2014年06月29日
ホンダ横型カムくらべ(12V版)
所有しているカムを走行フィーリングでざっくりと比較。
3つも比較すれば、プロフィールを見るだけでどんな特性になるか大体分かるようになります。
○パーツ構成
・POSH 強化バルブスプリング 270111
・SP武川 強化クランクシャフト(Rクランク) 01-10-0125
・キタコ ハイコンプピストン 350-1133950
・キタコ ステンタイプヘッドガスケット 960-1133950
・CP 強化オイルポンプ moilpomp
・デイトナ パワーアドバンスフルデジタルCDI (ストリート1設定) 74696
・ケイヒン PC20
・CP ハイパワーマフラー(3ピース) chp3down
・オートテンショナー仕様
圧縮比:12.0
点火時期:最大進角約32°
ポート加工(IN:φ18、EX:φ20)
○ノーマルカム(14100-GK4-000)
IO:BTDC7° IC:ABDC12° 作用角199°
EO:BBDC22° EC:ATDC2° 作用角204°
オーバーラップ:9°
バルブリフト:5mm
歴代最高出力を誇った83年式スーパーカブに標準装備のカム。
作用角は比較的少なく、リフトが若干高めの典型的なトルク型。
ダブルスプリングに対応するために、6V車と同じ幅広のスリッパーを採用している。
低回転から非常に力強く上もそれなりに伸びるが、概ね10000rpm程度で頭打ち。
燃調も取りやすく扱いやすいので、街乗りやツーリング用途には最適。
モンキーRやCRF70にも同じものが搭載。
○シフトアップ オートデコンプ付きハイカムシャフト(205088-HD)
※公式のデータに不審な点が見られるため、特性の似たHA02純正のデータになります
IO:BTDC2° IC:ABDC25° 作用角207°
EO:BBDC33° EC:TDC0° 作用角213°
オーバーラップ:2°
バルブリフト:5.6mm
ノーマルヘッドに搭載可能という触れ込みのカム、オーバーラップの少ない高圧縮型。
こちらも強化バルブスプリングに対応するため幅広なスリッパーとなっている。
高回転は12000rpm程度まで伸びるが、低回転のトルクは痩せ、若干不安定になる。
ハイカムと呼ぶには大人しい特性かもしれない。
○キタコ ハイカムシャフトSPL(300-1083100)
IO:BTDC12° IC:ABDC38° 作用角230°
EO:BBDC50° EC:ATDC9° 作用角239°
オーバーラップ:21°
バルブリフト:不明
無加工でノーマルヘッドに搭載できるもののうち、恐らくかなり過激な部類に入るハイカム。
作用角もオーバーラップも非常にワイドな高回転型。
小径ベース円に準拠して作られており、ロッカーはスリッパーの幅が狭いものを使用。
低回転のトルクは皆無、8000rpm近辺からようやくパイプインする。
50ccの場合は燃調がかなりシビアで、少しでも外すとミスファイアし、終いにはバックファイアに見舞われる。
ポート加工をしていない状態であれば多少はマシかもしれない。
IN側が閉じるタイミングがかなり遅いため、低中回転では盛大にガソリンを吹き返す。吸気音も爆音。
とりあえずはこんな具合で。
ちなみに、キタコのハイカムを試した時点で排気バルブのタペット部に一部剥離が生じている事が判明。
また、タペットアジャストボルトも2mm近くゴッソリ削れており、事実上の故障となりました。
バルブそのものの寿命だったのか、他に原因があったのかは不明。
故障発覚までの間、排気側だけがローカムの状態で走っていた事になるのですが、これがまた面白かった。
上が全く吹けなくなる代わりに、無いも同然だった低速トルクが増強されるといった具合。
ここで改めてノーマルカムの優秀さに気づいた、というワケですw
ポート加工してあると糞詰り感もなく一気に吹け上がるので、ノーマルとはまた違った特性が出てきます。
現在は完調になりつつあるので、また新しいカムを入手したらインプレしてみたいと思います。
【2019/4/28 追記】
仕様が変わりましたので再レビュー。
○パーツ構成
・キタコ New STDヘッド&メッキシリンダー(88cc)
・C70純正クランク
・ミニモト パワーオイルポンプ
・CD90純正CDI+DirtMAX軽量アウター
・ヨシムラ TM-MJN22
・スパトラ4インチ
・オートテンショナー仕様
○12Vカブノーマルカム
低回転重視にすべく試験的に導入…してみるも結果は散々。
全体としてトルクが薄く、上まで回るもののだらしないパワーの出方。
燃料も上手く吸わないようで明らかにリフト不足。
ただし、燃焼は安定しておりトルクはフラットなので乗り疲れはない。
○モンキーRノーマルカム(14100-GK4-000)
ピークパワーは思うほど低回転寄りにはならない。
5000rpm近辺が力強く、上もしっかりトルクがついてくる。
しかし、ヘッドの仕様のためか幅広ロッカーを使用すると10000rpm手前でサージングを起こしそれ以上吹けない。
少なくとも6Vヘッド用強化スプリングは必須か。
リフトは適正だと思われる。
○キタコ SPLハイカムシャフト
キタコ推奨のハイカム。
低回転からトルクのあるボアアップキットとの相性は抜群。
全体としてトルクは太いが、ピークは完全に高回転寄り。
12000rpm程度まで綺麗に吹けてくれる。
【2022/3/14 追記】
新仕様の車両ができましたので追加レビューです。
○パーツ構成
・クリッピングポイント ハイパワー105cc
・C90純正クランク
・ミニモト パワーオイルポンプ
・C.F.POSH デジタルライトウエイトローターキット
・ヨシムラ YD-MJN28
・クリッピングポイント ハイパワースポーツマフラータイプSS
・マニュアルテンショナー仕様
○12Vカブノーマルカム
以前の88cc仕様と大差なし、すぐ頭打ちになってしまい非常にタルい。
燃焼が遅すぎてEXバルブが焼け落ちてしまいそうだったのですぐさまテスト中断。
○モンキーRノーマルカム(14100-GK4-000)
素性が違うだけあって流石に相性は悪くない模様、低回転からパワフル。
ダブルスプリング故、サージングも起こさずにどこまでも回っていく。
デコンプがないためハイコンプだと始動に手こずる。
○クリッピングポイント ST-2Dカムシャフト
ヘッドの出元と同じクリッピングポイントのカムシャフト、オートデコンプ付き。
特性としてはモンキーRカムに非常に似ているが、少しだけ高回転にパワーが足されたような感覚がある。
山の形状的にもモンキーRカムよりは高開度が長続きするようになっており、高回転重視である事が伺える。
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Posted at
2014/06/29 04:56:51
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