今のレタッチの大まかな流れです。
カメラは、ソニーのNEX-5、レンズはSEL18200 OSS。
プログラムモード、中央重点測光、オートISO、オートHDR、オートホワイトバランス。
画像サイズは3.5M、3:2、画質FINE、RAWは無し。
特殊な環境でない限り、ほとんどオートで撮影です。
ここ数年のカメラは凄いですね。撮影者は構図と少々の設定にだけ専念すればいい。露出のあれこれは基本的に考えずにカメラに任すことができるのは助かります。
構図以外に考えることと言えば、露出補正と測光ポイント、フォーカスポイントくらいですね。
さて、撮影します。
HDRは、通常の正常露出とハイキー(白く光る側)とローキー(暗部)が破綻しないようにそれぞれを適正露出した画像と合成する技術。
一面露出が合うので、必然的にメリハリが無くなります。そのため、そのままでは非常に眠い印象しかない写真となります。
しかし、レタッチの素材として優れますね。レタッチでコントラストや輝度を調整できますから、意図したイメージに近づけることができます。
■1.これが撮った画像(サイズのみレタッチ)
通常なら空に露出を合わせると車は逆光で影っぽくなります。逆に車に露出を合わせると、今度は空が真っ白に。HDR撮影ですから、露出はいずれもまんべんなく合っていますね。
■2.レタッチ
※基本的にレタッチはPCを使いません(以前は使用していましたが、現在はナンバー処理程度)
まずはよりHDRっぽくして、細部のコントラストを立ち上げます。少し彩度を上げます。
空のディティールがくっきりしましたね。
次に明暗差の微調整と、コントラストなど光の要素の調整。
極端な色味やコントラストでドラマチックな印象を付加します。ここのさじ加減は永遠のテーマ(笑)
■3.シグネチャを入れる、他。
別のアプリで、「自分が撮ったというシグネチャ=署名」を入れます。
この時、ビネット=四隅を暗くするトンネル効果を入れます(画像によっては入れない)
出力時に、サイズを小さくして完成。
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意図的に色素を抜く、ブリーチングをしてホワイトバランスをいじって違う印象に仕上げることも楽しいです。
いやぁ・・
本格的なレタッチが、小さなiPadでできてしまうのは驚きです。
品質はPhotoshopとは雲泥の差ですが、Webベースの画像なら必要にして十分。
しかも使用するアプリの価格は、450円と85円(笑)
iPadの3Gモデルですから、出先でレタッチ→アップロードもできてしまいます。
NEX-5にはEye-FiProを入れてありますので、出先ではダイレクトモードで撮影→iPadに転送、撮影後にiPadでレタッチ→アップロード、とストレスフリーに作業できるのも嬉しい。
■使用App
・基本レタッチ Snapseed
・シグネチャ、リサイズ CameraKit(iPhone専用アプリなのでiPadでは小さい表示になります)
Posted at 2012/06/27 14:44:07 | |
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