
おはようございます。☆
復帰第一作?が、こんなブログでイイのか!
今朝、目覚めてすぐ頭に浮かんだ物語です…
なにか不思議な力に導かれるように
記憶が甦ってきました。。。☆
どーでもええ話しなんですが、すべて実話です。
【登場人物】
・ 少年(サダオ)
・ 親父(タダオ)
・ 伯父さん(テルオ)
・ その愛人(ケイコさん)
・ テルオの本妻(なまえ知らん)
・ 兄貴(野口五郎) ※友情出演
【あらすじ】
この前、ザックンと”土葬”の話してた…
それが残ってて多分アタマの中で繋がった。。。
『なぜ?』と聴かれても、そんな事はわからない。
師匠の記憶が鮮明にある内に残しておこう♪
昔々… ある所に小学生低学年のサダオがいました。
サダオは、父であるタダオから幼少の頃より…
「 お前にはなぁ… おじさんが居るんやで。
俺の実の兄貴やぁ。事情があって、今は埼玉って所におる! 」
そんな話しを時折り聴かされていました…
タダオは、7人兄弟の末っ子。
いままでお年玉をくれたり、墓参りなんかで遭遇する親戚は、すべて女性のおばさんばかり…
そんな兄弟の中に長男として生まれたテルオが存在する。と、いう話しです。
テルオは、貧乏だったウチの家計を助ける為に、
若い時に、埼玉の旧家へ嫁いで行ったそうです。。。
それで、付いた通り名は、”さいたまのオッチャン”
少年と野口五郎は、そう呼んでました…
けど、実際に会った事はありませんでした。
ところが、少年の眼の前に突然、さいたまのオッチャンが現れました。☆
何十年かぶりに、大阪へ帰って来たそうです。
ウチの家に挨拶に来たテルオは、独りではなく何故か若い女性を連れていました…
その女性が、ケイコさんです。
年の頃は、20代後半だったでしょうか…
まだ純真無垢で、男女の関係なんか理解出来なかった少年は
なんのこっちゃ分かれへんまま、テルオとケイコさんに可愛がられ、
事あるごとに、お菓子を買って貰ったりプラモデルをプレゼントされたり。。。♥
そんなテルオとケイコさんは、少年が通う小学校の近くに
アパートを借り、ふたりで住み始めました。。。
テルオは、その時で40代半ばくらいだったと記憶しています。
しばらくして、ケイコさんは妊娠・出産いたしました。☆
まだ完全なるチェリーボーイの少年には、それを理解できません。orz
けど、その家族の事はとても幸せそうに映っていました…
それから数か月だったか、数年だったか… 記憶は定かではありませんが、
ウチの家にひとりのおばさんが登場しました。。。
鬼瓦みたいな顔をしています。
少年の眼にもあきらかに年配の女性である事は理解できました。☆
それが、埼玉の本妻です。ww
その鬼瓦が訪ねてきた後、しばらくしてテルオの姿が消えました。。。(?_?)
あとから両親に聞かされた話しですが、どうも連れ戻されたみたい。www
おとな同士の話が、どんな風に進んだのか? 少年には理解する術はありませんでした。
その後、ひとり大阪に残されたケイコさんは、乳飲み子を抱え
しばらくそのアパートで暮らしていました…
もう、すっかり”さいたまのオッチャン”に戻ってしまったテルオの事を
誰もクチにする事は無く、我が家の記憶から徐々に消えていきました。。。
テルオが大阪で買った「スバルR2」が、何故か残され
免許を取ったばかりの兄貴(野口五郎)が乗ってました。
当時の軽ですから、ハンドルロックも掛からず、もちろんイモビなんかもありません。
”コノ字”に曲げたクギで、一発でエンジンが掛かりました♪
加藤ヒロシに変貌していた少年は、よく無免許でそのクルマを持ち出し
怒られてました。(笑)
時は過ぎ…
ビーバップな加藤ヒロシも立派な社会人になっていました…
25歳で、娘も二人。。。
横浜の瀬谷区のアパートで、仲睦まじい家庭を持っていた時の事です。
当時のタダオは、仕事上サダオとも関連のある立場だったので
横浜へ出張で来ていました。。。
その時、嫁が実家に帰って居なかったのを覚えています。
タダオは、サダオに言いました…
「 なぁ… 埼玉までドライブに連れて行ってくれへんか? 」
理由は聞かず、サダオとタダオは走り出しました。。。
車中で、サダオは尋ねました…
「 埼玉のどこへ向かえばイイ? 」
すると、タダオはこう答えました…
『 鶴ヶ島っちゅとこや。
あんなぁ… 埼玉のオッチャン覚えてるか? 俺の兄貴やぁ。
あの人が死んだらしい。。。 』
ナビなんか無い30年も昔の話です。
タダオが助手席で地図を眺めながら、道案内してくれました。。。
到着した家は、むかしの旧家の大地主の屋敷らしく
とても大きな古めかしい家でした。
そこで、我々に対応してくれたのが、あの鬼瓦のおばさんでした。☆( ̄▽ ̄;)
タダオと鬼瓦とが、しばらく談笑した後、テルオが眠る墓地に案内されました。
テルオは、享年60歳くらいだったと記憶しています。
朝、釣りに出掛けた川のほとりで倒れていたそうです。
タダオは、誰に言うわけでもなく呟きました。。。
「 俺にみんな預けて家を出て行きやがって、
最後まで気楽な死に方をしやがった。。。w 」
その案内されたお墓が、土を盛り上げた土葬やった… っちゅう話しですわぁ♪
そんな少年も加藤ヒロシから師匠にまで成長致しました。
いまならテルオとケイコさんの関係も十分理解できたのに。。。♥
やっぱ、鬼瓦より若い女を選んだ意味も分かる。。。(爆)
Posted at 2015/08/04 06:15:29 | |
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