
あるコミュニティで紹介されて、DVD『河は眠らない』を購入しました。いまは亡き作家の開高健氏がアラスカでキングサーモンを釣りながら、人生観と哲学を語る1時間ほどの映像エッセイです。
「無駄に見えてもそうではないことはたくさんある」
「何が無駄であるか、ないかはわからない」
……
「(人は)何かを手に入れると何かを失う」
「手に入れたものと失ったものとのバランスシートは誰にもわからない」
ディスプレイを通して向き合った開高氏は、淡々として堂々……かつて氏の著作を貪るように読みあさった昔の思い出までをも鮮明に蘇らせてくれました。
「あなたにとって、ナースローグ(nurse log)は何ですか?」
風倒木と訳される「nurse log」は、一見不必要に見えながらその体系にとって大切な働きをしているものの例えとして使われるキーワードですが、さて、ワタシにとってナースローグは何なのか?
久々に大きな宿題を手渡された気分です。
Posted at 2007/04/05 00:26:15 | |
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