目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
私の70のエアコンは2010年頃にエバポレーター等を新品に交換しており、その際に冷媒も規定量充填したのですが、最近エンジン回転数がアイドリング付近でエアコンの効きが悪いように感じます。
久々にサイトグラスを見ると気泡が流れているのが確認でき、冷媒が不足しているようですので補充することにします(写真上)。
冷媒の補充はA/Cコンプレッサ付近にある低圧・高圧の各ポートにマニホールドゲージを接続して行います(写真下の赤丸が高圧ポート、青丸が低圧ポートです)。
2
写真上のマニホールドゲージはモノタロウの安物ですが、CFC12とHFC134a両方に使用できるので大変重宝しています。
冷媒(HFC134a)は200gを一缶用意しました(マークVのCFC12に比較し、とても安価なので助かります)。
3
マニホールドゲージの各バルブが閉まっていることを確認して、高圧・低圧各ポートに赤・青各ホースを接続。
次に各ホース内のエアを追い出すため、黄色ホース末端の冷媒缶との接続部を緩めた状態で、高圧・低圧の各バルブを1秒ほど開放しガスを放出します(エアパージ)。
4
エンジンを始動しエアコンをON、風量最大に設定し、アイドルアジャストノブでエンジン回転を2,000rpmにセットします。
5
このとき、マニホールドゲージの読みは、
高圧1,100kPa=1.1Mpa
低圧100kpa=0.1Mpa
でした(写真上)。
今回の作業時の気温は約25℃でしたので、HFC134aの場合の適正圧力は、
高圧=1.3~1.7Mpa
低圧=0.11~0.22Mpa
となり、低圧・高圧共に低い値となっています。
6
ガス缶に穴を明け、低圧側のバルブを開放し冷媒を充填していきます(このとき、間違っても絶対に高圧側のバルブを開けないように)。
一缶充填したところ、ゲージの読みは、
高圧=1.6Mpa
低圧=0.1Mpa
となり、低圧が若干低いものの高圧は適正範囲に入りました。
7
サイトグラスからも気泡は全く見えなくなっており、吹き出し口温度の方は、1.7℃とかなり冷えるようになりました。
8
ついでに1年間放置していた内気循環の吸い込み口に設置しているフィルター(目の粗いスポンジ)を清掃して終了。
この年代の車両のHFC134aは、年間平均15g程度の漏れが発生しているという調査結果もあり、今後も10年に1回程度は冷媒を補充した方が良さそうです(マークVに使用されているCFC12では平均50g/年程度も漏れるという調査結果もあります)。
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