それは突然やって来ました。
2021/5/6
連休明けの出勤初日、いつものように高速に乗って仕事に向かいました。
快調に走り高速出口で減速中、急に音とブレーキの掛かり具合が変わりました。
アクセルを踏んでも一切加速しなくなっていました。
踏み込んでもボーーーーという排気音が少し大きくなるだけ。
路肩に寄せるためにクラッチを切ると、そのままストンとエンジンが止りました。
「クランキングが軽い。」
異様にクランキングが軽かったんです。もう色々な思考がぐるぐる回って半ばパニックでした。
ふと理性が戻ったときに「あーっ!!マジか!!」と声を上げてしまいます。

エンジン終了のお知らせでした。
原因はタイミングベルトが切れた事が原因で、エンジン内部はもう・・・。
減速中とはいえ、回転数はかなり高かったので確実にダメージはあるだろう事は予想できましたが、気持ちは「ダメージ少ないといいなあ」と言ったところ。
予兆は、あった。
『それがタイベルだとは思わなかった。』
というのも、かかりつけの整備工場で4000rpmくらいから聞こえる異音について1~2ヶ月ほど前に相談していたからと言うのもありました。
「VVTのあたりから異音する。」
「18万キロも走ってるから、直そうとするとうん十万かかる。」
10年間かけて18万キロまで乗った愛車、手放すなんて事はしたくないので、いずれOHしに予算作って持ってきますとだけ伝えた。
自分なんかより沢山の車を見てきた整備工場で言うんだからと疑いもしなかった。
思えば、音を聞いて指さしてる場所はタイベル付近だったように記憶しています。
ボクのムーヴ。

車が直るまでの3週間。色々考えてました。
某運送屋でボロ雑巾のようになるまで働いていた時
辞めさせてくれなくて苦しみながら通勤してた時
不意に何かがぷつりと切れて、出勤中に別の場所に向かった時
仕事するような精神状態でも無いときに親と何が何でも辞めさせないマンの圧力を受けた時
何もかもが上手く行かなくなって自暴自棄になっていた時
ようやく仕事が決まりそうな手応えを感じて、久しぶりに気分良く走れた時
往復60kmの通勤をずっと支えてくれていた愛車
どん底の時に作った負債を全て清算して、レース観戦するために遠征した日々
地元福島から富士スピードウェイまで行ったのも、今の車、L160Sでした。
各部の不具合直しながら18万キロ走って、春先にはデフギアのOHもして(異音の原因では無かった)、じゃあ残るはミッションか~と思っていた矢先のエンジン故障。
周りには廃車にしろだ何だ言われまくった。
何だったら直属の上司からも顔合わせる度に「乗り換えてほしい」とも言われた。
毎日がストレスの積み重ねだった。
整備工から電話掛ってきて、「直りましたよ」の一言を聞いたとき、色々なものが爆発しました。
誰も居ない騒音の激しい現場で涙を流しながら笑い声を上げる、全然大丈夫じゃなさそうな人が出来上がりました。
結局の所、ボクはいまの車を凄く愛しているんだと思います。
同じ型、同じ色、同じ車でも、今のボクは乗り換えることは考えていません。
それは「ただの同じような車」であり、「ボク自身が愛した車」ではないから。
本当に走れなくなるその日まで、よろしくね。
Posted at 2021/06/08 20:16:05 | |
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