

2014年10月5日・日曜日・雨 時たま鈴奈庵車の方で暖をとりつつ、イベント後半はカッパの上を羽織ってひたすらいつもの様に痛車(痛チャリ)の小道具として居た丁稚↑に、スタッフから渡されたものである。
知る人ぞ知る、アワード確定した時に手渡される代物、みんなで前夜祭やただくっちゃべって終わりっていう参加意義もあるけど、丁稚↑には内心これがほしいと思い続けていた物でもある。
とはいえ、何のアワードか検討もつかなかった(この時点では「貴方は◯◯賞に選ばれました」とか言われない)、少なからず自転車部門かな?でもスタッフさんが「貴方は最後にでてください」と言われ、しかももう一台ママチャリベースのロード痛チャリの子(虚無君・エハチ君の友人みたい)もいたし、内心は最後のオチみたいなオマケのちょい役かな?と思ったのだが・・・
いざ、表にいた受賞した車・二輪車も出払って自分の番になった時、ステージのスピーカーから
「さぁ、いよいよグランプリの発表です!」
え?
グランプリ?
と困惑しながらもスタッフさんが「GoGo!」みたいな合図があったので飛び出しました。
当然、MC陣もギャラリーも「え?え?」見たいな空気、いや、自分も「え?え?」と困惑していましたが、スタッフさんに案内されてステージへ、まずはモノマネで対応、次に「なんか、すいません」とそれしか思い浮かばなかった。
そりゃ派手な物でもないし、四輪でもないし、すごそうなのはいっぱいある中での総合グランプリというのはなんかおこがましいと思ってました。
とはいえ、そ審査員のコメントから
・フェンダーカット
・ブレーキラインが黄色
・短いハンドル
・六角(通称で本来はハブガード)
・賞状などの小道具(小さい優勝カップも作製)

・マリオ自身を含めて初めて痛車が完成する
といった自分の意図ほとんどを汲み取って頂き、自分からは何もいうことがなかったです。
この辺りで、少しずつ賞をもらった実感と、最近仕事やプライベートでゴミみたいになりながらも諦めず作製して良かったという感覚がわいてきました。
(贅沢いうと、自分のチャリはチョップドカスタム+ドラッグスタイルやホットロッド系を取り入れた感じ、ついでにエセっぽいところもまたマリオの雰囲気も出せたのかなと後々思ったり、言ってほしかったり)
10年くらい前に某鍵インテを都産貿浜松町でみて痛車をやりたいとおもって、痛車活動を始めて6年。
外や仲間内の一部から「センスが無い」「空気を読め」と言われつつ試行錯誤してコスプレしつづて14年(でもマリオは今までやった中で一番簡単なコス)
自分の提唱とまでは行かないけど、「レイヤーさんは添えるだけ」っていうのはMOTTAINAIと試行錯誤しつづけたので感無量でした。

やっぱり、トロフィーのデカさに吹いた(そりゃ、したたる氏と同じくらいの高さだもん)
家におけずどうしたもんか、悲しいかな最近借り始めたレンタル収納行きというなんか申し訳ない気持ちである。
まず、イベントに居て鉢合わせた痛車仲間に報告、車で一緒に搬入したアメ車痛車勢に報告。
翌日は普通に仕事でしかも忙しいので結局最初に痛車関係以外で報告したのは腐れ縁でした。
両親に報告したのは土曜日(ひめたま前日)
余談でひめたま痛車祭にはもともと艦これコス合わせがあったので車も登録してて行くことは確定してましたが、ずっと積みっぱなしのチャリも持って行って前日入りで軽くサイクリングしてました。
なんだかんだ、自分で組んだチャリだから乗ってて楽しい。
そんな、一泡吹かすために考えた自転車が、自分が泡吹いてしまった第10回・痛Gふぇすたとなりました。
記念すべき回に賞がとれたことを今でも誇りに思ってます、来年は多分このチャリじゃ出さないだろうなぁ、柳の下に魚は二度は居ないし。
・・・ここからメイキング・・・
そもそもの発端は6月某日、たまたま兄弟自動車に顔をだしたら見かけたこいつである(この時はまだ製作途中)

従業員であるp.neko さんが譲り受けたチャリをそのままじゃつまらないから切って塗ったらこうなったそうだ。
(もとのチャリは本当に何の変哲もないママチャリ)
本人はそういうつもりはなかったのだが自分にはここで\ティン/と来た。
元々温めていたリアルマリオカート計画をチャリに置き換えてしまおうという計画が自分の中ではじけた。
(カートだと置く場所やメンテに配送方法とか課題をクリアできなかった、自転車ならセカンドカーとして持てるしね)
こうしていろいろ打ち合わせしつつ作業を進める。

まず、近所のリサイクルショップでベースとするチャリを購入し直送
(一応、ギア無し・フェンダーがボコボコになっていないの等吟味して7k程)

そこから場所を間借りしてひたすらバラす(ちなみにこの時点で短いハンドルをとりあえず着けてみた、短いハンドルは適当に楽天で見つけたので購入)
んでばらしたらp.nekoさんにフェンダーカットと塗装を依頼、仕上がる間に使えそうなパーツをホムセンや自転車の量販店で探して買い漁る(コーナンはだったらコーナンって程便利、多分パーツで一番単価が高いのはハンドルかな(3k))
目立った買い物は
・黄色のブレーキアウターホース(これはドンキで購入)
・フロントブレーキユニット(でもそんな高くなかった)
・26インチのホワイトリボンタイヤ(家の近くのサイクルアサヒでうってて助かった)
・全長290mmのハンドル
・ペダルとサドル(p.nekoさん情報を元に購入、助かりました)
そして塗装がこのように出来上がった連絡を受けたものの、組み始めたのは痛G前日の土曜日(全然仕事の休みをとれる気配がなかった)

塗装はこんな感じ、ソリッドのようだがほんのちょっぴりフレークを吹いてくれたとか。
その辺が職人の粋を感じる、板金屋の特権でもあったりする。
んで、組み立て続け、事前に家で作製したMマーク(プラスチック系のボードにカッティングシートで作製)に穴を明けてもらい、前カゴのジョイントにつけて完成。

結果こうなった(実はこの時点ではサドルの角度調整はしておらず、しかもチェーンの張り調整とか適当)
組み上がった時に他の従業員さんからも好評で、ためしに試運転してすれ違いのDKや幼稚園児(近くの幼稚園の運動会がおわったタイミングだった)から「マリオだ!」と認知されて、内心「これはイケる」と思った。
正直、組み立てには半日かかるかなと思ったが、ちょっとした調整を除いてほぼ2時間でしあがってしまった。
いざ振り返ってみれば、作製する上で何が先か?をうまく取り込めた今回のマリオチャリ製作でした。
この場を借りて、場所提供と塗装等を行ってくれた兄弟自動車ボデーの皆さま、p.nekoさん。
いつも丁稚↑の相手をしてくれる痛車仲間の皆さま。
評価していただいた痛G運営のみなさま。
そんな皆様のおかげで結果を残すことが出来ました。
本当にありがとうございました。
ちなみに、車側での痛G団体入場前。