります。
父が大切に大切にライツ純正革ケースに仕舞ってました。
或る日、カメラの本で見て「革ケースに入れておくとレンズがカビるらしいよ!」ってオヤジに言いました。
それで父はケースの中身を急いで確認。
しっかりとレンズにカビが生えていたそうです(爆)
それ以来このレンズはオヤジがどこかに隠していたのですよ(笑)
それを父が亡くなってから書斎の鍵のかかった引き出しの中からビニール袋にグルグル巻きで発見されました。
僕はその思い出のレンズを最初に形見分けしてもらいました。
このレンズは∞でロックがかかりとても使い難いのです!
カビはライカのサービスセンターで取ってもらったのですが・・・・完璧には取れていません。
これ以上カビを除去するとレンズ本体に悪影響が出るとのことでした。
今もカビのクモリの跡がレンズにハッキリと残ってます。
レンズのクモリを見るたびにオチャメな親父を思い出して笑ってしまいます。
そのレンズで写した上からの964タルガです。
ズームじゃないので撮れる位置探しも大変ですね。
ズームに仕事させないで自分が動く・・・ストイックで良いですね!
これは3階ベランダから安全帯をつけて身体を乗り出して写しました。
カビたレンズで撮ってもヌメヌメとした濡れた様な塗装の艶が表現されていました!
初めての感覚です!写真用に特別WAXは塗ってません。
その後で名古屋のみん友さんのTさんと約束した空冷ポルシェのクーリングファンがカッコよく回っている画を撮ってみることにしました。
ズミクロン50㎜f 2
最初は三脚を立てて絞りを目一杯絞り込み遅いシャッタースピードで写してみました。
それが・・・・
この2枚です。ですがクーリングファンが回りすぎていて平淡でファンの存在感がまるで有りません。
自分的に格好良く見えません。
そこで絞りを5.6と8の中間くらいにしてシャター速度1/450で写したクーリングファンがこれです。
ポルシェのボクサーエンジンの脈動が感じられて
自分的にはこちらのほうが格好良いように思います。
Tさんごめん!僕の今の実力ではこれが精一杯です。(ペコリ)
でもデジタルでライツのレンズを使うってすごく面白い!
ライツレンズの絵画のような描写・・・写真で正確な記録を残しているというより
自由に絵を描いている様に写真を撮る。そんなレンズがとても気持ち良いですね!
やみつきになりそうです!
もっともっと写真を上手になりたいと切実に思います。
まだまだノクチ f 1.2は使えません・・・