富士重工業、自動車部門をトヨタへ譲渡。

　富士重工業（7270 森　郁夫社長）とトヨタ自動車（7203 渡辺　捷昭社長）は、
31日会談をもち、富士重工業の自動車部門を分離し、トヨタ自動車と統合する
方向で大筋の合意に至った。
なお、スバルブランドは、トヨタ自動車の１ブランドとして残す方向。
　富士重工業とトヨタ自動車は、以前から資本提携関係にあるが、提携による
効果が思うように現れてこないため、今回の決断に踏み切った。
　富士重工業は、不採算部門である自動車部門を切り離すことにより、稼ぎ頭である
航空・宇宙分野に特化し、経営資源の効率化を図るのが狙い。
　一方トヨタ自動車は、富士重工業の四輪駆動技術を取り込むことにより、SUV・RV
車の性能向上を図る。
　また、1999年シーズンいっぱいで撤退した世界ラリー選手権に、富士重工業と組み
エントリーしているプロドライブから、トヨタブランドで再度挑戦し、ヨーロッパにおける
Cセグメント販売増を狙う。
　富士重工業からの自動車部門分離は、平成19年10月を目処に行い、トヨタ自動車
への統合は平成20年4月を目標としている。







今日は、４月１日です。
念のため…。