史上最強のスカイラインの弟か。～珍車情報(2)日産ラングレー（N12型）

珍車シリーズ第２弾は２代目の日産ラングレー（N12型）です。

後期スカイライン・ジャパンの顔つきをごっそり移植した初代ラングレー（N10型）は、その根性に敬服しました。ですが、個人的にこの２代目はどうも…地味です。顔つきも何となくR30「調」かなぁという程度ですから。

クルマ自体は大して面白みのない２代目ラングレーですが、カタログは大爆笑させてくれます。

1983年5月、N12ファミリー（パルサー・ラングレー・リベルタビラ）にターボとディーゼルが追加されました。写真はそのときのカタログからなんですが…このコピーが面白すぎです。

史上最強のスカイラインの弟か。

東スポの見出しじゃあるまいし、「か。」はねぇだろ、「か。」は！　自ら否定してどうする…

これを書いた人も悩んだんでしょうね。当時の（自称）兄貴分のR30スカイラインRSターボに与えられた名コピー、「史上最強のスカイライン。」をいただいたまでは良かったんですがね。「史上最強のスカイラインの弟」とまで書いて「いや、それは言いすぎだろ」と自責の念にでも駆られたのか。想像は尽きません（笑）　名コピー転じて珍コピーになっちゃいました。

売り込むハズの宣伝コピーなのに、これじゃあ売り込みたいのか売り込みたくないのか、さっぱり分かりません。笑える宣伝コピーは数あれど、これほど自己否定をしている宣伝コピーは無いでしょう。

２代目ラングレーは近所の人が乗っていたため、結構良く見ました。まだ走ってる姿もかろうじて見ることが出来ますしね。…ってことは売れたのか？？？？