utk@MB420XC(東北単身赴任中)のブログ一覧

最近本屋に並んでいて、中身がよければ買おうかなと思って立ち読みした本「帝都東京・地下の謎86：秋庭　俊著」。

思いっきりいい加減な文章を発見してしまった。

大江戸線　国立競技場駅～青山1丁目駅に関する記載で「青山1丁目駅の手前で鉄製のセグメント（ダクタイルセグメントと言いますが）が使われているのは、北青山1丁目アパートの下を通っているからだ。鉄製のセグメントは非常に高価だから、普通は使わない。」と有ります。

これは中堅ゼネコンの方から得た情報らしいですが、大江戸線には急曲線区間が非常に多く、シールド施工時に偏心によりセグメントに非常にストレスがかかるため、かなりの区間で使用されています。

私は、この区間を担当したスーパーゼネコンの社員なので、知っております。

この作者は、執筆前にそう言う事を調べないんですかね。

大体にして、シールドトンネルは、極力建物下を通さずに道路下を通ります。
なぜなら、民地を通ると何時か大きな建物が建つことになった際に、支持杭が打てませんからね。

全く持って、いい加減だ。
買う前に、内容確認してよかった。