電球式ファインビジョンメーターの構造

ついにバラしましたよ！

いや～、勉強になりましたこれは。

スリットの入ったロアハウジング、指針の輝度確保のためのイソギンチャク導光板、通常のメーターとは全然違う裏側の構造…

前期は一応白色照明なのですが、ロアハウジング内にあるファインビジョン用電球はカバーなしでした。メーターAssyをよく眺めてみると、文字の部分が青く透けるので電球にキャップではなくてメーター側の着色で対応しているようです。

で、興味深いのがイソギンチャクのような導光板。方向から察するにこれは指針の輝度を上げるためのようです。なんかやたら指針が明るいな～と思っていたら、こんなカラクリがあったとは。苦労してますな。

初代ウインダムやC34ローレル、JY33レパードなどの初期型電球式ファインビジョンメーターは指針自体あるいは指針の後端にLEDを付けて指針を光らせていましたが、そんな複雑なことはやめて、いかに電球の光を指針に集めるかという方向に変わったようです。

ファインビジョンメーターというと、警告灯→目盛→指針とディレイ点灯するのが本物だと私は思っていますが、この構造だと目盛と指針をディレイ点灯させることは物理的に不可能ですね…どうりでディレイ点灯しなくなったわけだ。この前期シルフィ用は警告灯→目盛・指針と微妙にディレイ点灯するようになっていますが、３セクションのディレイ点灯に比べればあまり演出効果はないですよね。

他の画像はフォトギャラリーに上げておきましたので、興味のある方はご覧ください。

これがサニーに…付くわけないよな。