2005年05月17日
椎間板ヘルニアも遺伝する?
バイオ関係の専門新聞にそういう記事が出ていました。腰痛を持ちながらだましだまし過ごしている私も見過ごすわけには行きません。
「体内のある成分のアミノ酸が通常のものとひとつ違うだけで、椎間板ヘルニアになるリスクが高くなる」らしい。
つまりはこういうこと。
軟骨、それも椎間板に特異的に存在するたんぱく質にAというものが有ります。この”たんぱく質A”は数百個のアミノ酸が繋がってできているんですが、そのなかのアミノ酸がたった一つだけ別のアミノ酸に置き換わった”たんぱく質a”になっている人がいるらしいのです。
”たんぱく質a”には、別のたんぱく質のBがくっつきやすくなり、”たんぱく質B”がくっつくとコラーゲンなど軟骨形成に必要な成分の合成をしにくくしてしまうのだとか。
実際”たんぱく質A”と”たんぱく質a”を持っている人で椎間板ヘルニアの罹患率を調べてみた所、その割合は”1.6倍”違うらしいのですね。
その”1.6倍”がどれほど優位な差なのか判かりませんし、その”変化”でどの程度軟骨の物性に差が出るのかは判りません。が、生まれてから何十年も物理的に厳しい環境におかれている背骨と椎間板。ちょっとした違いで大きな差を生み出してもおかしくないのかも知れません。
「”たんぱく質A”のアミノ酸置換が遺伝的なものなのか」という所まではわかりませんが、その周辺を探れば今後の治療や予防に有力なポイントになるかもしれませんね。
もちろん腰痛はそれだけが原因ではありません。背筋や腹筋といった体幹の筋肉は絶えず鍛えてなきゃいけませんね。
私も小さい頃から何かしら運動をやってきました。当時はどこか支障が有っても筋肉や体力でカバーできたりごまかせたのでしょうが、それらが落ちてくるとちょっとした問題はじかに表に出てくるようになって来ました。
日頃の心がけと節制が、私のこの先のスポーツ人生を変えるような気がしてきました。
「野球をしたい!テニスをしたい!でも腰が・・・」はもう嫌ですから・・・。
ブログ一覧 |
まじっすか? 千状万態・・ | 日記
Posted at
2005/05/17 14:52:59
今、あなたにおすすめ