
先週の金曜日の朝7時の出来事でした。
父からメールが・・・。
「母さんが夕べから下血が止まりません。今から救急車で病院に行きます。」と・・・。
私は即座に「とても心配してます。落ち着いたらでいいから電話下さい。」と返信しました。
とにかく、故郷の徳島で起こっていることを気にしつつも、仕事に向かわねばならない辛さ。
岡山に転勤してきて、責任あるポジションをいただいて、何人かの部下を預かる立場にある手前、仕事を放り出してすぐに故郷の親元に駆けつけてあげられない辛さ。
ほんとはすぐにでも駆けつけてあげたいんだけど、そうすれば、職場は大混乱になるのは間違いありません。
今年で77歳になる母ですが、今まで大病はなく、出産以外での入院などまったくありませんでした。
それが故、下血という出来事は、かなりのショックであったようです。
連れ添っている父もかなり動揺しておりました。
私自身も、そばにいてあげられない自分の立場を恨みました。
仕事中も、時折、別室に行き、こっそりと涙しました。
昼に父から電話があり「午後から検査をする。その結果しだいだが、しばらくは入院することになるだろう。」との内容でした。
私は、「検査の結果が出たらた電話して。」と言っておきました。
夕方にも父から電話があり、「大腸に大きな腫れ物ができているらしい。内視鏡検査でその映像を見せられたが、母さんがかわいそうで・・・。」との内容。
とにかく、父を元気付け、「土曜日も仕事がある、緊急ならなんとか都合を付けて、すぐにでも帰れるが、病状が落ち着いているなら、帰るのは日曜の朝になるから、それまで母さんを頼む。」と言っておきました。
土曜日も、メールで数回やりとりをし、父を励ましました。
明日はやっと母の元へ帰れる、そんな土曜の夜に、また出来事が・・・。
夕食を食べていると、娘の顔が火照っているのが気になり・・・。
なんと娘が、高熱を出したのです。
娘の小学校では、新型インフルが大流行し始めており、感染が疑われました。
即、父に電話したら、「帰ってくるな!○○○(娘の名)はもちろん、家族全員だ!」との返事。
当然でしょうね。
私が父でも、そう言ってます。
もし帰郷して、母はもちろん、父にも感染してしまったら、大変です。
なんとも、運命のいたずらは厳しいですね。
娘は、日曜に病院に連れて行きましたが、インフル判定は、マイナス。
しかし、医者は「判定は、すぐにはでないこともあるし、時期的に見ても
たぶん、新型インフルでしょう。リレンザを出しておきますね。」といういい加減なものでした。
その後、日曜と月曜は、娘も熱が下がらず、火曜日になって、ようやく熱は下がりましたが、学校は熱が下がってから2日間は登校停止でしたので、今日から学校へ行き始めております。
ほかの家族への感染もなさそうで、今度の土曜日には、やっと帰郷できそうです。
ほんとに、長い長い1週間でした。
元々、病気や怪我をすると、弱気になる母。
今回も、「もう私の寿命は尽きた。」とことあるごとに言ってるそうです。
しかし、病状は、なんとか回復方向にあり、最初の3日間は絶食だったそうですが、今は、5分粥まで食べられるようになったそうです。
今までは、「岡山と徳島なんて、高速で2時間だから近い」と思ってきましたが、今回ばかりは、海を隔てた故郷までの距離が、ほんと遠くに感じられましたね。
岡山への転勤辞令を受けて、一番心配だったのは、故郷に残してくる高齢の両親のこと。
母は、前述のように77歳。
父は、もう84歳になります。
父のほうも、毎日の看病で、持病の心臓発作がいつおきても不思議ではない様子。
仕事がら、両親の万が一のときにも、すぐには駆けつけてあげられない可能性が高いと覚悟はしておりましたが、今回の出来事は、ほんとうに辛い。
私の世代の方なら、つくづく思うことでしょうが、任されている仕事と家族、優先すべきことの判断が難しいですよね。
「親孝行したいときには親はなし」
そんなことわざ?が実現しないように願うばかりです。
追伸
まじめな文章のブログが2つ続いて、申し訳ないです。
また、笑えるような内容を早く書きたいですね(苦笑
Posted at 2015/10/19 21:42:37 | |
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